閉塞マンの投稿作品一覧
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屍山
A
屍体だ 空から 一万 十万 億千万
雲間の 光と 一緒に 空から 降り注ぐ
過去に 無念を 抱いた 偉人が 降り注ぐ
やがて 下に積まれて山成す屍体
S
屍山になりて 静かなることには
屍山になりて 大山鳴動し
屍山になりて 鼠が喰い荒らす...屍山
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或る文豪の葬列
(一)
A
酷く眩暈がする 私は一体
何処へ来たのだろう
B1
暗いよ 狭いよ イキグルシイヨ
助けて 助けて 無間地獄だよ
A
しかし抑々から 私はずっと...或る文豪の葬列
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眼帯コレクション
潰した目玉の数だけ 眼帯コレクション
色んな種類あるらしい 眼帯コレクション
眼帯のその下は 誰にも見られはしないから
穴が空いていても 気にする必要はないのさ
みんなで 集めよう
眼帯コレクション
略して 眼コレ
なにより そう 数で勝負さ
潰した目玉の数だけ 眼帯コレクション...眼帯コレクション
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僕の真剣な歌などは
どうやらだれも聞いてない
仕方がないから僕は
バナナの皮で転んでやるぜ
僕のことを見てくれるなら
なんでもやってあげるぜ
魂は非売品だが
君たちを笑わせるくらいはできるのさ
その日僕はコメディアンになった
難しいことは言わないぜ...その日僕はコメディアンになった
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埋葬虫パンク[シデムシパンク]
僕は埋葬虫(しでむし)
ウネウネその脚くねらせて
死体を食らって生きている
僕は埋葬虫
カサカサその翅はためかせ
幼虫食らって生きている
悪人も 善人も 森に埋めれば同じこと
平等に僕らのエサさ
僕らは気高き森の死神...埋葬虫パンク[シデムシパンク]
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象牙タワーマンション
1階 孤独な 芸術家
2階 奇矯な 学者様
3階 プログレ ミュージシャン
4階 吟遊 大詩人
みんな 違って みんなダメ
敗れ 逃げては 閉じこもり
自分の世界で 生きるのを
いみじく選んだ 彼らを 君は
負けて いまでも 尾を引いて...象牙タワーマンション
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A
人生をレールに例えるなら
僕は古い映画の真似して
レールの上を自転車を押して
一人でとぼとぼ歩くのです
A
人生をレールに例えるなら
線路を独りで歩く僕を
レールを軋ませながら轢き殺す
いつか奴らを乗せた電車が...超特急!人身事故号
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A
苔むす 土の下から現れる
蛆わく 体踊らせ現れる
死者の魂
死者の魂
A
黄泉から どこへも行けず現れる
剥がれた 皮膚を求めて現れる
死者のほほえみ
死者の這う跡...ネオ盆踊り
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ピコピコしてたいお年頃
君がたおやかにのばした手を
取るか取らないか
世界と君とを比べてみて
どちらを選ぶのか
そういうことを考えるのって
結構面倒くさいし
難解事件取り扱うのは
探偵の仕事らしいし
僕は 今は なんとなくでいい...ピコピコしてたいお年頃
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地下帝国の入口
アリがせっせと 掘っている
巣にも似ている その国は
枝分かれした 道だらけ
奥の奥には 何が待つ
地下帝国
地下帝国
地下帝国
モグラとアリは 知っている
忘れ去られし その国の...地下帝国の入口
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S
廃屋 陋屋 納屋 テキ屋
神輿を担いで チャルメラだ
逍遥 紅葉 鞘 刀
屋台を投げたら チャンバラだ
ヤァレン 喧嘩だ人生祭 人生は祭
間奏
A
着物と浴衣と甚平と
時代錯誤も 気にせずに...人生祭
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1
A
僕らはみんな ゴムチューブで
吸い込まれてこの世界に来た
A
僕らはみんな 生臭くて
暗い場所から転がり落ちた
B
ゴムチューブに 吸い込まれる前
記憶も不確かな場所で...さようならしたい現実
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それいけ!キラーマシーン部のテーマ
1.
A
(レッツゴー!)
学校着いたらオハヨーって
声を揃えて挨拶しよう
飛んだり跳ねたり今日の日って
楽しいものだから
それいけ! キラーマシーン部!
B...それいけ!キラーマシーン部のテーマ
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文学的殺人の夢を見る(Literary Murder)
A
人が死んだなら文学 手が込んでたならミステリー小説
(文学の名の元に 酒と暴力とベッドシーン)
A
人が死ぬだけで文学 僕も芥川賞だとか狙えるね
(文学の名の元で 人を延々殺してけ)
B
「飽きたよ」
S...文学的殺人の夢を見る
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メタルバンドのCDジャケットは何故ダサいのか?
A
痩せた両腕振って
狂うように掻き鳴らせ
代わりなんかはいない
そうだ彼らの名前は
睨め 狂え 鳴らせ そう
彼らこそメタルバンド!
A
ギターはかっこいいし...メタルバンドのCDジャケットは何故ダサいのか?
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生存戦略だ!
さあ この世にへつらえ個性を消してけお前も
さあ 生き残るために自分を殺して空気になれ
そうだ
生存戦略でしょ あなたのお望み通りに
生存戦略でしょ お前は何様なんだ
メシを食わせろ! エサを食わせろ!
ありきたりなバズワードを
並べてそろえて 満足気
メシを食わせろ! エサを食わせろ...どうせこういうのが好きなんだろ?
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僕の脳内に流れてる歌を
表現する媒体がない
ない ないない ない ないない
ジャンルにとらわれた世界=人々
犬の世界観で生きている人
恋とかしなくちゃなんないし
お金はないといけないし
自分ってものがなくちゃならないと
思い込んでる
愛とかなければ生きてけない...俯瞰風景
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クラフトワーク K.R.A.F.T.W.E.R.K.
ビリビリっと 君が感電
僕も感電 君に感電
ビリビリっと 心伝える
僕と君とが ビリリ感電
発電所で自転車漕いだ
反原発のたまものだ
発電所で1日に2人
自転車で発電していくよ
発電所で君と出会った...クラフトワーク(K.R.A.F.T.W.E.R.K.)
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誰も歌詞など聞いちゃいないし
正論なんかは聞いてはいない
考えるのは めんどくさいし
音楽にそんなの求めてない
学校の行き帰りで
聞くためのただの 暇つぶしでしょ
フロクシノーシナイヒリピリフィケイション
無意味な言葉を並び立てて
フロクシノーシナイヒリピリフィケイション
それでいいじゃん お似合い...思考停止性フロクシノーシナイヒリピリフィケイション
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少女加速度9.8
A
だから
跳んだ あの子は跳んだ
憎んだ この世憎んだ
B
失恋だとか ありがちなワケ
だってあの子ペシミスト
どうして? 恋しちゃったからね
嫉妬したとか 通俗なワケ...少女加速度9.8
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今だけは教えてあげる
(1)
A
ねぇ君
君に教えてあげよう
この世界はね あんまり
優しくできてはいない
A
ねぇ君
君に教えてあげよう...今だけは教えてあげる
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おやすみ
紫と 藍色
星の光 差すとき
やわらかく 夜へと
夜は
包み込むよ だれもを
疲れて 眠っている 人も
包み込むよ だれもが
疲れて 眠っている ときは
おやすみ...おやすみ
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今日 僕は
朝のバスで
病んだ女の人をみた
その病んだ女の人は
狂ったように 頭を掻き毟り
生まれた不幸を嘆くようだった
そして 僕は
その女の人を
醜いと心で蔑み
その病んだ女の人は...この世の誰よりも
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S
つまらない人を ギロチンボックス
つめこんでしまえ ギロチンボックス
そしたら明日は ギロチンボックス
楽しい一日 ギロチンボックス
首を落とせ!
A1
つまらない人をつめこんで
首切り犬死に人は死ぬ
賽の河原で石積んで...楽しいギロチンボックス
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A
バーチャルリアリティーのいきすぎで
ただのイラストを人格化
えらそな顔した論者様
すばらしいとかいうけれど
B
もはやただの
政治の奴隷
人の代わりに
人を支配する...初音ミクの政治的使用方法
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狂える獅子舞が世界を救う
獅子舞 獅子舞
獅子舞 獅子舞
踊ってる場合じゃない
世界の危機がきたぜ
頭いいやつは逃げた
世界を救えるのは
狂える獅子舞だけだったのさ
獅子舞 恋に破れ
獅子舞 狂っていたが...狂える獅子舞が世界を救う
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胎動
受難の朝が来た
福音の風を受け
告知を受けたのなら
胎児の足を
胎児の腕を
胎児の脳を
胎動…
受胎の夜を超え
怒りの鼓動により...胎動
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A
もはや その姿すでに宗教か?
B
真夏で太陽ギラギラ
照り付けるそんな日なんか
外に出たらのたれ死ぬし
冷たい部屋の中 じっとしているがよいよ
B
もはやその風の魔法は
僕らを虜にしちゃって...新興宗教クーラー教(曲募集)
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マックス骨だらけ
A
世界の あらゆる 座標で
人が死んで いるのなら
僕らが 生きてく そのとき
死者を踏み 生きてゆくのだ
S
マックスマックス骨だらけ
どこもかしこもが骨だらけ
マックスマックス骨だらけ...マックス骨だらけ
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l1
草原を 別つ崖の 奥底の 暗闇 声が
私に向けて 叫ぶ声
美しい 呪詛の声
A
走る馬の 爪が鳴る 草の 影を踏んで
私を 呼ぶ声 その根源へと
何処に 何処に いざなうの
私だけ 聴いている
闇から 私を呼ぶ 禍々しい声を...太古の闇を呼ぶ呪文
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A
ある夜突然 眠る僕の夢に
鬼が
僕のすべてを あざ笑うその鬼
夢に
幻想
想像
B
「この世は 所詮 一時の夢であり」
「お前も いつかは水泡に帰す」...鬼との同棲生活
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前髪パッツンの世界
A
水玉模様の ショーツを履いて
前髪揃えて ヒールを鳴らす
こんにちは 私醜いの
B
もしも私が 口裂け女だったら
マスクなんかつけて
ワタシキレイ? と
恥ずかしげもなく 聞けるのだけど...前髪パッツンの世界
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A1
鏡の中での自分を
見るたび原因不明の
自己嫌悪が僕を襲う
A2
暑い夏にはドロドロと
寒い冬には厳しさで
僕を嘲笑って消えていくんだ
A1
僕を乗せてる方舟が...さよなら僕こんにちは嫌悪
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傷口から生まれる天使
どす黒く 赤い血が 流れ出すたびに
傷口の 天使たち 生まれ飛んでゆくのを
海の深く沈んだ街で 僕は見ていた それでも
僕の見えないどこかへ向けて 飛んでゆく傷の天使
傷ついた 僕たちを 癒すはずなく
傷口を 広げては あざ笑い飛びゆく
どこかにいてあざ笑う 彼が微睡み 使わせ...傷口から生まれる天使
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イントロ
スラッシュプリンセス
脱ぎ捨てよう
A1
誰かの心が 解釈する 私のこと
私そのものと 思わないで 私のこと
女の子 みんな
お姫様 みんな
そんなわけないし 夢見る少女じゃ いられないよ
A2...Thrash Princess