綾取りの投稿作品一覧
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16+13+16+13
孤独を楽しみ 多勢を羨む
虐げられた不動の地位
虚弱な心底 痛みは慣れた
妨げられる踏み出す足
34+27+22
自らの境遇を反抗心でソテーして 不可抗力に批評され
歪みのかかった認識に補正レンズもかけてみたけど
どうやら歪んでいるのは世界の方らしくて
18+2...ドクショウ
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16+11+7
雨の日も晴れの日も曇りの日も
傘を差して歩くだけ
ただ黙々と
15+15+15+15
その傘は現実を遠ざけて
中の人に夢を見せるようだ
その傘が見せている妄想は
中の人をいつか殺すようだ
11+13+14+14...幸せ傘
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14+13+13+13
客冬(かくとう)の夢 散りゆく桜
早くも夏の薫りがする
彩るは緑(あお) 色褪(いろあ)す心
遠くに君の音を聞く
11+10+11+12
雁字搦めの体を
少しずつ解(と)いてゆく
紫色(ししょく)に染めた言葉に
次々と棘を植え 刺す...アヤメアヤメ
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21+21+21+21
内心で着飾って 外見は無愛想で
冷たい目ではにかむような ぎこちない笑顔
簡単に言わないで どうしても出来ないから
気持ちだけが先回りして 不自然な挙動
21+17+4
愛を授けようとすれば哀(あい)を撒き散らして
後悔の念が私を虐(しいた)げる
殺して
10+...コンフリクト
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26+23
理想の自分を描いて 現実の自分を遠ざけた
少し頑張ればすぐにそこに行けると思ってた
16+14+16+14
怠惰な日常 感じるマンネリ
どうだか 心では「このままで」
見えない向上 募るはイライラ
当然 そんなこと分からない?
12+14+12+16
努力シートに色はない...平凡的アポリア
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8+11+15+10+8+11+15+10
白紙のノートに
ひとつ長い線を引く
それは想いのベクトルになって
いつか誰かに届く
「願いはないさ」と
消える後ろ姿へと
続く確かなベクトルをぬって
夢の終わりは彼方
11+14+11+14...届け、ベクトル。
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12+15+12+15
ナンセンサー ナンセンサー
言葉を介さぬ 情報が 嗚呼
ナンセンサー ナンセンサー
空耳だらけの 雨の中 嗚呼
11+11+7+11+11+7
おどけて 笑って みせて
徒色(あだいろ) とりとめ もなく
無意味な記号
流れて 願って 宵は...ナンセンサー
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A
波間に零れ消えて
緩やかに泳いでは
言葉のない世界に
ひとり穏やかにいる
存在
A
流れの淡い光
ゆらゆらりあたためる
汚れに沿う世界は...fish
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19+20
苦い飴を舐めて 弱い鞭を受けたフリして
自分に甘えて フラストレーションメーカー
24+24+24+24
歩道は暗がりを好んで 感じる風は消極
光は橙を選んで 移ろう夢は泡沫
想いを砕いたミキサーを 口に運べばおいしい?
リアルは冷徹に静かに 流れる今は渺々(びょうびょう)
...フラストレーションメーカー
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17+15+17+15
期待を無碍にする 行動パターン
変えられないから 何も出来ない
踊りも忘れてる 踊り子自殺
涙も忘れて 緘口令(かんこうれい)さ
21+21+21
小僧が喚き散らす 暴言のスーパーセル
大人は諌めもせず 憂鬱のネイバーリー
感染症状末期すぎて テ・ニ・オ・エ・マ...戯人
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20+21+20+25
暗い山径(さんけい) ほの青い空に灰の雲
誰もいないの この近く遠い道にはもう
少し寂しい 様(よ)な感じだけが降り注ぐ
広い大地に 空しさが溢る心は流す 流す
20+20
教えた感情は 雛形さながら機械
願った将来は 雛形さながら虚飾
14+19+14+19+1...感覚情景
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22+22+22+22
のんびりとした午後 空気のような存在感
安穏が指す日々 今日だけ凶を降らせましょう
悲しいという傷 願いのような焦燥感
「頑張る」が指す意味 知らないうちに天気雨だ
17+14+21
濃いも淡いも失くしたこの視界が
ブラーのかかった私の目が
捉える一つだけ ...ソーシャル・アタッチメント
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26+14+5
白い塊飛んでった 私の脳味噌の色みたい
感情のない声が聞こえた
「またいつか」
21+16+21+16
具合が悪くなった そんなこと気にしなくて
外泊に耽(ふけ)り 談笑の渦へ
今度も大丈夫さ そんなこと思っていて
現実はそれを 純白に染めた
17+17+17+17...see you again
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飽和する緑
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竹林
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水流
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並木道
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赤と緑
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未熟の実
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獣樹
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芽
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11+11+11+11
恍惚に発展して
憔悴に崩れてゆく
快活なこの空さえ
いつまでもあるわけない
13+9+12+8
正常に戻した人(キカイ)に
命(オイル)を注ぎ込む
間もなく目的を捜し
動くだけの人形(もの)...アンビエント
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20+12+20+13
咲き渡る現実と 枯れ果てる妄想を
銀河の鍋でかきまぜて
酔い痴(し)れた栄光と 尽き絶えた動力は
哀しく動き続けている
16+16
うたが聞こえる しずかな空間に
ほしが歌うよ ねむれる地上へと
8+11+8+11+12
おやすみ! おやすみ!...ヨルオト
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12+14+12+14+12+16
信頼なんて張りぼてで
気付いたら捨てられ不幸の身
環視されつつ足蹴され
風評に惑った阿呆たち
体に纏う邪魔物を
この世界にただただ回してゆく
12+12+12+12+5
飛散するコンプレックス
笑える程の迸(とばっち)り...わらえるはなし
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18+12+12+17+12+12
この世は少々 塩胡椒を少々
振って 揚げて 食べてみても
とても まずく 美味しくない
痛みも少々 逃げ癖も少々
残り 去った 人を見ても
虚し すぎて 見てられない
12+13
意外となんとかなる日々
突然崩れ去る景色...絶滅期
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16+15+15+15+12
送電線から流れる電撃
恋もハートも愛も刺激して
そんなこんなで流れる日常
君を見ているだけの生活が
もどかしくて愛おしくて
13+15
電圧最大最高値
思い焦げ切る前に伝えなきゃ
12+15+12+6+13...エレクトリック・ラバーガール
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18+11+11
いつか君が 遠くへ行ってしまっても
僕の名を呼んで 呼んで
笑っていてくれますか
13+14+13+14
いつの間にか 流れた月日
感じないままに今日を生きる
途切れたのを 気付かずにいた
忙しない日々に汗をかいて
24+12+13...ライカ
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24+6+24+6
退廃したビルの中で 囁くように泣き声が
響く 響く
開放したドアの外は 灰色だらけ塵芥(ちりあくた)
荒れて 荒れて
26+21+12
雨降らすはずの雨雲は 意地悪な砂に邪魔されて
乾燥した大地には 緑も人もいない
私だけ ただ私だけ
12+13+21+4...とある少女と奇跡の話
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15+15+15+16+13
言葉の省略 扉の施錠
薬の服用 視線の置き場
うまく困らないようにできてる
どうしてそんなことを言うのかって
別に特に意味はないけど
11+18+8+11+18+8
寝転がって息をする
そんなことですら忘れてしまいそうな
吹き抜けた夜明け...subconscious
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京並み
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せせらぎ
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若芽
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お化けが出るぞ
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ナイトステーション
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10+13+8+17
嘘の飛び交う世界
常にエイプリルフールだね
そんな脳内に
未来永劫のサヨナラを言うんだ
14+18+14+20
軽い口説(くぜつ)を一握りして
挙(こぞ)ってにらめっこして楽しいですか
てんで合わない会話などして
威張って踏ん反ったりと虚しくないですか...April a fool