ツミの投稿作品一覧
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愛してと嘯いた
裏返る僕の、意義
殺してと言えたなら
楽だった僕の、価値
いつも通りの、錆びれた日々
孤独を抱き締める毎日
マグカップには一つのヒビ
汚れた水が漏れた
揺らめく世界に背を向けたら
目の前には何も残らないよ...嘘吐きカクレンボ
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落とした花弁
ズルい風が攫った
透明揺らめく、真夜中
君のいない世界で
残った青色、抱き締め
繋ぎ止める為だけの糸なら
要らないんだよ
見知らぬ街に雨が
溶けた夜明けに
酷く冷えた肌に...涙恋え
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ゲームソフト壊す感覚
えーと、どうすりゃ良い?
L.R 間違えて去る
えっと、えーと、どうしよう
人生みたいにリセット不可能
妄想世界観
輪廻は続くよ、明日を捨てて
もう、そうしてる間に
泣きじゃくるゲーマー
笑っているメーカー...GamEeR
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いつまでそこにいるつもり?
静かな影
ただ泣いてるだけじゃ
始まらないでしょ
Clearness tears
言えない嘘と
癒えない傷痕
ホントは知ってる
私は強がり
指先、遠いな...Clearness tears
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パッパラ、雨漏りみたい
引き剥がすだけの愛
だったら、尚更見たい
聞き流すサイレン
崩壊の底にある音(ね)
ギラギラ
後悔とそこにあるね
イライラ
勝ったら居眠りしたい
行き違(たが)うだけの愛...私は×××
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ワイシャツの染みとか
信号の色とか
気にして終わった
世界でした
改札機、壊れて
暗号を、忘れて
駄目だこりゃ、と
笑います
君の目に、映った
僕の嫌いな僕...キニシテ
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背を向けて歩いてく
影は姿、消した
教科書の落書きを
「もう会えない」
ぼやいて消した
咳で誤魔化す夜だけ明けても
渇いた喉は今も震え
タカラサガシ
冷えた胸と
赤い糸くず...タカラサガシ
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褪せた色を見せてる
世界が零した一欠片
藍色、
染み込む影の花弁
焼けた朝を見ている
私が零した合言葉
足元、
ゆらりくらりつらり動く
触れた頬は硬く引きつり
何か求め、周りを気にするんだ...私の音色
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僕が泣いた、あの夜の話をしよう
窓を開けて、月明かり揺れるシーン
巡り廻る部屋中に零れた星
鍵を盗み、壁に傷つけてみる
深い藍色の夜に
寂しさが薫る風が吹く
裸足の僕、立ち尽くす
嵐の夜、泣きじゃくる
僕が蒔いた、あの種の話をしよう
辿る小道、忘れてた哀愁メーカー...midnight blue
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ビルの街並は
暗くて孤独漂わせ
風の温さも
救いがない
間違いだらけの
日曜午前、儚くて
宛てのないレター
破り捨てた
知れば知るほど、醒める夢は
僕の描(えが)いた空を塗り潰してた...哀愁タクト
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濡れた純情は
要らないから捨てたよ
傾く身体は
黙って抱き締めた
剥ぎ取られた仮面は
あの人に取られてしまった
眠る影がやがて叫ぶ
「君は人生音痴」だと
ノスタルジア
ノスタルジア...望楼の上
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温い嘘を切り裂いた
バイタリティー
忘れ形見、映せば甦る
過去の疎ましい毎日は繰り返す
あの日もその日も
変わらず僕の目
捉えてしまう
世界は矛盾に
埋もれて呼吸する
描(えが)いた苦汁(くじゅう)に...Catch the world
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落ちない雨にはなりたくない
同じ色で今日もまた
意味を塗り重ねて
呼吸をするよ
まだ、届かない
通り雨、僕を笑ってる
遠い風、残る影法師
浅い日常は渇いてて
君がいて僕が恋をした
ほら見て、空の色は淡く...遠くまで
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君、なんて陳腐な二人称ですね
苦い深夜の砂嵐とか
泣いて満ちて枯れて腫れた
油の染みが広がる世界
なんて悪趣味、ご機嫌いかが
敢えて、君に問いただそうか
惚れた?
落ちた?
オメデト、君も
ヒューマニティーの欠落者だ...sTylE
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縋ることに慣れてきた
決めることに飽いてきた
画面越し、笑う怠惰
夜、How are you?
廻る孤独、機械音
幻聴空虚、生意気論理
画面表示、落ちる涙
億劫だよね
最初から、続きから
簡単に...サヨナラフィクション
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ユートピア
風がそよぐ
青空から音が降って
「ずっと」には
終わりがある
そんなことは関係ないでしょ
強い人になりたい
君は呟いたけど
無理して手に入れなくても
強い人にはなれる...全力疾走
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明るい夜道
陰る太陽
指先に溶けた、
さよなら
朝の無い部屋に一人
見えない針
知らない声だけ
孤独、積み上げて
冴えない場所
枯れない花まで...せかいのおと
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空飛び越えて
虹の彼方を目指すの
三時のおやつ
今はお預け食らってる
昼下がりスキップで
君に会いにいくよ
翻(ひるがえ)るスカートが
ふわり、風に揺れたら
君の笑顔が好きだよ
ずっと隣で見ていたいの...MY SMILE
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人知れずに深く
落ち込む喧騒
傾き、揺れる
焦げ臭い傷は
ただ、果てない青に
笑えない僕の頬撫で
叶わない夢見た
コロイド
呼吸を繰り返す
一つの生命...イツカ
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掌に掴み損ねた火
あの光には
虚勢か、混沌か
手探りに君の影、抱き締め
現実(リアル)に、陥る
ナミダ
花弁が
舞い散る音、残響
話し声
聞かないふり、逃げ足...愛に行く
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こうして、また
手を振ったの
いつまでも
甘えちゃいけないから
滲む空
背を向けたら
新しいカタチ見えた
でも、すぐ浮かび上がる
あの、温かな笑顔
思い出したら、駄目だから...growth
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逆さまの欠落
硝子の涙を砕く
朝焼けに、ようやく
鴉が落ち行(ゆ)く
綺麗事
言いながら
笑う君
美しく
言葉にならない声ばかりで
寂しいのは唇だけ...反骨ステンドグラス
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僕の嘘が世界
救ったとしてもさ
君は笑えてたか
救えていただろうか
可哀想だから、と
見捨てられないの、と
そんなこと言ってさ
僕を傷付けて
いつまでも君は狡い人
微笑みを浮かべてさ...残光ブレイカー
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呆気なく落ちた
アップリケなら
雑踏にさえ
無視をされたの
活気に溢れた
褐色の声
たった一粒
涙零す
浮かび、沈む
気持ち、泡沫...サヨナラ
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僕の探す世界
迷路の崩れる音
また、
溶けた皮肉撫でた
今、見上げた
孤独なカタチ
僕は小さい生命だけど
今だけは、
君の大きな気持ちだけ
負わせて...小さな僕
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ハッピーエンドに帰ろう
今日も私は、無垢な笑顔
虹色道を歩いてく
今日も私は、夢見心地
あなたの背中が見えてる
ついてくだけじゃ、物足りない
追い掛けごっこ、飽きてきた
あなたの背中、タッチしたよ
今度は私が走るわ
いつも通り、素敵日和...カラフルワールド
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錆びた鋏(はさみ)で
切り落とされた渇望
裏返して解毒剤捨てた
飽いた遊びに
いつまでも、独りで
取り残されたように
立ち尽くしても
触れたところからは
何も生まれないまま
隠した微笑み抱え...夢枕
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今はただ、この感覚を
痺れた空気に知らしめてたい
白い肌、その愛撫では
甘過ぎるから、詐欺師は笑う
ああ、触れて良いの?
君の瞳(め)
まだ、駄目でしょう?
振り出し
今日で何度目?
「サヨナラ」...咆哮の果て
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何処からか私を呼ぶ
渇いた叫びの音
裸の心隠して
背を向けて逃げ彷徨う
帰臥(きが)を繰り返す日々に
見慣れた人の渇望
落とした過去の純情
立ち向かえない私は
あなたに何か求めてた?
あなたは何か求めてた?...隠滅された影
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月明かり、
滴る雨粒を弾(はじ)く
濡れた眼は、
捉えた、逃がさない貴方
残響
広がる水面には涙
いつまでも
傍(かたわ)ら、離さない貴方
ようやく見つけたの
私を惹き付ける、儚い...夜明けの情事
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青い空に、飛んでいった
涙の欠片(かけら)は
君の背中に溶けて
優しく囁いた
記憶を巡り廻っていくのは
階段にできた、あの残像
気後れしてる場合じゃない
もう、行かなきゃ
赤い夕日に、羽広げた
最後の涙は...旅立ち
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曖昧な、世界には
手を振って、溜息
軽やかに、しなやかに
羽を広げても
曇った空から
見下ろす街並み
探してたものは
どこかに落とした
もしも、この世界
崩れるのならば...隔絶世界
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日曜日の、午後三時は
なんにもすることが無くて退屈なの
空は曇り、風が吹いて
独り取り残されている
寂しいわ、嗚呼、
夢の中、忘れてた
ビルの街並みには
青息吐息
世界は廻り傾く
ノスタルジックに...迷走フィクション
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焦げ落ちた花弁
消え失せる
焼けた、あの居場所は
過去を見捨てて
今、曇天の灰
溶けていく
戻れない、あの頃
刹那に
硝子の破片が見えない傷を
かすめて蔑み、...ノスタルジア
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退屈な日々
騒ぎ起こして
眠気飛ばせば
良いんじゃないの
傘を引きずる
そんな一日
晴れた日なのに
テンション低いね
雨上がりには
空を見上げて...サニーガール