auroraの投稿作品一覧
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「MGR団?」
「そう! 私たち3人でこの学校を守るのよ。こんなエントロピーが増大している学校他にないわ」
「無秩序といいたいんだね……?」
「……ミク。それってわたしも入ってるの?」
「もちろんよ。ルカ」
なぜ、こんな事がおきてるかって?
僕は退屈なので理科室で文庫本を読んでいたんだ。
そしたら急...僕と彼女の不思議な校内探検 1
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「ルカ……。ここまで来ていったい何の用だ?」
レイジン・ストライカーと呼ばれた男は、向かいのソファに腰掛ける。
「誤魔化さないで。あなたなら知ってるはずでしょう」
「……ほぉ?」
「……『幻書』の在処はどこ?」
ルカの言葉でしばらく場は沈黙していた。
そして、それをやぶるように。
レイジン・ストライ...「Quest V」その8
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 End of story.
「……できない」
「えっ?」
「僕には…… 手を下すことが…… できないっ!!」
『まだ言うか。神威。お前が神となった今、すべての知識のもと、贖罪せねばならない』
「うるさい!! うるさい!! うるさい!!」
ぴしっ。
空間にヒビが入る。...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 14【完結編】
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 12
『そうだよ。私はあなた。あなたは私』
――なぜ止める?
『スゴロクに選ばれてないから』
――スゴロクに選ばれてないなら選ばさせるまで。
『……無理だね』
――なんで。
『下に行くがいいさ。そこに真実がある』
――了解。
***...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 12
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 10
「まさか、あなたがここにいるとはね」
「そんなに自分の立場が好きか?」
「む」ルカは口をつぐんだ。
「さすが人間は、隠せないなぁ」
「何が言いたい?」
「人間ってのは、みんなが自己中心的なんだよ。自分の立場だけを守りたがる。とてもつまらない人間さ」
「……そん...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 10
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 8
「神は何時までも居座ってるつもり? 私はしってるのよ。その『神のスゴロク』が神の継承されるもの、ってことは」
「随分調べましたね。その苦労は認めましょう……」
でも。
「あなたが神でない限り、あなたはこのスゴロクのなかからはでられない」
そう言ってルカはサイコロ...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 8
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GUMI
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いろはさん
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 6
約束の日。
研究室にいつもより少し早めに僕は着いた。
そしたら既に初音はいた。
「早いね」
「君こそ」
初音はいつもと同じ服装だった。
ただ、今までにないものがひとつだけ。
ルービックキューブのようなものと、金色の鍵。
ルービックキューブには鍵穴がひとつ。そして...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 6
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 4
「ねえ。もしも『神のスゴロク』を自由に操ることができたらどうする? コマを自由にできたり、ね」
「……なんだと?」
初音は今なんといった? 神のスゴロクを自由に操る?
「……ちょっと頭が混乱しているんだが」
「あら。混乱するほどのことだったかしら? まったく普通...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 4
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【リレー】僕と彼女の不思議な日常 2
「あなた。私が何考えてるか知りたい?」
唐突に彼女が言ったのは、初音が研究室にやってきてから3日経った頃だった。
「え?」
確か僕が研究室のフラスコに適当に物質を投入して混ぜ合わせてた時だった。
「『地球プラネタリウム』って知ってる?」
「ああ。地球の外は宇宙の...【リレー】僕と彼女の不思議な日常 2
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「――俺が簡単に死ぬと思ったか?」
カイトは不敵に笑う。
そして。
轟!! とカイトの周りに風が吹き込む。
「!!」
思わず女は立ち止まる。
そして。
「――“アキューア”。実体化、及び武装解除を許可する――!!」
ひどく、冷たい声だった。
その声には、誰も答えなかった。...「Quest V」その7
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機械都市タートル。
スクヴァトス王国で一二を誇る、機械の街。
その殆どが機械によって運営されており、人による護衛がない。
そんな『究極の守り』によって人々は潤い、豊かになっていた。
「すごいなぁ……」
レンはそんな街の朝市に来ていた。
そこにあるのは厚切りのお肉を鉄板の上で踊るように焼かせたもの。
...「Quest V」その6
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「……是[イエス]。我こそ、ブレイズのマスターだ」
“了解した”
そう言うと、ブレイズは赤い小さな光の玉になり、魔方陣の真ん中にある剣に付着して、見えなくなった。
「……これで契約は完了ね」
ルカが杖をコツンと大地をつつく。
「それじゃあ行きましょうか。機械都市タートルへ」
レンは剣をもち、言った。...「Quest V」その5
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「サーヴァントの召喚って簡単に言うけどどうすればいいの?」
「サーヴァントの召喚はさっきも言ったけど、霊装を媒体として守護霊……サーヴァントを召喚する。即ち霊装さえあればいい」
「霊装、たって、そんなものもってないよ」
レンは両手を上げて、何も持っていないことをアピールする。
「何を言ってるの? リ...「Quest V」その4
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城をでるのは、あまりにもあっさりとしたものだった。
もう少し、別れの何かがあると思われたが、実際はリンからペンダントと剣をもらっただけ。
「ペンダントねえ。しかもロケットの。一体何に使うやら」
そう言ってレンは、左胸のポケットにペンダントをしまった。
「……ところでルカ姉さん、どこに行くの?」
「さ...「Quest V」その3
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「ミク姉さんを探しに……。行く当てはあるの?」
戸惑いを通り越して半ば呆れ返ったレンを尻目に、リンは話を続ける。
「えぇ。実はこの前、東の大国シシリアル帝国でミク姉さんに似た姿の女性を見たという発言があったの」
「シシリアル……。インターネット家の支配する国家だね」
「ええ……。そもそも、ミク姉さん...「Quest V」その2
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レッテルを貼られた少女は夜の街駆ける
トワイライト 望んで ピンチヒッターのような
カミサマみたいのいるんなら 少女の前に出てきなよ
少女は夜の街駆ける 何かに追われながら
ああ 彼女を救いたまえ!
レッテルを貼られた少女は月夜の町駆ける
今日は満月のようだ ウルフマンじゃあるまいし
狼やら獣やら ...レッテルを貼られた少女