瀬戸ゆずゆきの投稿作品一覧
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抜け殻の中で息を止めた
手首に繋がれた鈴の音
留めた形をまだ嘆いている
透明の箱に鍵はなくて
全てを忘れてもいいなら
貴女を選んで良い?と訊(き)くわ
ダイヤモンドとカサブランカの嘘
触れ合っていたい いたいの
唇を撫でる指を食(は)んで
酷く胸を焦がす 白い夢に堕ちる...ダイヤモンドとカサブランカの嘘
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■S''
最後の夜明けに 嗤うのは誰?
Paradox Ambivalence
■A
疾うに朽ち果てたはずの本能を 抉じ開けて
銀の月影は闇を深めては 冴ゆる
肺を支配して奔(はし)る戦慄を 捩じ伏せて
今宵は仮面舞踏会(マスカレード) 昏い闘争の幕は開く
■B
偽証を手折って 疑心を煽って...Paradox Ambivalence【曲募集中】
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木漏れ日の下 見上げる空は 綺麗な夜の底
片羽根の影 朝鐘(あさがね)が響いたら Ah... 泣いてしまう
微睡みに揺れながら 名前を呼ぶ声を聞く
僕の目はまだ闇を見てる 貴方がいる夢を
矛盾の園に咲いた花の 希(ねが)いが目眩を呼ぶ
幸せの危うさに 気付いてしまえば脆くて
愛を語る眼差しさえ 刃の...ハートフル・ナイトメア(仮) 11/23改稿
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古の宴は彼方――
風が撫でる梢が囁やけば
潜み生けるものが集い出す
静寂と霧に 守られた深き杜
真澄み湧き出る 水源は絶えることなく
メサニフタ
羽を揺らす幼鳥の希い
闇、照らし浮かんだ月影
幾千の刻を捻子巻く生命を謳う宴
常に変わる事なき営みを...メサニフタの泉(仮)
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小指 かわした秘密
ぽつり とけ出す言の葉
まるで硝子越しの接吻(くちづけ) Ah...
いつも感じていた
軋む心の音
通り過ぎて行った過去の影
偽りは (息をする)
涙を隠しては (瞬きの間に)
自覚のない傷を刻む...さよならネモフィラ
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霧に煙る杜は揺り籠
眼を閉ざし 息を秘して
瑠璃の夜に一人佇む
柔く傾ぐ白銀の盃
闇に集く疫病みを焼く篝火
神籬の杜
風の撫づ永久の住処
目醒める生命を謳う
真名を託し 耳を澄ませて
幻に溶けぬ堅き契りを...神籬の杜(仮)
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儚く静かに溶けだす星を見たね
いまさら。 願ったって あの朝に帰れない
切なく重なる距離感 伝わらない
ためらい。 馬鹿だねって 北風が頬を刺す
会いたい。会えない? 言えない苛立ち
触れない指先 すげない二人の街
積もりたての雪を踏んで
淡すぎる恋の歌を聴いた
未完成な愛の詩は
あの頃には歌えずに...one winter morning
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昏き水底へ 緩やかに消え入る調べ
奇し呼び声は 凪の海の葬り詩や――
遠く彼方より 渦を描く階を
伝う理が 楔となりて繋ぐ
煌めきを秘す瞳を
儚む 雪のような生命
微睡みに抱かれて
堕ちてゆく深淵に
神のみぞ知らる詩は顕る
孤独さえ悟らせず...海の詩-fauna of whale falls-(仮)
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伝えたい言葉
知りたい気持ちが沢山あって
響かせる合図
世界は奇跡で満ちていくんだ
きっと……
精一杯の背伸び
両手を伸ばして そうだ、もうちょっと
スーパーボールみたいな
無邪気なメロディーつかまえたい
心の奥にそっと生まれてくる...re:STARt!(仮)
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鍵を掛けた窓 淡く映り込む輪郭
寄り添えない光の内側で
それは狂おしく 甘く刻まれる幻
縋り合った約束 嘘を交わす口付け
白い息が嘲笑(わら)った
傷付く未来の気構えをしてる
凍て付く非情な希望と知ってる
ひりつく痛みに君も気付いてる
それでもずっとそばに居たくて
雪は 記憶を綴じた 瞬間、一秒、永...さよならまでは言わせない(仮) ※更新=08/31
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暁を待つ 星月夜の夢語り
秋風が凪ぎ 霧が満ちて滲む
濡れる蕾の行く末も 赦されぬ恋と沈むとも
紡ぎ織り成す言の葉に 言霊を宿して
ひとひら、染める祈りは 玉響
彼方、重ね合うほど 遥けき
秘めた想いを燈すのは 彼岸の華だけ
音のない聲 渡り鳥は旅を急く
逆さまの穹 掬う露に映る
不意に違えた刹那か...彼岸の華、燈火が如く。
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ゆるく交わす小指 ひとひらの夢
聞き逃さないよう そっと瞳閉じた
知らず知らず 手放す欠片の
輝きは褪せない
きみの手から 零れてくものと
何が違ったというのでしょう
裏返しの さよならに
きみの名前も 呼べないまま
暗闇に溶けてゆく 流星の軌跡を教えて
背中越しの温度 一粒の雨...流星のキセキを教えて(仮) ※更新=15/06/27
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瞬く星影は 遠いまま
約束のない 箱庭の隅で
咲けない花は 夢を見てる
罅割れた鏡の 隙間へと
ゼロとイチから 凍り付いてゆく
果てを知らず 歯車廻る ――ハグルママワル
右の手に口付けを 惜しみない祝福を
千の愛を示して 柔く甘く満たして
左手には絆を 朝焼けにまどろみを
優し声を注いで 堅く強く...星の遠い箱庭(仮) ※更新=15/06/07
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分かたれ 彷徨う緒
虚ろの天 浮かぶ昼月
宿命の 邂逅の彼方
ヒトは何を 導くのでしょう
無垢なる指の 幼い戯れの中
秘められた“証明”を解きて
真理の音律を視る
誓いよ荊棘に 姿を変えて
結ぶ縁を 護り給う
双対の眼を 柔らに閉じて...悠限のティル・ナ・ノーグ
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やわらかく満ちる 透明な色のメロディー
窓から迷い込む 風が 運ぶ季節の予感
遠い星の瞬きの間に
指を結び寄り添う鼓動
届くはずの小さな想いに
言の葉はいらないね
lalala...
やさしい朝陽が 世界を照らすまでは
あたたかな夢を 見られますように……...starlight lullaby
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迷い込んだ 闇は深く
冷めた夜に 阻まれても
髪を結び 放つ調べ
帰る場所で あれるように
時を刻む 星の光
逃れられず 解けた指
頬を濡らす 宵の夢は
燃え尽きずに 予感になる
空を 海を 行く渡り鳥
立ち向かう強さが眩しくて...radiate signal 最終更新=04/15
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誰かと比べて 悔しさを飲み込む夕暮れ
こぼれたため息 唇を掠める
自分に甘えて 足を止めてしまった途端
二度と進めない そんな気もするよね
『人の気も知らないでさ!』…なんて思うかもね。
だけどね、分かっちゃうんだ いつかのわたしと同じだから
疲れたなら ひだまりに 身をゆだねて 一休みしようよ
歩...ひだまりブレイクタイム(仮) 最終更新=03/06
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USBメモリのように 思い出は万能じゃないから
四角く切り取ったデータを 降り積もるまま消費してる
一級品装うことの 実用性はかなり度外視
複製品で飾り付けて 手っ取り早いsatisfaction
半日後に思い知る虚無感を 振りかざしてちゃ
何を求めたって行き止まり
会いたいとか淋しいと思うのが 私...ミライズ
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なくさないよう 握りしめてた
たからもの閉じ込めた鍵
その指で解いてくれたよね
守る事は 傷付けない事とは違うと知った
あのね 君が 夢に見る未来に
私もいられたら うれしい
そして もっと たくさんの時を過ごして
さよならが遠いように願う
懐かしい風 ふとよみがえる
思い出が痛む日もある...Dear... ~さよならが遠いように~
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■A
月夜の窓辺に 置き去られた心は
叶わぬ契(ちぎ)りの 静寂に揺れる
二人で孤独に 寄り添っていただけと
落とされた言葉 誰(た)が為の声
■B
深い海に 沈み行く夢を見ていた
水面へと弾ける泡沫
冷たい空に 消えて行く星よ答えて
希望は誰の手に生まれるの...【曲募集中】残響のフラグメント【譜割り有】
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■S'
空に焦がれた イカロスが堕ちた暗い海
深淵の揺り籠で どうか永久(とこしえ)の 眠りを……
■A
波間に揺蕩う羽根 拾い上げて空に翳す
孤独を愛するのは そんなに いけないことでしょうか
■B
待ち焦がれていた 夜の帳が下りる
■S
世界は全て 嘘で飾られた模造品...【曲募集中】MythSleep【譜割り有】
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何から逃げたくてここにいるんだろう 何も思い出せずに
ひどく楽園に似た海の水底 静寂と揺れてる
バラバラに壊れてこぼれ落ちたまま 足元で物言わぬ
色彩を失くしたパズルのピースを ただ見つめてた
うたかた弾ける Ah 私を呼んでる……?
遠くぽつり浮かぶ 片割れの月が この目には眩しくて
それでもこの...夜明けのブルーモーメント(仮)
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■A
静けさの中 五分遅れの 針を見つめてた
少し大人に なった僕らの 近すぎて近付けない距離
■B
ひた隠しにしてた気持ちで
身動きも出来ずに 溺れてゆく つたない恋心
■S
『好きなんだよ、前からずっと』
夢の中なら素直に言える言葉
分かってる こんな夢は終わりにしなくちゃ だめだって...【曲募集中】good‐bye,daydream【譜割り有】
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■A1 00:18
cesta lucana fel cheriefa kuantal weia
セスタ ルカナ フェ シェリファ カンタル ヴィア
ruetena kirsce hasctivo hodellchet weeach tuao
リュテナ キルセ ハスティーヴォ ホーデルシェ ウウ...Di-las-delt-iz...
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月明かり 照らす窓辺で
君を想う 眠れない夜
「また明日」 呟く声は
目を閉じれば 今も聞こえる
ねぇ明日は雨降りみたい
君は喜びそうだけど
傘差しながら歩くと
繋げない 左手
はちみつ色のカモミールティーに
ミルククラウンを落として ため息をひとつ...月明かり照らす窓辺で(仮)
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指の隙間を すり抜けてく 涙の行方 追い掛け立ち竦む
幼(いとけな)い 約束ごと 星を結んで 紡いだプロローグ
絶望の中だって 希望を謳う 失った体温に 届くまで
霧に飲まれてく 街に紛れて 最前線distortion
積日を歯車に 時計の針は動き出す
遥か彼方を 穿つ光 止まぬ轟き 静寂を弄ぶ
消...星結びプロミスローグ(仮)
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生きとし生ける者に 課せられたる終の天理
朽ちし者は妖花となり 水辺に開く
旅路を時に止める 花葬りの旅人達
死の果実が 実を結ぶ前に 摘み取る為に
美しく 咲き誇ろうとも
土地を穢す悪しきもの
夢見鳥 空に放つのは
せめてもの手向け
燃ゆる篝火 湖面の宵月
謳われる古の詩編...花葬りの旅人
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――恋は雨に似ていると言っていた人がいました。
変なことを言う人だと当時はそう思った。
恋は太陽のように輝いて、完璧なものなんだと。
冷たい雨の中で、互いの温かさを知るような、
温かい雨の中で、冷たさを思い出してしまうような。
そんな恋を、知っていますか?――
ぽつり落ちる雨音を...ゼフィランサスの蕾(仮)
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■A
君は笑って 「さよなら」を言う
だから明日も 会えるだなんて
思ってしまう 僕の額に
冷たい雨 降り注ぐよ
■B
君がくれた 青い鳥が舞う表紙の本も
雨の雫に濡れてゆく
■S
いつしかこの傷は癒え...Blue Bird
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■A
白で埋め付くされた空で
黒い翼が 遠く羽ばたく
どこから来てどこへ行けるの
論より証拠とばかりに 嗤う 世界
■B
不都合を 埋め尽くす 虚飾
感覚を 奪うような リアル
救われる? 報われる? 全部 マボロシ
遺された 憧憬を 裁く...反体制 PRISONER
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向こう岸から見上げれば 君の愛が見えますか?
人知れず灯る明かりを 星くずに隠す
僕がいるなんて 抱きしめるのは ズルいよね
言葉もなく 時だけが過ぎて
君を幸せに 出来るのはこの手じゃない
愛おしげに 瞳を伏せる
横顔しか知らない
悲しみは愛に とても似ているから
あぁ 拭えなかった 君の涙は
流...Deneb
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「はじめして」をして 「好きです」を言うまで
時計の針は何度 ゼロを指したでしょう
トモダチってどこまで? コイビトってどこから?
教えてその違いは 誰が知ってるの?
帰り道二人きり
それだけで精一杯
あなたの影を踏む ためらいシグナル
想像してたより 現実は難しい
ぎこちない笑顔ばかり 浮かんでは...ためらいシグナル
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降り注ぐ冷たい雨 傘もないまま突き進み
手を伸ばした幸福は 輪郭でさえ不確かで
いくら答え探しても 結論を知っているのは
神様だけだってこと 誰もが気付きはじめてる
それでも勝ち取りたいものの為に人は――
夜が暴き出す終曲(フィナーレ)に
ここから連れ出してと
幼子(おさなご)の様に願うだけじゃ
掴...code:RESOLVE(仮)
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■S’
ほんとはね 君が好きだって
色付づく恋心が 気付かれないように 息をした
■A
何度 何度 今日こそはと
胸に 胸に 誓っただろう
ちゃんと気持ち 伝えるのは
映画のように 簡単じゃない
■S
等圧線 五線譜になぞらえて...【曲募集中】空奏恋歌
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膝を抱えて君の横顔
見てるのは私ばっかだよね
一緒にいるのに一人みたい
もういい加減にして欲しい
ねえ私ここにいる
袖を引きアピール
左手の中にある
スマートフォンがコイビト?
Tap Tap 何を見てるの
Flick Flick 無視しないでよ...awake!!
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