悪夢と泥沼

ああもう今日も終わった
何回繰り返したんだろう
慈愛に満ちたヒーロー曰く
「何も成せずに死ぬのは嫌だ。」
そうかい、それじゃもう一ついいかい。

半壊舞踏

嗚呼
やり切れなくてやるせない
悲観主義生活にサヨナラ
さえも出来ない、なれば反転
袋小路で踊れ

海を漂う

半覚醒の気だるい目のままで
何も無い海の向こうを眺めていた。
真上の太陽はいつしか傾いて、
夜の帳と共に降りていく。
あれからどれくらいの月日が経ったろう。

ネオテニーは往く

ボトルネック、○○線
窮屈なプラットフォーム
急ぎ足で乗り込む
平凡な平日は泥濘
緩慢無味な生活で

夜と私の雑記帳

眠たい目を擦った
物心元年、浮遊感の金土
どこかの国の不思議を知れても
空の上の城に至れなかった、いつも
22時付近の境界線

声明を今日へ

打ち捨てられた想像の結晶
積み上げた果てで壊れて彷徨
戦慄いて泣く賽の河原から
大衆は去って次の群れを喰らう
私達を取り巻くあらゆる事象が

春を見送る

吹きすさぶ風の中に薫る
春の便りは、窓から流れ込んで来て。
怠惰な午後の憂いを溶かし、
ささやかな幸福へと変え
また消えた。

衝動は未だ

僕という生命に意味を付けたくて
始まった生活は
まだ終点に着けず
愛しきダニング・クルーガー
元気してるかい？

不可逆と不変

「幸せは失くした後に気付くんだ」
味気のない夜中
自動再生断片記憶
完璧に満たされた時は無いけど
灰と青混じり、濁っても

その意味を問う

時々立ち止まって考える事がある。
「私と私の日々の意味って何だろう？」と。
「答えの無い問い」とか、
「それ自体が無意味」とか、
先人達はそう言っていた気がするが、

ファントムガール・スティールミー

「曖昧な境界線の22時過ぎ
その影追えば最後
気付かぬうちに奪われている」
「…なんて適当な都市伝説。
こじらせた妄想の産物。」と、

暖かい雪のこと

日々日々通り抜けた先
また冬に辿り着いてしまったらしい。
雪が降らないこの街では
知らぬ間に冷たい風が身体を刺している。
冷たい雨とかはもっと嫌いで、

5000万円ほしいの歌詞

引っ越しの費用で
ハイエンドのベースが買える
そういうもんだから
いちいち気にしたりはしない、けど
礼金ってなんだよ

アイハヴノーイメージ　歌詞

拝啓、通りすがるもの達へ
騒々しいのが嫌なら結構
だけど演ってる箱の
扉開けずに何が分かるのさ
最底辺で喚き泣かぬように

回遊に至る夢　歌詞

日曜の昼下り。
退屈なテレビ、雲交じり灰の空。
閉じた窓の中で、
どこかへ逃げるように
白昼夢を綴る。

ディストーテッド　歌詞

忘れたい事を思い出しては
痛む足をかばって歩いてる
共通規格に外れたヒトは
「自然にスクラップになるんだ」と
流布する噂、恐れる市民

３曲目の無題の歌詞

希薄さえも消えそうな
この繰り返しの日々
意味とかを考える事は
できても無意味で
憧れた街の風景も

Past my Emptyの歌詞

青が終わる間近に立って、
夢の続きを
陽だまりの中に溶かしていった。
足早に過ぎてった季節の傍
頬杖をついて窓の外を見た

Kokokara　歌詞

夢見ていた僕の未来は
通りすぎた空想となって
繰り返しの日々の中で
段々と　薄れていった
「踏み出す事を恐れていた」