佳倉明斗の投稿作品一覧
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初音ミク
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ガラス越し夢にみる暖かな談笑
この場所は雪の舞う似せた偽り世界
ほら気づいて笑ってみせてよ
僕は一人この木の下
冷たくもない雪が舞って
降り積もる降り積もる
僕を見てほしくって舞う雪の中呼んだんだ
スノードームドールは今日も待つよ一人っきり
本物の雪はもっと冷たいのかな
本物のこの木はもっと大きくて...スノードームドール
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ゴシック的な
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別に嫌いとかじゃなく わがまま言わせてほしいの
いつもと同じ話に 飽きているわけでもないの
でも時々はアタシの 話も聴いてほしいわけ
おもしろくもないなんて 聞く気一つもない貴方
ゆらり ゆらり ゆらり 揺らめく空 星の中
貴方 アタシ 好きだって言ったのは聞き間違いですか?
好きよ 好きよ 大好き...貴方に言いたいの!!
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忘れたワイン 乾いたグラス
シャワーの音に濡れた髪
左の指輪 消えないマーク
指先に灯る熱
Re:incarnation 嘘のないメロディ
Re:incarnation 隠された恋
裏向きのコイン 鳴らないコール
首筋を伝う甘いライン
壊れた時計 重なる唇
星と月の欠けた空...Re:incarnation
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黒猫が案内する夜の裏路地
アンティークのランプに灯る光
壊れかけの時計 針は真上を指し
今宵も始まる唐突なパーティ
【今夜の主役は赤の女王様
男は誰でも一度は目を引く
彼女は孤高の赤い薔薇の花
触れればそこから棘で傷つくでしょう】
気高いメイク 魅惑のドレス
甘い唇に 誘惑のルージュ...ダンスパーティは唐突に
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ゆれる時の足音 揺らめく銀の砂時計
刻む言葉の音 信号は空高く高く
誰もいなくなって 音さえもかき消えて
呼吸ができなくて 消えてってしまうの
届くことのない音(ね) 壊れかけたトランジスタラジオ
感覚さえなくて 信号が途切れて
言葉にならなくて 壊れたら捨てくの
ただこの時間(とき)の中で世界がで...ラジオ宣言
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回る舞台の指揮棒(タクト)に合わせて意味のない旋律(メロディ)を重ねて
つまらない中心の鼓動(リズム)さえも余韻として消えればいいのに
変わらない五線譜の並びさえいつものつまらない繰り返し
平穏と不穏の境界線にも複縦線(ダブルバー)ぐらいあればいい
総譜(スコア)の中で一人もがく
Solo(ソロ)の...ピッコロ狂詩曲
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ゆがんだ坂道ゆっくりとこぐペダル
進まぬ自転車後ろで笑う君
「このままどこまでいこう?」
返る言葉はいつも「どこでもいいよ」
めぐるめぐる季節を越えこのまま進む車輪
君と僕とそれからええと・・・なんでもいいや
できるならばこの時間がずーっと・・・
ゆがんだ坂道あと少しで頂上
進まぬ自転車心配そうな君...坂道
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一厘の紅い花の髪飾り
色づきあでやかに散っていくわ
雨の音流す夢の残像
リコリスの花はただ揺れている
あの日の空は遠くにあって今も探しているの
示す物があるのならばそれはあの日の記憶
だけどこの雨が邪魔するのは思い出の日々
道しるべのない道をさまようの一人
一厘の紅い花の髪飾り
摘んだ思いでは貴方の...リコリスの花
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小雨の朝新しい傘をさして
いつものように外に出よう雨の音聴きながら
道の端で濡れている草や花が
今日はどうしたのかな?なんとなく元気がないみたい
いつものように明るくない空でもきっといいんだ
泣いてるの?それならば空見てほら隙間から…
今日はきっと昨日よりもずっといい日だよ
だから一歩だけでいいから...Rain
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空にかかる星見てごめんねと呟く
そっと髪をなでた君のいた公園
あの日見た月は今でもそこにあるのかな
僕は一人で空を見上げてみる
僕と君の距離あの星のようで
まっすぐに並んで寄り添えない
君が幸せなら僕はそれでいい
この距離ぐらいは我慢するから
だから
僕は誓うんだ君へのこの想い...7ガツ7カ
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サクラ咲いた時に君はいない はるかな空眺めた
ただそれが ただそれが ただそれが苦しくて抱きしめた
君と僕響きあうココロとココロ桜前線
昨日見た時より少し咲いたね
町の灯【ひ】が灯【とも】りだし時間【とき】はもう君のすぐそこまで
せまっているのにね僕は目をそらす
春の風が君を連れ去ってゆく
僕の想い...サクラサク
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紅い空僕の前に伸びる影
すぐ後ろ君の隣寄り添う闇
消えないで消えないでって手を引く僕
『嘘だろ・・・』涙流す君の瞳
空は落ち星が光り君は消えた
どこにいる?どこにいるの・・・姿みせて
当てもなく探す僕の空の上は
月が紅く照らし続けた
もう一度君に会いたいよあの日から・・・
どこにいる?君は今何をして...曇り空
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空の色海の色パステル青で
キャンバスの一面が青色
君は一瞬見て笑ってその後描き足した
空を飛ぶ長靴と傘と子豚
僕は不思議にそれを眺めたあと君に聞いた
君は『こんなお話があってもいいじゃん』って言ったんだ
現実は夢じゃない当たり前
だけど時には少し立ち止まって眺めてみて
君はそれを教えてくれた、そう
...ココロキャンバス
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ずっと待っていたのこの空の下
月は翳って見えない
雪はもうすぐ降り出しそうね
羽のように舞って消えるの
電話口に言うその言葉
『ごめんね』そんなの聞きたくもない
忘れようと必死にもがいても
空の月は笑うだけね
私の傍に来て
『信じた?』って聞いてよ...月光