Prhythmatic 3-1 ※二次創作
3.
高校生活は、慌ただしく通り過ぎていった。
僕は高校生活を送りながらも、初音さんのマネージャーとして初音さんのアイドルとしての予定を管理しつつ、ついでに授業や宿題のフォローもして……なんというかまあ、高校生活自体はそれまでとあまり変わらない日々を過ごした。
変わったことは、アルバイトの一環として時折ステージの裏方の仕事を手伝うようになったことか。チケットのもぎりをしたり、お客さんの案内をしたり、楽屋で食べ物や飲み物の準備をしたり。「こーゆーのも知っといた方がいい。後々役に立つってもんよ」とは高松社長の弁だ。
いまではそれが当たり前になってしまったけど、当時は舞台の裏側を覗いていることにワクワク感があったのをよく覚えている。