奏は鏡音

だから　私を痛め付けて
欺瞞に溢れて　汚れた世界は
虚飾に塗れて　救いなどない
造られた理由は　傷みを隠す忘却の為か？
歪んだ愛情を　拒否めるように　　

鎖

生命ヲ受ケタ檻ノ中デ　縛リ付ケテアゲマショウ
精神ヲ享ケタ澱ノ中デ　死 磔ケテアゲマショウ
歪ンダ身体　歪ンダ心　其ノ檻ハ開カナイ
《鼓動》ノ限リ死ニ急ゲ　絡ミツク拒絶ト葛藤ヲ　　
飽イタ衝動　吐イタ諦観　其ノ幻想ハ叶ワナイ

祓魔の呪は闇夜に鳴りて

その手には　契ばれし天将
嘗ての神童も　今は何処
いづれ終わりも　訪なう畢竟
繁えし京も　今は昔
この夜には　轟く鳴動

砂上の果てに

荒涼の大地に　照りつける太陽
果てなき砂原に 揺れる影法師
蒼穹に翻り　大鷹が嘶く　
群成せど　隙を見せれば　我爪が狩る
星無き帳に　漂う箱舟

籠 -another-

　今　僕はとても...
　綺麗な物事が　汚く見えてしまう位に
　此の心を蝕むのは　誰の所為？
　唸る囀り《雑声》交じりで...アナタには届いてる？
　締め付けて　生き苦しい程の愛が