Clockengland

夢を見ていた あの日の後悔
スクリーンに映る 明日公開
数年先の日記は 一日で嘘になった
そんな怠惰な毎日
もし過去に戻るなら 何を見に行こう

黒板 byナナ。

曇った色のパーカのフード
目深に被ったあなたが言う
全国的に注意警報 明日大雪嵐に遭う
気を付けたほうが 身のためさ
知らぬ間に肥えた蝋燭の火種

グレープヒヤシンス（by ナナ。）

扉に鍵をかけて座り込む
一人きりのシェルター
あの日に描いていた未来をも
挟まれて泣いてる
ぼろぼろのカーテンを引き裂いて

暗イシス（by 考える大豆）

自然 偽善 いつも通り 毅然に振舞って自分を偽り
持続 失速 例外なんてない 蛇足しすぎて身動き取れないな
自問自答 終わらない日々 じっとしてても始まらないな
視覚 失格 止まらない時 死角だらけで今にも消えそうだ
あーしてこーしてそーしてどうして？

花彩

いつか来ることなんて分かっていた
無限なんてないことも知っていた
色褪せた 錆び付いた その記憶
始まりは彩のない 大きなキャンバス
何色にしよう（どんな色がいい？）

マッサカサマ（by ナナ。）

私に出来ないことなんて 何一つないって思ってた
無になった心と身体でも 期待にだけは応えられてた
誰かの称賛が聞こえる 私は静かに礼を言う
それが私宛じゃなかったあの日から きっと狂い始めたの
高らかに響くその歌は 私にはどうも不釣り合いで

15年の花束を。（Re.）

時が経つのは とても早いもので
それがかけがいのないものなんだと
それに気付けたのは あなたが居なくなってからで
過ぎ去った思い出が 今僕の中を巡る
あなたが居なくなってから

不良品

物心ついたときには 体は痣だらけ
罵声が飛ぶ 物が飛ぶ 怒りのままに
愛も貰えず 憎しみばかり 殴られてばかり
人形のように 感情を無に 愛されるように
いらない 知らない 投げ捨てられる

これはこれでいいのかもしれない

ここは一本の道 終わりも何も見えず
一歩ずつ歩むゆっくりと 何もない一本道
かつての分かれ道は もうここにありはしない
後も何も見えず 前も何も見えず
この先は道なりです ずっと ずっと ずっと

ホリデイ

天からの手紙 銀色の大地
白い息を吐く 雪原を歩く
深雪の中へと 音は沈んでく
私の声だけ 行く当てもなくて
足跡を残す

モノクローム

むかしむかしの 子供のころは
君と私は 一番の親友
君は強くて 私は弱くて
いつも私を守ってくれた
認められたい そんな思いが

オトノマチ

生まれたばかりの私は まだ何も持たなかった
何かを探しながら 綺麗に並べられてた
夢を見失った君が 棚の上の私を見つけた
ハリボテだった私の中に 何かが生まれた
ああ なんて 世界は広いんだ

Nightmare

貫け 貫け その心臓を
痛く 痺れる その稲妻を
深く落ちる 悪夢の中
向かい風に 吹かれる
苦しくても その先には

アブノーマル・アンチテーゼ

何十何百万年　生き続けてきた
今更それを変えようとか　都合のいい話だが
凡人　一般人　出る杭は打たれろ
ルールを知らないお馬鹿さん　皆まとめて吊し上げ
与えられた秩序　殺された　社会適合者

子守唄

日が沈み 月は昇る 今日の日がまた終わる
空の向こうに一番星 その姿は君のようで
笑いあって 支えあって いつも通り 愛しあって
そんな毎日が愛おしくて このまま続けばいいのにな
また明日も 笑いあおう 僕たちは友達だから

黒炎戦記（Re.）

舞台はどこかの別世界
人が争う 荒れた世界
暗くて 狭くて 馬鹿馬鹿しい
そんな世界での 物語
世界を色で表すなら

ハリボテ

ここに二羽の青い鳥 互いに互い傷つけて
やがて鳥群れ大戦場 でも終いにゃ揃って大炎上
思い付きの言葉を 飾り飾って継ぎ合わせ
そして言葉は形骸化 その手握るは携帯だ
天才と言われた少年は 今となれば廃れた劣等生

優等生

優等生 私は何
優等生 何もわからない
私はただ社会に溶け込む ただ無心に動く
それで正しくいられると 信じてきました
君は優秀 優等生 大人は私に言う