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中身…しがない理系社会人
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メッセージ
陽炎
砂を灼き尽くす陽は きっと何もかも隠して 眩む反照の熱 痛い、痛いよと夏が泣いている 捨てた昨日 拾う今日
閲覧数:92
2018/07/05 12:36
relic
沈む陽は金の結び目 打ち寄せた想い撫ぜるような 風が消えた静寂(しじま)は 降り積もる時を抱(いだ)いている 郷愁の丘に碑の影
閲覧数:113
2018/06/23 14:38
雨上がりの蒼空を私は待っている
「泣かないで」は言わないよ 「わかるよ」なんて言えないよ 「だいじょうぶ」は言い訳だ 隠し切れない傷の あぁ、こみあげる
閲覧数:101
2018/06/02 17:11
こんくりーと らびりんす
路地裏 野良猫鳴いて ゴミ箱散かり放題 ねぇキミたち、山田さんちは どこだかしらないかな? 夕暮れ カラスの群れで
閲覧数:154
2018/05/14 22:14
銀河の舟
月が見えてた。 そんなことだけ憶えている 潮騒にゆらめく君の横顔が あまりに遠くを見ていたから 旅立ちの舟はエーテルの海へ
閲覧数:137
2018/05/06 11:01
星のない海を泳ぐ魚は、
光、ほどけてゆく 夜の境目には 海のにおいがした 君とおんなじに。 メランコリーなラジオの声 色褪せていく街の影 溺れるように息を継いだ 僕は生きているのかな? ああ、星のない海を泳いで行く魚たち 尾ひれ揺らして
閲覧数:167
2018/05/04 18:49
比翼の約束
重なり合う真円は 水面に溶けてゆく 泣きたいほど柔らかな 風に抱かれて 息を奪う思い出に呪いをかけられて 両足を投げ出した 光が怖くて 寂しさは氷のように 孤独は銀のナイフ
閲覧数:130
2018/01/27 22:15
bullet
砂を舞い上げる 荒漠の彼方に キミは立ち上がる 恐れなど知らないまま 感情も 心臓も 共有はできないけど 痛みを知ることはできると信じていたのにな サヨナラをひとつ 乾く心揺らして
閲覧数:129
2018/01/08 22:22
氷雪融け雨水温む
言の葉の残像だけ 夕闇に未だ白く 薄氷の散る刹那に 触れた手は冷たくて 滲む静は杳々と 月影に凪ぐ 痛いほどに想いを絞めつけて 密やかにあなたの頬に触れる一片は
2018/01/08 18:00
待雪草の朝
音のない光が満ちる窓 銀色の足跡を残して おはよう のキスはきみとの約束でした 新しい朝 真白い呼吸を 指の先までも満たして
閲覧数:146
2017/12/24 16:52
ペルセウス
息を潜めた夜の底 星の気配を待ってる 背中合わせの透明な自分と 打ち解けられないまま 膝を抱えて悴む
閲覧数:103
2017/04/15 19:17
花筏
あゝ いつの間にか 夢過ぎ去りて 泣き声も上げずに震えてた 春の稚き日 花筏の道しるべ 渡る歌声乗せて きみの肩を抱きに行くよ
閲覧数:132
2017/04/09 10:13
G
もう準備はいいのかい? 日々の崖っぷちから 9.8の加速度 風を突き抜けてく もう全部を捨てたかい? 君の右足から 叫ぶ歌のテンポで アイザックが逃げ出す 自転する夢に君の声聴かせて
閲覧数:70
2017/04/02 13:55
ピエロの涙
曇天を背負え 空色の小鳥 うそつきのために 歌っておくれ 足枷をつけて もがいてる聲は 震えてはならぬ 叫んでもならぬ 撥条を巻いて 諧謔調の哀歌
閲覧数:175
2017/03/31 20:01
機巧唄姫と最期の唄を
the last of song was lost (最後までは歌えなかった) cuz heart was broken first (心臓が壊れていたんだ) she wound up spring, even so
閲覧数:236
2016/10/13 21:32
samsara (por Esperanto)
輪廻、そこへたどり着けたなら la sansaro,se ni iros tien (ら サンさロ ・ せ に いロス てぃエン) 再び友とめぐりあう la amino revidos amikoj
閲覧数:141
2016/07/12 12:38
地獄太夫
桜色の頬に 口付を 夢か現か朱の格子に 透かし見るは夜半の月 しに来るは伽羅染に 飽いた者が良い
閲覧数:147
2016/07/03 15:15
sansaro
Vivo de la rado 深閑より生まれし 旅路照らす導き 讃えよ灯を 救いよあれと
閲覧数:243
2016/07/12 12:28
星降る草原
青く夕去りの空 尾を引く流星 鐘が告げていたのは 追憶の終焉 揺り籠の雨粒に溺れて アナタの引く手に縋りつく遠い夏の日 降り落ち積もる瞬きのひとつひとつがボクを
閲覧数:214
2016/06/26 19:13
屋上にて(仮)
カラスが飛んでゆく 我楽多の街中には ちっぽけな人間が群れる 目の前を横切る 黒猫の気分で 傷つけたものを知らぬまま 誰かが言っていた 嘘吐きたちの朝にも
閲覧数:102
2014/10/13 22:56
種を播く人
遷ろう水面の影 深淵から芽吹き始める 長い旅の始まりにはやさしいキスを ガラスの心臓には 夜鷹の啼く祈りが刺さる
閲覧数:80
2014/09/27 12:15
長旅の軌跡
黄金の日がゆれるころ 終焉の森は歌うのでしょう 白紙の本抱いた手で 紡いだお話を空へとはなす 当たり前の日々は音もなく
閲覧数:63
2014/09/07 16:38
朝想曲
(序盤) 明るい夜には 澄みゆく唄を 真白い月から 生まれたあしたの唄 (1部) 鳥たちも息を凝らし 稜線の憂う東を見つめ
閲覧数:78
2014/08/26 07:40
雨の日のアリのうた
たとえばあなたが空ならば、 わたしはちいさなアリでしょう。 さらさら歌う草むらで あなたを探しているのです。 たとえば雨が降るならば、
閲覧数:38
2013/01/21 19:02
Never(仮)
繋いだその手を離さないでよと 世界の果てからまたキミを呼ぶ 消えない 消せない 衝撃に沈む 光と闇との幾何学模様 全てを引き裂く始まりの鐘に
閲覧数:120
2012/11/11 22:52
断片
傾く夢に枯れた モザイクの花 地平の隅に唄う 銀の星よ 荒野で呼ぶ声は 幼き私 光横たえて 共に眠ろう 切り裂かれた断片を 探し求めて
2012/11/27 08:47
穏やかな夜と不眠症の私
ふわり 不安定気分 漂う モノクロからモノクロへと くらり 廻転している セカイは まだなにかがタリナイ
閲覧数:213
2012/07/30 14:24
夢見る獏と不眠症の私
ふわり 不安定気分 漂う モノクロからモノクロへと くらり 廻転している セカイは まだなにかがタリナイ 曖昧なものはまとめて忘れたい
閲覧数:138
2012/05/31 23:28
雨底ブルーマー
ためいきの海 泳いでるくじら 宙返りして 青空見おろした 鎮みゆく波 やわらかいにおい 部屋のなかでは 音楽 乱反射 水びたし 水色
閲覧数:234
2012/06/02 00:29
ReBirth
月の砂漠に落ちる泪の声 揺れた小舟に人影はない 忘れ去られた紅い生命の詩 紡ぐ翅音を夜風は攫う 語られぬ伝承の
2012/05/06 17:45
虧
彷徨う私に救いの花を 静かな森にはひとつのメロディが 寂しいと嘆いたのはいつかの思い出ですか? 水音を溶かすように囁いているのは誰? 欠けゆく蒼い月の夜
閲覧数:126
2012/04/02 23:07
lost horology
青色を忘れた遠くの空に 慟哭が響いて朝日が墜ちる 舞い上がれ鴉よ 虚ろな星よ 呟いて時計は秒針を止めた 欠陥品で出来たふたりぼっちの時間
閲覧数:115
2012/03/19 15:50
ピルグリム
蒼く影が沈み 彼方空が謳う 繋ぐ声は願い 闇へ落ちぬように 巡る星達
閲覧数:114
2012/03/11 23:50
dry flower
窓際で揺れた小さな赤い花弁 連れてきたひとはもうどこにもいない 誇らしく空を仰ぎ見てるキミを 僕は目を閉じてしっかり焼き付けた 手を伸ばすその指先に触れたものは
閲覧数:235
2012/02/18 12:36
未だ穢れなき詩(仮)
足元の泉からは言葉が生まれ 手のひらの小石からは詩が生まれた 夜には音が降り注ぎ 風がそれを繋ぎとめた 凍てついた空に歌は響く
閲覧数:41
2012/02/05 16:20