悠魚の投稿作品一覧
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KAITO
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KAITO(全身)
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肌を 滑る シルク そっと 手を伸ばし
撫ぜる 肩に 口付ける
僅かに 震える身体 抱きしめ
重なる 手と手
僕の体温が 君に移って
近付く終わりなんて 忘れそうだね
触れたくて でも苦しくて
壊れそうな心を 必死で繋いで
それでも僕は 終わらせてあげるよ
これが 僕等ノ物語...終焉ノ語リ部
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歌う。
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一人の母親が居ました。彼女には大切な宝物がありました。
でも宝物は、遊んでいる間に、居なくなってしまいました。
彼女は宝物を捜しました。
朝も昼も夜も、声が枯れるまで、ずっと、ずっと
もういいかい?まぁだだよ。
もういいかい?まぁだだよ。
もういいかい?まぁだだよ。
もういいかい?………。
ねぇ、何...隠れん坊-タカラモノ探し-
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桜KAITO
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裸KAITO
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ヤンデレKAITO
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どんなに歌っても 所詮ただの人形(ひとがた)でしかなくて
どんなに笑っても 贋物(にせもの)の笑顔しか作れない
どんなに人間(ひと)に近くなっても やっぱり真似でしかなくて
どうしてあなたたちは わたしたちを作ったの?
触れることも出来ない 感じることも出来ない
捏造された世界でしか 生きられないな...0と1で出来た歌う人形の唄(仮)
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「有り難う…」
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「約束しよう」と、差し出された小指
僕は どうしてもその指を 絡ませる事が出来なかった
「約束だよ」って 嬉しそうな君の
笑顔が瞼に焼き付いて 離れないんだ
─最期の、残像─
手を伸ばしても、声を嗄らすほど叫んでも
君は遠くで 微笑むばかりで
空(くう)を掴む手は 血が滲むほど握り締めて
溢れそうな...果敢ない小指
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飢エタ 咽喉(ノド)ヲ 鳴ラシテ 彷徨ウ
タダ、タダ 貴女二 逢イタクテ・・・
暗イ 暗イ 夜ノ 向コウ
霧ノ 中デ 光ル 眸(ヒトミ)
初メテ 知ッタ 甘イ 匂イ
伸バシタ 腕(カイナ) 包ンダ 熱ガ
微カニ 震エル ソレデモ 消エナイ
強イ 眼差シ 溢レル 何カ
舌デ 掬ッタ 雫 気付イタ
ドウ...白の少年と紅い少女のキネマ(仮)
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君臨する覇者 近付く事 誰も叶わず
洗練された姿 その美しさに 皆 魅入り
そこに現る 一人の少年
いとも容易く 覇者の心に 忍び込み
冒涜された 聖域
凄艶(せいえん)の徒花 幾度も 咲き乱れ
跪き 崇めなさい
誰も知らなくていい わたしの孤独を
押さえつけた激情 次第に箍(たが)が はずれ滲み
...【背徳狂詩曲】(仮)
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【1】
初めて見た世界 それは不思議なものばかりで
すこし照れたように笑う あなたは誰?
画面越しの世界 それは少し歪んで見えて
その向こうで一喜一憂 僕の為に…?
何度も何度も失敗して
その度にあなたは 困ったように笑って
でも 諦めずに僕に教えてくれた
歌うことの楽しさを
僕のために 必死に音を...あなたの隣で、この歌を(仮)
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夜の音、雨の匂い、風の詩(うた)、星の声
花の色、大気の熱、水の鼓動、木々の響き
すべてが私の心を包んで
すべてが私の心を響かす
天空(そら)に腕を伸ばせば 全部掴める気がして
波の音、砂の匂い、鳥の歌、鈴の声
血の色、隣の熱、黒の鼓動、命の響き
すべてが私の心を包んで
すべてが私の心を響かす
天空...トランキライザー
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絡ませた指も 気持ちを伝えるべく
押し付ける唇も 全部キミには届かなくて
確かにそこにキミは居たはずなのに
目の前に横たわる、この人形は誰?
この世のすべてを敵にしても
キミの側にいたかった
キミのすべてが欲しくて
僕はすべてを闇に投げた
白いシャツから覗く 白い肌
なぞる指先 微かに震えて...DOLL MASTER-失クシタ熱-
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寒い冬 外は真っ白
白銀の世界 君がいた
一人で雪の中 クルクル回る
白い肌 雪に溶けてしまいそう…
白い着物に赤い帯 僕は目を奪われた
楽しそうな君に惹き寄せられて…
「ねぇ、僕と一緒に遊ぼうよ」
毎年廻る眩しい冬 君に会えるのが待ち遠しい
一年に一度の逢瀬 冬の幸せ
君の手は冷たくて 僕の心は温...淡雪の恋
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私は人形 あなたの人形
あなたが望めば 何でもするわ
私は人形 あなたの玩具
あなたが望めば 死んでも良いわ
あなたの言葉は 私の命
あなたの姿は 私の世界
あなたのその手は 私の心
あなたのすべてが 私のすべて
私は人形 あなたの人形
あなたが望めば 何でもするわ...DOLL-狂気的愛情譚-
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頭を撫でてくれる手のひらも 名前を呼んでくれる声も
抱きしめてくれる腕の確かさも 包んでくれるあなたの匂いも
全部 全部 私のトランキライザー
一人が寂しくて 誰でも良いから側に居て欲しくて
いつも夜を彷徨っていた
そんな私に光をくれた 優しさを教えてくれた
傷だらけの 身体を抱き寄せて
「大丈夫だ...【tranquilizer】
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貴方は何故そんなにも真っ直ぐに私を見るの?
私は貴方に何もしてあげられないのに…
ずっと傍で過ごしてきた
貴方の笑顔も、涙も、全部見てきた
でも貴方は結局笑うの
「キミが好きだよ」って
貴方の事は誰よりも貴方が分かっていて
私の事も、貴方が一番知っていたの
貴方は何故そんなにも真っ直ぐに私を見るの?...-アルビノ-