Chou à la crème

甘い匂いで　閉じ込めて
君のことだけ考えました
歪に膨らんでく恋心に
そっと気づいて…
ちょっと悔しいから　余裕ぶったフリしてる

♡Little Cigar

薄汚れた街の　名もないlittle cigar
目を細めた君を　包みこんだ
燻らせた煙を　纏ったフリをして
引き金を引いたの　終わらない夜に
灰のように堕ちてくだけ

Midnight colour magic!

カーテンが揺れて　夜風のwaltz
25時の合図で
鍵は閉めないでね、約束だよ
野良猫に話しかけて
パッと目が覚めて　ぎゅっとなる気持ち

白銀色のページ

降り始めた雪　濡れてく肩に一片
永遠の意味さえ　知らなかった日
差し込む光の粒が　反射して煌めいた
淡く荒ぶ雪の調べが　響き始めた空
もう二度と戻れない

sherbet snow

sherbet snow いつか消えてしまうの
悴む指で掬ってる
溢れる人波の中で
溶け始めた雪を見てた
色付いた街　遠くで鳴り響いたベルの合図で

♢scramBLUE

(A)
駆け抜けてきた旅路に　正解なんてなかったと
呟いて
空が青い理由さえも　あやふやなままにしながら
息をしてる

♡ダージリン

ゆらゆら水平線に　レモンを添えて
染め上がったの　あなたと私
夢見心地でも　覚えておいてね
恋してる　ダージリン
揺らぐroseと　夜明けのdeja vu

♢グレーテルのアリア

(S)
「さよなら」　言いかけた
唇を　塞いでよ
君の声を　探しながら
闇に消えた森でひとり

こちら、世界は

こちら、世界の果ては今日も
45°だけ傾いてる
落ちてく　戦闘機
瑞々しく　蒼い空で
両手を　広げて

♡Lollipop Knight

キミはLollipop Knight 甘すぎる夢の中
震える手をとって　抱きしめてくれた夜
生クリームを　散りばめた空の下
とろけそうなんだ　今すぐ会いに行こう
キミの声が　乱反射で響く

♢君と星座になった

(S)
夜に跨って　揺れる惑星(ほし)を眺めた
夏をよじのぼって　君は星座になった
(A)
君の声で　目を覚ます午前2時

♡The Lost World

こぼれ落ちたのは　翼をなくした君で
明けない夜を　ずっと待っていた
割れた窓から　差し伸べた手を掴んで
苦し紛れの　嘘を吐いただけ
何度も　繰り返す　交差点で

♡零Hzの君へ

流れ星　瞬いて　消えてしまった
泣きたくなったのは　君のせいじゃないよと
ずっと　繰り返した
誰も知らない周波数で　僕は
形の欠けた　夢を見る

♡サビ色の恋

影が伸びる　一人歩いて
夕暮れの神社前　君が　やってくるんだ
彷徨い疲れてた　街を眺めて
少しだけ冷たい風と　寄り添っていた
君と出会った日のことを　忘れられなくて

♢苺色ガール

(A)
ゆらゆら　揺れては消える
明け方の街を　みてた
何度も　書いては消した
名前のない君へ贈るうた

♢改造世界

(A)
水銀灯　揺れる愛憎
そんな言葉に意味はなくって
再起不能？　落ちて沈んで
止め処ない感情　ヘイトスピーチ

secret [sweet] world

「最低だ」誰のせい？　待ってたのdance floor
真っ赤に溶けたlip stick 振り向いたキミと
party night 今夜は　hold me tight
なんて　オカシイ話
蹴り飛ばしてサヨナラ

♡一度きりsummer

快晴のとろけそうな日　君が行こうって言った
着崩した制服　汗で滲んだラクガキ
本当は嘘を吐いて　遠回りの道選んだ
もう少しで夏も終わってしまうから
溶けたアイスキャンディ

♢君の心臓にピアスを刺した

(A)
最終回のラジオが響く
世界は今日も廻り廻った
神様なんていなくていいよ
ふたりで何処までも行けたから

♢マゼンタに溶ける

(A)
君の声がした
何を探してる？
そんな他愛ない
言葉が好きだった

♢シアンの足跡

(A)
雨があがっても
夜は明けないで
街が沈んでも
ずっとここにいる

♢時々、黄色

(A)
もっとちゃんと言葉にしなきゃ
わからないよ　君が言った
なんて事ない　夏の日
写真に残ってた　僕たち

♢C6H5NO2

(A)
なんでもないような
鼻歌を歌ってた
君の好きな歌だったのかも
それすらもういいんだ

♢『ずっと』

(A)
あと何回　忘れたら
君はいなくなるの
届かない　壊れかけの世界だった
(B)

♡勿忘草

青い花咲く頃　忘れてしまったこと
君の声が呼んだ　偶然晴れた午後
木漏れ日ゆらり光る
眩しすぎて息が止まる
君と生きたあの日々に　溶けるように

♢シナモンロール・ドラッグ

(A)
あれ、今日はまだ来てないな
ありがちなカフェは煙たくて
奥の奥から2番目の席
お決まりの合言葉　キメた午後

虹色フォルテシモ

虹色の空に描くフォルテシモ　響け
窓の外は曇り　少しだけ重たい朝
あとどれくらいすれば　あの空に
届くのだろう　考えてみた
君の手を握ったの　大丈夫

♢さよならベイベ

(A)
枕ひとつ分空いた意味は
きっとそんな単純じゃないもので
目蓋残ってたシャドウの跡
拭い去った君はいない

♡コバルトブルーに消えた君

コバルト色の空に　溶けそうだって
君は笑ってた
波音がかき消して　しまう前に
抱きしめたかった
(like a blue sky

♡キミとサマーガール！

キミの体温が　夏に溶け出してく
晴れた空を　切り取って
「あっついから海行こう」
胸が高鳴ってる
最高潮　気温は35℃

♢始発のバスで書いた歌

(A)
月に一度　この狭い部屋で
窓はなくて　朝もわからない
テレビだけは　無駄に大きいから
なんでもない　ニュースで笑ってた

♢夏が死んだ

(A)
「これからどうしよっか」
君は笑ってる　泣きそうなくらい
「海をみにいこっか」
ふたり並んでる　晴れすぎた日

♢群青すていしょん

(A)
空の青と海の青が一緒だって知った日
僕らは世界を抜け出した
(B)
二人でならどこまでもなんて

♡マニッシュデコレーション

昨日みた映画　泣いてないって言った君
消えないソファのしみ　居座っていたかった
間違いだらけ　足りない今日
粗大ゴミで捨てようとした
きっとだってもっとなんて　もう終わったって知った

♢寒空フラペチーノ

(A)
階段を　駆け下り笑う
6限目は　サボった
それだけで　幸せだった
ある冬の　出来事