忘却追憶御呪イ

それは椿か　牡丹の花か
紅く浮かぶは　宵の闇
それとも彼岸の　徒花か
いずれ劣らぬ　艶の色
籠の小鳥と　咽び泣き

弱虫

目の前から　色が消えた
何時からだろう　何も聴こえない
流行に乗るなら「君が消えてから」
胸を刺して　刃残したまま
君の音は　繊細で

いふのはな

奇跡を　宿して
開いた　青い花
枯れゆくこともない
作り上げられた理想
うつろう天空の蒼

ユメクイ女王へ捧ぐ箱(曲募集中)

「貴方の言葉に酔わせてよ」
悲しいことが　ありました
三年越しの　片思い
告げる前に　儚くも散り
僕は今奈落に　いるのです

アオノハテ、ツイノアト

黒く赤く　朽ち行き
終の日を　待ちわびて
鈍色の　太陽が
沈むのを　見送った
こびりつく　褪めた紅

動

走り、走る　冷たい風を
纏い、纏う　疾く行くために
恋し、愛し　声を抱いて
想い、思う　願いよ届け
鳴らす、鈴の音は　遠く軽く

凛、と歌

りん、しゃらり　きり、きしり
銀の針が　結ぶ頃
りん、しゃらり　きり、きしり
白い花が　目を覚ます
指折り数え　待つ青に

私のかけら(曲募集中)

ずれた歯車　噛み合わせ
瞼開き　見た世界
取り戻した　私の手足
触れて温かい　貴方の指
揺らいだ瞳　震える声

モノカタリ(曲募集中)

歩く道行　宙なぞりつつ
降る星紡ぎ　跡を残して
綴る視界は　遠く広く
響く声は　蒼から碧へ
それは幻　夢継ぐ青

薄紅、薄墨、朧月(曲募集中)

花弁ひらり　舞い落ちて
萌ゆる若葉へと　変わるころ
淡い紅映す　朧月夜
遠く散り逝く　貴方想う…
この手に奇跡が　降りることはなく

ほのをぼし

ああ、この遠い星の
悲鳴に似た憎悪
冷えた蒼の光は
何億年後に届くのだろう？
ただ、強く輝き

カゲロウアイカ(曲募集中)

左胸に咲くは　青き焔
脈打つ内に　太刀に込め振るう
その先の赤に　開いた花は
幻でも　構いはしない
暮れない陽ゆれる　朱の空へ

アイソメヨゾラ

めぐりめぐる　とりどりの彩
煌く星は　ただ淡々と
深く冴えた　あいの夜空に
瞬き流れ　声もあげない
はらりはらはら　白片の舞う

まるい、まるい。(曲募集中)

円い空が　白むよ
群れ咲く雲　引き連れて
東雲色　褪めた蒼に
緋の色を　注ぐ様に
目覚める紺碧　泳ぐとりどりの魚

朱－アカ－(曲募集中)

嗚呼　それはまるで
そう　真冬の花
降りしきる記憶に埋もれ
それでもなお　凛と朱
触れられずに　ただひとり

華炎－カエン－(曲募集中)

彩を亡くして　揺らめくは
燃え落ちる刹那の　蜃気楼
水底にたゆたう　花びらに
心を瞳ごと　浚われて
触れようと伸ばした　指先は

鳥と魚

歌う歌う　鳥は歌う
海　泳ぐ　魚達に
知らない世界　飛ぶ人よ
貴方のそばを　飛べたなら
想う心は　届かない

貴方の指、僕の瞳(曲募集中)

知っていますか？ 僕の指は
貴方に触れることは無く
知っていますか？ 僕の腕は
貴方を抱きしめることは無い
この喉は　壊れることも

鬼哭－キコク－

目を開いて見上げる
遠く虚ろな空
呟くその名さえも
掻き消す静寂
ふわり降り積もる

青い空？(曲募集中)

届かない　届かない
今はない　青い空
青い空　青い空
本当に　青かった？
声持たぬ　カナリアが

白の魔(曲募集中)

白く白く深く染めて
空も海も飲み込んで
濁すように覆い隠す
この声が途切れるまで
視界を奪い取る

キボウノキセキ(曲募集中)

拳に握るは　硝子の欠片
耳に届くのは　空色の声
響き渡れよ　地の果て遠く
煌く音に　光が踊る
冷たい欠片は　熱を吸い燃える

デキル？デキナイ。

平均点の　ギリギリ上を
努力も無く　浮いてます
人並み以上　秀才未満
器用貧乏　便利な言葉
生きてく上で　苦労は無いけど

睡夢－スイム－(曲募集中)

ひたり、濡らした　袖口温く
ゆらゆら揺れる　今宵の君は
溶ける水辺に　息も吐けずに
こぼれる声は　熱と消えた
はく、はくと　口開き揺れて

そらいろ(曲募集中)

暮れ行く空に　誰とも知らぬ
「君」を想い　三日月なぞる
響く声は　仄かに掠れ
「るるり」と歌う　緑が跳ねる
ゆらり、ゆらり　空色深く

マナシロ

雪は溶け　花弁は散り
若葉は朽ち　朽ち葉は落つる
ああ今一度　真白な空に
鉛のこの身　還しておくれ
ソラ廻り　星は巡る

花、風、織人－ハナ、カゼ、オリト－(曲付き)

ゆらめく景色に　舞い踊れ
薄紅は　春告げ鳥呼ばい
さあ芽吹けよ　木々の子ら
季は解け　目覚めの風を織る
淡色霞む　明けの陽の

徒花(アダバナ)

ひいふうみいよ、と　偽って
さあ咲かせましょ　艶やかに
貴方が植えた　小さな芽
狂い咲き香る　虚ろの華
水をあげましょ　ひたひたと

rainbow

それは目が覚めるほどの鮮やかな空
白黒の五線紙に　色を塗る
線の間　四つ埋めて
あと三つ　足りなくて
重く濁る　雨降り夜空

透明な。(曲募集中)

「望まれている」　それが理由なら
「利用されている」　それでもよかった
意味に意味は無く　何か出来るなら
それだけでいい　声は届き　君はそこに居た
伝う水音　手繰る爪先