なたねあぶらの投稿作品一覧
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あなたばっか想って春になって
移ろいた空に虚しくなって
この恋を忘れられたらなって
吐いた言葉は花の散りゆくように
言いたいことも
ろくに言えない人生で
伝えたいことも
伝えられないのでした
馬鹿みたい、僕は
この心が嫌になって...移ろいて 歌詞
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移ろいて Off vocal
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冬風日和 Off vocal
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駅の風に朝焼け
彼方の薄い春に一人だけ
温もりはポタージュ一つだけ
縹で満たす空を見てるだけ
駅の風に朝焼け
あなたの居ない街に一人だけ
温もりはポタージュ一つだけ
縹に霞んだ街、のびる影
朝に舞って
冬がすんだ空を見て...冬風日和 歌詞
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冬に落とした花を散らすように
吹き飛ばして、心ごと
言葉一つも掛けられない癖に
想い出すは、君のこと
頭上、零下の青がすむ空に
君の影を映している
路上の雪に目が眩んだまま
落ちる陽を眺んでいる
ドラマチックをただ願うばかり
夜に射した淡い月明り...恋降る季節 歌詞
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恋降る季節 Off vocal
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君の声がした夏の彼の日のことを まだ
夜の高架下、俯いたまま歩く ただ
雨の降った街を見下ろした
この心だけを映し出したのに
「君」になっていく前の誰かが
目の泳いだ隅にちらついた
君に出会ってしまった運命も
形のないものと知って
愛を唄った快晴も
無謬の青さで痛いや...君になっていく 歌詞
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君になっていく Off vocal
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夜の眠り出してる脳裏
君を描いてる夢が見たい
朝、僕を映してるように
空の零した青が冷たい
花に落としている 雨を眺んでいる
傘に弾いた花火の残した
弧の上を歩いている
僕は覚えている 君と話している
あの日のように言葉を交わせたなら
笑い合えたなら...青が知りたい 歌詞
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青が知りたい Off vocal
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ああ、君の置いてった 心を拾い上げ
もう、何にもないや 僕じゃないと分かっただけ
ああ、夜に泣いていた この目を伝うまで
そう、すべて知っていた くだらない理想だけ
Lily
ああ、君の差し出した その手に触れるまで
もう、言葉も出ないや 僕の声と違うだけ
ああ、空が泣いていた この手に伝う雨
そう...Lily 歌詞
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Lily Off vocal
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もう、この夏が嫌になって
揺らいだ空を見る幽霊だ
そう、あの頃を思い出して
乾いた泪が散っていた
つまらないこの生活だ
空を描いても滑稽だ
目が眩んで夜を見ていた
言葉も無い静寂だ
忘れたいことばかりだ
この出会いを呪っていた...幽霊の片想い 歌詞
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回送列車に乗り込んで
夜を待つ今日の君を見てる
回想ばっか、馬鹿みたいね
って僕を笑った君を見てる
水平線を窓に描いて
月明り射した海を見てる
海底だって遠くないね
って夜霞む列車が海を往く
ああ、まだ 君の声を愛せたなら
ああ、ただ 僕の声が届くのなら...海中奇譚 歌詞
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海中奇譚 Off vocal
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夏が去って夕を見てる僕に
暮れた藍の唄を
「不幸で蓋した綺麗な記憶ほど
忘れられやしないのです」って
ノイズ混じりのラジオで言った
コメンテーターに嫌気がして
「期待で満たして痛いと思うほど
馬鹿じゃないよ、分かってます」って
ギターロックの歌詞にしちゃえば
それも芸術となるのですか...夏、失恋、ギターロック 歌詞
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夏、失恋、ギターロック Off vocal
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幽霊の片想い Off vocal
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大人になるってなんですか
夢を捨てて今を生きることですか
幼い頃に幾ばくと訊かれていた
夢が僕を鼻で笑ってる人生だ
大人になるってなんですか
波風立てずに笑うことですか
躓き転ぶことが怖くなって
俯いたまま歩いてる人生だ
生きていればいつか分かっていくのですか
生きているうちに染み付いてくのですか...大人になるってなんですか 歌詞
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大人になるってなんですか Off vocal
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忘れないから
そう言ったから
君は赤い頬に染まったまま
それでいいから
そう思ったから
僕はその色に縋ったまま
ねえ、声に出して
眩暈がして
君が分かんなくなっていく
今になって...Color 歌詞
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Color Off vocal
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春に急った列車に乗り込んだ
明くる今日の想い出を
始発の列車に揺られて
窓に霞んだ春を今眺めている
このまま遠くへ
僕を連れてってくれよ
始発の列車が開いて
プラットホームの人を吸い込んでいく
それぞれ抱えた未来で
車内を埋め尽くして...春急列車 歌詞
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春急列車 Off vocal
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後日譚 Off vocal
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彗星の降った夜に僕の夢を透過した
命短しと分かってたって明日を願っていたい
「また来年もこの空を見よう」って君に呟いたんだ
夜に咲いている花の割れた音が掻き消しちゃって
君についた嘘の対価は僕の描いた将来だ
今宵は彗星が降るらしい、そんなことを思い出して
ふと目を擦った夜の街、君のことを思い出して
...花のち彗星 歌詞
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花のち彗星 Off vocal
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夏の噓と君の癖 Off vocal
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君の吐いた言葉を掬った夜に
夏の嘘が藍を往く
僕の泣いた記憶の片隅に
君の癖が疾うに往く
ねえ、また来年って口に出した
君は左の手で
髪を衝いた、月が射した
音を欠いた、夏が去った
君の吐いた言葉を掬った夜に
夏の嘘が藍を往く...夏の噓と君の癖 歌詞
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愛情、エゴになって揺らめいた
君のばら撒いた愛に銃を
誰しも「こうで居たい」と
言葉の塗膜を纏っている
「あ、もしも?」想定外の
君の愛想も翻り
狂ったってもう一回
Look at 等身大
ハイになって灰になって
繰り返し...愛に銃を 歌詞
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曖昧に吐いた、「生きてたいよ」って
そんな願いなんて
きっと誰かの笑みに溶けてしまうの
ねえ、「死にたくないよ」って
いくら願ったって
ずっと僕はもう愛なんて分かりやしないの
「生まれたその瞬間から、人は死んでいくんだ」
なんて誰かが言った
それなら僕らの人生は きっと
エンドーロールで決まった不調...リリースカット・エチュード 歌詞
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言葉になった君のことを
如何やって愛したらいいのですか
虚ろに空を眺んでるから
流る泪すら無いのでした
藍を仰いでは空の淵
ただ君の言葉を迎うままで
寝ぼけまなこで往く夜祭り
まだ咲いた火薬の匂いが残っている
残っている
君の描いた夏の時雨...一人きり、ダイアローグ 歌詞
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深い空の青さ一つ
僕を迎えに来たような気がした
霞んだ視界、ただ君を待つ
跨いだ夜に散る花を着飾った
音が無いから聞こえない振りをしてるのだ
酷く冷え切って描いてる、夏を描いている
夢も無いから触れ得ない光を掴んでは
淡い感情を唄ってる、僕を呪っている
人生なんて何時か終わってしまうなら
愛の言葉と...空上の独白 歌詞
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君に会いたいわ 夢から醒めて
眠りにつくまで今日を唄って
此処を出たいわ それだけのララバイ
君に籠るほど愛に浸っている
愛情表現は 夢の中
会いたい衝動は 有り余り
絶対安静は 流るまま
大体どうかしているのさ
散々だったんだ 巻き戻り
段々飽いてった 筈なのに...ララバイ 歌詞
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君を照らしたその雪明りが
空に乱反射していた
今、音のない声がする
湛えた言葉を伝えたかっただけ
このままどうか
君が想い出になる前に
僕も行かなくちゃな
声も、肌も、この心も
全部、凍え、震えてるだけ
今日でこの痛みも最後だ...雪曝し 歌詞
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