Rakushiの投稿作品一覧
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朝靄の野に立つ足先は、
鵐に濡れる露草に抱かれ悴むまゝに、
常しえに揺蕩うこころを繋ぎ閉ざす。
遥か遠く、ただ遠く広がる紫苑の空、
重なる雲は彷徨う。
あゝ風を切る鳥よ、大河を越えてゆけ。
ふわり、ふわりと浅き夢見し、
空に隠れた君を探せど、冷たき頬に現を覚え、
咽びし声に木霊すらなし。
ひとつ、ふ...越河恋歌
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どうしてだろう
頭ん中に そんな言葉ばっかぐるぐる回ってさ
あの時は そんなこと考えもしなかったじゃないか
自分を守ることとか 自分が傷ついたとか
そんなことばっか いつでも大事だった
なんでだろう
問いはやがて ぼくを傷つける刃に変わる
その時は 確実に近づいていたっていうのに
上手く立ち回るとか...【曲募集中】シンクロナイザー
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ふと立ち止まり見上げる空 ひとり
振り返らず走り続けてきた 遮二無二
躓いたり転んだりした時 気づく
いつの間にか 置き忘れた 「本当の自分」
泣いたって 笑ったって 毎日はずっと巡る
空に街にビルに人にプラットホームに
また吐いた溜め息 肩触れる衝撃
朝 昼 来る「いつも」
笑顔で悩んだり
弱さを...The World is with you
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明日を探す日々が 終わりを告げた時から
僕らを包む時間は やけに急ぎ足で過ぎてく
何気なく交わす 会話のひとつひとつが
僕らの描いた軌跡 鮮やかに映す
あと少しこのままいさせて 前に進む勇気が欲しいから
二人の行く先が 交わることはない
少しだけ潤んだ言葉は けれども未来は書き換えない
僕らはそうし...Dew days
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「いま何処にいる?」なんて 別に興味なんてないくせに
あなたに呼ばれるなら 何処にだって行くわ
閉め切った窓を開け 飛び出すカラダに任せたら
惑星の隙間に流れ出す Sky Music
煌く音に浸ると 意味なんか要らなくなるの
二人を繋いでいる 恋とか 愛とか
指先が触れ合えば それだけで生まれだす ...Sky Music
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ひとつ お聞きするわ あなたの その安いドレス
このフロアに お似合いだと 思ってるの?
二言目に お世辞ばかり 喋る小鳥たちは
カゴの中に 引きこもって いらっしゃい
みんなの 目を惹きつけるは 真実の美貌
嘘つきと 偽善者は お帰りあそばせ
夜の帳 降りた闇に 隠れようとしても
音楽と 熱い眼は...【曲募集中】STEP and LIGHT!
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君に会ったとき 呼吸が止まったようでした
そのことは まだ言えずにいるけれど
頭上に広がるこの景色 千年前にも見た気がするよ
あの頃は どちらが先を歩いていたかな
わたしにないもの 君は持っているのに
わたしのささやかな自慢 どれも全部持っている
そんなのって ずるいよね
どうしたのって 聞くその態...【曲募集中】walk
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ミクジョーカー
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ああ 溶けちゃうくらい 熱い視線を振りまいて
ああ 惨めなほどに か弱い獲物を探すの
さあ 今日はどこから 甘い夜を連れてくるの?
そう ひとりで笑い 街の奥へと繰り出すの
いつも以上に期待してる 素敵な予感がしてるから
早速そんな期待通り すぐに近づき狩りを始める
STEP INTO YOUR ...STEP INTO YOUR HEART
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季節はずれの冷たい風が 肌を撫でる
見上げた一面の空が やけに眩しく思えた日
調子はずれの歌が ふいにこぼれる度に
君が合わせてくれるから 二人で笑えた
隣にいることが どこまでも自然で
ずっとこんな日が続くと 本気で思ってたよ
誰よりも近くにいると思ってた
でも僕には 気づくことが出来なくて
星空...バルコニー
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窓の外に形のない月 逸る鼓動 軋む足
胸の十字架強く握って 少女は教会へと行く
神の赦しを乞うため
少年は十字架を手にして また罪を重ねてゆく
大切な人の幸せだけ ただ胸に描き続けて
灯火が照らす 穏やかな眼差し
どうかその慈悲を 彼のもとへと
抱いた 幽き夢の中で少女は眠る
流した涙の跡を 拭う者...Kyrie
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揺れる アデニウムの花びら
ひとつ 風に誘われて
私と 一緒に ひらひらと迷う
ひとりきりで探す
涙 燃ゆ陽射しに乾いて
響く あなたのさよなら
見上げた 瞳に きらきらと映る あの日の蜃気楼
I'm waiting forever そう
I'm waiting forever 砂の海が隠すの あな...砂の花
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「忘れないで」あなたの背に言葉をかけた
笑うしかない話だわ
25時の明るい街 誰もが皆 彷徨う子供
私はただそれを眺め 空虚なグラスを傾けるの
本気だとか遊びだとか そんなことはどうでもいいわ
どこにだって行けやしない 空虚なカラダが満たされれば
ねぇ 行き場のない 痛みを 溶かし絡ませて
あぁ 夢...恋か嘘か
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忙しい背中 見送った街路樹
忙しない街で 今 光を見つけたよ
その背中で その瞳で 輝き集めたら
その笑顔で 言葉で わたしに教えて欲しい
毎日の中で 頑張ってる君を
いつでも見てきたから 気持ち伝えたい
君の語る夢や未来 少し笑えるけど
それもきっと 悪くはないんだと思うよ
ありふれた言葉なんて ...In The Wind
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誰より遠く わたしを連れて
誰より近く あなたのそばで
その声聞かせて 名前呼びかけて
わたしたち出会えた奇跡に
「ありがとう」
小さな星がざわめく 凍える風に吹かれて
いつもと同じ街並み 別の場所みたい
時々触れる右手が もどかしいほど冷たい
この手を取ってくれたら 握り返すのに
夜空を見上げ 輝...Stay With Me
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こぼれる朝の光抱いて にじむ街と透明な空
沈んだ心にそっと触れて 浮かぶ言葉は きみの魔法
ありふれてく思いは ため息の中溶けた
前に進みたいんだ 強く 強く 強く
Take me higher きっと
僕らが超えるところ 道になるから
二人 迷わずに行けるよ
Take me higher それは
...Take me higher
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ただ 街の灯が燃え 妖しげに夜空を照らす
ほら 踊り娘たちが 水面に映った目に恋した
天蓋が彩る この臥所の中で 私の歌をお聞きなさい
殺めることなどは出来ぬほどに あなたを虜にする
ざわめく星 魚の夢
救いの海 流浪の旅
まだ 終わらない夢 とびきりの果実の香り
もう 踊り娘たちは 瞳に映った夢を...千夜一夜歌語
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今宵 痩せた月を見て 君を思い出すでしょう
はぐれた浮雲ひとり 行き場もなく漂う
ひらり ひらり 枯れ葉落ちて
嘆く 僕の 心 塞ぐ
いつか きっと 時が 来れば
そんな 夢を ずっと 見てた
どこへも行けず 立ち尽くす
僕のこと 宵月が 嗤った
このまま このまま 君を忘れられたら
僕らの 絆は...嗤う宵月
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色づき煙る高い空 君の姿を求める
優しい瞳と面影 耳には「さよなら」の声
呟く歌は 風にさらわれて消えてく
見えないけれど いつでもそばにいるよ
あふれ出るこの想い 愛し君に届け
木の葉舞うこの風に 凍らされる前に
木漏れ日落とす赤い影 胸の鼓動を速める
懐かしいあの日の欠片 交わした約束の跡
差し...君想う
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鏡の中見た面影 あの日の後悔を映す
たどり始めたこの夢 眠ってた意識を覚ます
積み上げた過去 まだ見ぬ未来 静かに思った
見上げる空は広すぎるから 両手で囲った
許されぬ嘘も 作り笑いも どこかただ諦めてた
眩しすぎる世界の中の正しさから逃げて
かすかな不安と 胸に宿るあたたかさを 腕に抱いて
ただ...Shift
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微睡み始めた 夕暮れ 横たえる体を起こす
揺れ始めてる 境界線 おぼろげな意識を急かす
そこへは行くなと 呼び止める声 幽かに揺らいだ
「失うものは何もないさ」と強がりも言えず
泣きそうな夜も あたたかい夜も どれだけ繰り返せば
あなたと同じ 歩幅で歩み 笑い合えるだろう
両腕に抱きしめた あなたへ...楽園
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わたしの名前を呼ばないで わたしがこぼれてしまうから
この窮屈な身体の中 悲しみたくさん詰まってるの
わたしのこの手を取らないで わたしが壊れてしまうから
ダンスは離れて踊りましょう それでも糸は絡み合うの
くるくる廻る あなたとわたし
ガラスのホール 滑りながら
世界は廻る 奇跡を待って
だけど朝...マリオネットのワルツ
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昔見たあの青い空
もう 見上げてても何も見えないわ
声を求めもがいた指先も 傷痕増やし痛み増すだけ
はぐれた鳥のちぎれた羽根
そう 遠いところ目指すの
今すぐこの籠を抜け出したら
わたしの軌跡を刻み込む
止めることなんて出来ない
触れる身体 心 確かめたら
ドアを開けて飛び出すだけ...籠の鳥
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夏の雨がそっと 梢を揺らす日は
あなたの笑顔を思い出す
振り返った日々は 瞬く間に過ぎて
私を追い越してしまう
繰り返す吐息は 言葉をのせることなく
誰にも届かないで 私の元へ降りそそぐ
あの日私には遠すぎた あなたの答えが耳に残る
前よりも強く生きるから せめて今だけ立ち止まらせて
悲しみにさよな...約束
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アスファルトの海に泳ぐ黒い影追い越して
灰色のビルの谷間をすり抜ける
湧き上がる思いが青い空へと上り浮かぶ
何も出来なかった今までの僕に
さよなら さよなら さよなら
I want you to stay 何度だって
I want you to stay 走り出せる
僕らの目指すその景色を 明日と呼...I want you to stay
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楽しい日も辛い時でも
いつまでもそばにいてね
晴れてても雨模様でも
二人なら笑顔でいられる
空を見たら
ひこうき雲流れて 目と目をつないだ
キミがどこにいたって
わたしなら必ず見つけてみせるよ
だから歩いてゆこう
二人で描いた夢叶えるため...歩いてゆこう。
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ただ前を向いて 歩き出せばほら
僕らの夢は始まったばかり
ガンガン頑張らなくたって 鼻歌でも歌ってさ
無理しないペースで 進めればいいよ
誰かと比べたり 足りないって悩んだり
そんな必要ないって分かったんだ
声を上げ歌おう 声を上げ笑おう
時がたてば 過ぎて来た道 絶対無駄なんかじゃないから
たまに...Kimama Driver!
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思いが募るほどにあなたは遠ざかる
凍えるような景色が胸を突き刺す
ため息は白く溶けて空の彼方へと
私は独りきりでまた取り残されてしまうの
あなたの目が 指先が 私を赦さない
この瞳が この肌が 覚えているから
忘れようと 何度でも 涙を流すけど
それはいつも この孤独を 刻み込むだけ
諦めることさえ...コオルソラ
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そばにいるよ ずっとずっと
この喉が 嗄れるまで
わがままだって 言ってもいいよ
全部受け止めてあげるから
運命だって思ったの 初めて出会った瞬間(とき)
忘れかけていた音が 胸の中で目覚め始めた
閉ざされた箱の中で 自分を見失った
そんな暗闇の空に あなたが現れた
どうしようもないほど 歌いたくて...そばにいるよ
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君が儚んでいたこの世界は
今はどんな風に映ってますか?
空へかざしていた指先を
そっと耳元へと寄せてみる
こぼれ落ちそうなこの思いも
いつか消えていってしまうのかな
はしゃいでいた君の声も
僕の元に届かなくなる
言えなかったたったの一言
今なら伝えられる気がするのに...CLOVER