林檎うさぎの投稿作品一覧
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今宵も君は やってくる
月の光 夜の花に
愛された 美しき少女
白い手、取り 引き寄せた
見つめあって、キスをした
会いたかった? もちろんだよ。
囁いたら、寄り添い進む
今夜は、ねえ、どこに行こうか?
「昼の世界にないものを
見せてあげるわ」...月宵少女
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1Aメロ
街はいつも通りそこに立って
人々は誰もがせわしない様子
渡り鳥の声が報せてくれた
待ちわびてた物が訪れる、と
1Bメロ
音楽があんなにも呼んでるのに
その背中に翼(ハネ)は 生えているのに
つまんないからって縮こまってるの?
私は先に行くよ? 次のステップ...ワールド・イズ・マイン!
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夜 幻想 溶けて消える 探し物 桜 花 夢 追いかける
密やかな声 揺らぐ幻
月の下に影 長く伸びて
湿った匂い 連なる露の
ぼくの後ろで玉と散りゆく
意味深な笑み 翠の瞳
兵児帯の蝶 尾を引き奔る
残された風に 甘い香り
ふらり魅かれて 走り出した
これはきっと ただ一夜の夢...作成途中
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御手をどうぞ こちらへ
ワンダーランドへようこそ
とりあえずお茶でもどうぞ
飲み終えたら私とあちらへ
何処へ往かれますか? ←↑→(ヤジルシ)
ウサギの王の城 迷宮
気難しい猫の住む家
行先は沢山あります
↓(コチラ)を選ばれるのですか
お 目 が 高 い !...三分間ワンダーランド
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部屋のドアを閉めて
カーテンを開けた
真夜中の色は
とても神秘的
花びらを散らし
部屋を飾ったのよ
ずっと待ってるもの
今夜は来てくれる?
独りきりの部屋
円い窓にうかぶ...月窓
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A1.
男は天使を飼っていた
小さな篭に閉じ込めて
後生大事に鎖かけ
窓辺に置いて眺めてた
B1.
彼が店にて買い求めた
小さな天使
『神さえ愛した声で歌う』
店主は言った...篭の天使
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S.(サビは基本
「2・3・2・2音(9字)
3・2・3・2音(10字)×2」で)
ゆり ゆるり ゆり ゆら
たゆたう中 水の。嗚呼…
ゆり ゆるり ゆり ゆら
声が聞こえる 誰の? ねえ?
A.(Aメロは基本「2・5・2音」の9字)
誰か微笑う夢 視た
何時もあの場所 から...水の中の子守り唄
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A.
お外は優しい雨の匂い
二階から見下ろす 石畳
水たまり幾重に輪を描く
Hello,merry day,rainy day!
A.
たっぷりのミルクとお砂糖
カップにはアールグレイの香り
大好きな音楽 午後のラジオ
Hello,merry day,rainy day!...星まつりと雨の午後
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A.
「明日 世界が終わります」
神様が僕に言いました。
僕は相棒の犬を連れて、
片道だけの旅に出た。
B.
「何処へでも付いて行きましょう」
足元の彼が僕に言う。
C.
それならそうだ、電車に乗ろうか?...行こう、世界の果てへ
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A.
7日は前の昼下がりのこと
少女が庭を駆けていました
走って走って薔薇木の迷路
王様はどこ? お会いしなきゃ
AorB.
「王様?ああ、あの食いしん坊の」
チュチュを纏った猫が言った
「王様?ああ、あの尻尾の長い」
革靴履いた鸚鵡が笑う...王様を探す少女
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S.
夕暮れは去り、二人きりの部屋
落ちる闇の、肩越しに月明かり
A.
この夜は静寂に覆われ
ビロウドの闇がボクらを包む
この闇でドレスを作ったら
ねえ、きっとキミに似合うと思う
B.
瞼に鼻に唇に...butterfly-blue
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A.
揺らぐ水面に
星屑浮き、沈む
今日も優しい
《どこか》のおはなし
星まつりの夜
魔法を祝う、
双子の星が
笑ったコトとか
B....おはなしと星の海
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A.
月が綺麗なこんな夜ヨは
おとぎ話をしてあげる
月の光を集めて作る
おとぎ話をしてあげる
B.
初めの話は満月の
とかげの話さ 知ってるかい?
とかげは月が大好きで
月出りゃ踊る 宝石(いし)の上...《月の光のおとぎ話》
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A.
白い塔の上から
世界を見渡してる
ここは白が見る夢の中
キミはまだボクを
探してくれてるんだね
ボクの記憶はもう
キミの顔と声、それと
いくらかの断片を残して
後は消えてしまったの...無垢の空白
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A.
ねぇ、キミにだけ教えてあげる
黄昏時は逢魔が時さ
仄かに残る残り陽に
浮かぶ人影 あの人だあれ?
B
昏くて見分けが付かないんだ
人と、そうでない『何か』、の
もし間違えて『何か』の方に
声をかけてしまったなら……...逢魔が時の『魔』に逢いに……
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A.
別に頭が良いわけでも
スポーツできるわけでもない
顔だって中の中だし
趣味なんて何も持ってない
お父さんはサラリーマン
お母さんはスーパーのパート
飼ってるペットはいないわ
貧乏じゃない けどお金もない
B....世界は一般人(ワタシ)が回してる
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S.
花の雨が降る 花遊び
さあさ、僕のこの手を取り参りましょう
A.
おや お嬢さん お嬢さん
迷い込んでしまったのですね
ここは来てはいけないところ
魑魅(チミ)に見つかりゃ喰われてしまう
ここは境目 異界との、ね
迷い込んだなら仕方ない...花遊び
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A.
ゆらり ゆらり 漂う
ここは眠り 羊水(みず)のなか
母なる大地に縛られて
見えない鎖 這いつくばる
B.
地上に生まれた 人の子ら
『翼が欲しい』と振り仰ぐ先
C.
A・P・O・G・E・E...A・P・O・G・E・E
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A.
朝 目が覚めた、目覚ましがウルサイ。
電子音がピピピピ、どうして針がないの?
四角な数字 チカチカ。
よーし……、目からビーム!
(語り)「みんな こんにちは。今日はみんなに、わたしの楽しい1日を紹介したいと思いますっ♪」
A.
友達が迎えに来た、『ミクちゃん』てウルサイ。
朝から元気だね、ど...みんなみんなに目からビーム!
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A.
柔らかな風 金の日差し
樫の木陰で 一休み
青いアイリス 紅いバラ
今年も綺麗に咲いてくれた
咲き乱れてる美しい花々
キミが見たらそう、きっと
喜んでくれるでしょう?
だから、ボクはこの庭を護るの
キミの帰りを待ちながら...花園の小鳥
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S.
ボクはキミのコトを愛しているの と
光浴び 金の鳥 囀っていた
ボクはキミをずっと愛しているの と
優しく微笑って囀っていた……――
A.
ボクは花園に棲んでいます
ここは美しい 開かずの監獄
遠い昔に犯した罪は
いまもボクを縛り続けてる...花園の柩
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A.
長い時 眠っていた気がする
乳白色の夢を視ながら
まだ柔らかいままの躰が、
剥き出しのままヒリヒリするわ
B.
目の前の天使は固まった
まま動けない石像になって
指差す先は天井に遥か
ぽっかり開いてる、青い空...《イノセント》
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S.
漆黒の翅に赤い紅差す
グレイの縞は娼婦の誇り
あたしは妖艶 クロアゲハチョウ
舞ってあげるわアナタのために
A.
月は見えない黒い夜
ゆるゆる垂れた背徳の
ベールをめくり今宵また
現るアナタ 白い指...クロアゲハ
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S.
命尽きかけ 夏の道端
ぼやける視界 貴方は一体
何を見ている? 何思ってる?
哀れなセミを どうか愛して
A.
一夏の命 燃え尽きて
飛び立つ力はもうないの
愛おしいと思うのならば
そうよお願い 抱きしめて...碧く透明な翅で
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(A)街はぼやり 夕闇に沈む
私はぽつり 寂しくて、ね
唇 開いて また閉じる
言葉を一つ 無くしてしまった
(B)雪が乗るよ 手のひらの上
残らないよ 心のように
ベランダには 貴方の鉢植え
大切なもの 想いは消えて
(うどんは素晴らしい)
(C)ここはどうして 寒いのかしら...嗚呼、とりあえずうどん食え