七九の投稿作品一覧
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誰よりも冷血に
誰よりも冷酷に
氷の瞳で貫いて
ナイフの呪文唱える
純血混ぜ合えば
畏れは何もない城
誰よりも非情に
誰よりも非道に
歌う息凍りつき
かみさまに祈る...子ども達の冷血城
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あーーーーー
わかんないな!
わかんないな?
わからないよー?
わからないのー!
なぜなんだろうぅ
なぜなんだろかぁ
どうしてどうしてだ
どうしたんだんだー
あーーーーー?...果て無
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神さまは何にもわかっちゃいないさ
ただ呼吸する徒労を
ただ過ごす苦労を
寝て、明日が来ること
無限の銀河の営み
そんな壮大な夢(現実)を
誰も知らないで居るね
神さまに全て責任を与えている
実に不都合で合理的である
また明日が来る...否日常メモランダム
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S1 降るは華の硝子
流るるは血の雪
切れた指 深淵
黒い華が開く
A1 愛した君を見る
諭(さと)した僕を知り
硝子造華 震え
相剋 誣(し)いて 討つ
A2 醜く 人の縁
救われず 天変...ガラス散ル華(改変)
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信じるのが落ちることならば
終わりのないまま落ちていくの
生きてることが罪であるなら
ずっと始めから罰なんてない
生きてることの証があれば
死に続ける僕を殺せるの
生きてることに意味があるなら
有為に無為に知ることはないよ
生きてることで傷つくならば
血を流すものは生きているの...2XXX RA1
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Audieris sonitum
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俺も幸せになりたい
どうしたらなれる
どうもしない、諦めることだ
それは寂しい
俺も愛し愛されたい
何を愛したという
お前は寂しい自分を愛しただけ
ならば寂しさを埋めてくれ
それならば空っぽにすればいい
何も感じないことだ...ゐる
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aここまで時間をすり減らしてきました
色んなものを犠牲にしてきました
bそうして出来上がった訳ですが
sとんだがらくたとなって
なんにも伝えられないもの
中身のない卵の殻
そんな風になった
aなにかあっては黒を吐いてばかり
笑顔以外は見せてはいけないので
bそれ以外はどこにやったのでしょう...パララ
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萩香る土の中泳ぐ
無数の塵を飲む蛹の生
槍雨に氷柱は抗い聳(ソビ)え建つ
毒霧に侵された世を這う鉄塊
塩基に記憶された感触を覚えている
初撃の光刺激は
星々の散り際 夜の涙
発酵した指先は穢レ
声の振動は木々を震わせる
肢も翅も 球関節に油足りず...最後の泥人形は刑罰の名を知るか
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すたっと歩いてったんだ
アメもムシも御馳走様なのさ
ふらっと追ってみたんだ
ネコもクルマも罪は無いのさ
歩道橋だったり
屋上だったりする
とにかく高いところへ 飛んで行きたいのだ
ほら自由落下
O2よりかN2の抵抗 受けて
六畳間だって支配できない...フ ユ ウ カ ン
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goodbye, my silent.
and once again, you.
傷だらけの手で触れていたい
凍りつく世界に 君と二人
いつか温度を失っても、永遠。
声は言った『縋(すが)りなさい』
役立たず 僕の心臓を劈(つんざ)いている
氷柱(つらら)が溶け出すようだった
肢はもう 重く濡れきっ...0.01ベテルギウス
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ある時ぷつりと
生が途切れる時がくる
その瞬間の為にそれまでがあった
遺伝子の記録が残っていたとしても
テロメアの距離が続いていたとしても
血脈も歴史も絆も
途切れる
可能性も選択肢も一秒後は
無になった
僕らは...omniscientia
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朱(あけ)の西
燃える煙のたつ遥か上空
焼け落ちる星の塵の様に
その背、狙い迫る
竜の咆哮は紫と轟き
雲海の底から見上げる藍色の下
黒の狭間より閃き撃ち
慄く星々の冷や汗を
街に降らせる雫哉
東の夜
暮れの朱に東の雷鳴
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S1僕は そっと凍りつく
フェアリア ネクロイア
途切れ声で 乞う言葉は 何?
色は褪せた 目を閉じて
指切る 頬寄せた
かえろ ぼくと 始まりの日
A1噛みついた猫 猫を
飲み込んだ僕 僕が
浮ついた爪 爪で
引っ掻いた翅 翅が...フェアリダンス LV.40
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苦痛なのです。
君は生きること。
僕は死ぬこと。
それぞれなのです。
だから擦れ違うのです。
それでも君を、
『愛する』と言える。
あなただから、
『永遠』と誓える。
ですから。...傷だらけ弱虫と愛する君に捧ぐ
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A1one, セットアップ 逡巡・酩酊
fifth, スイングバイ 租界
tender,and glider
凪ぎ路(ミチ) 滾々 青嵐として
B1pay, my sacrifice shooter, shooter.
見えてんだ 夜 明けの方 天帝星
A2ten, 龍の咆哮 五臓六腑爆散
...Re;Re;Universe
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A1そう なんたって、こんなもん
買い被るのがお好きなのです
裏切られる前に 裏切るのが定石でしょう?
A2まあ 損だって。だってさあ
心臓透かされ 捻じ曲がったら
気持ち“雨ノチ洪水” 溺死したから
B1どうして日常と普遍に
罫線 隔離されちゃってるノカ?
S1ヤァヤァ
見えないの 剥...ビロウ◆ライフ
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あがめたてまつること
ゆかしい ひとみゆくもの
おとのはことのは
くれゆきます つひの のりを
いづくかなうしらべませ
崇め奉る事
床しい 人見行く物
音の葉言の葉
暮れ行きます 終の 矩を
何処適う調ませ...細波事
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お伽噺は体(てい)が良(い)い。
嘘で育った 無垢と童心
トキシック・イルミネーションへ
導かれてしまう。
人形劇は痛いだけ。
夢で語った 無知も無謀も
君も、もう駆動することない
玩具のようだ。
眼を灼(や)く耳を裂く『愛』のようなものに
ワンダーテイルの続きを期待したまま...halo*ne
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林檎の少年
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A1幼い眼を開けてご覧
風も水も花も太陽も
みな全て 一つだった
僕と対等だったのだ。
B2また、ほら、やだ、もう
どこかにいってしまった、のか?
S1林檎も悪魔も毒蛇も
この実を食べてしまえばいいの?
囁いてよ、その何者かよ
命も鼓動もひたすらに...A:dam z E:den
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私が生きていたあとに
ここにある70億と余剰が
全て召されてしまって
それでもまだ柔らかい
花は咲いてしまうのだろう
かえして
私の生を
僕らの声を
君の鼓動を
皆の明日を...ノウン
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チスタ
ちょっといいかな 君の靴 川に落としたよ
チスタ
ねえこっち来て 三回まわって『にゃん』って言え
チスタ
お前 ばかだな 黙って下見てうつむいて
チスタ
ほらやってみな 僕のことずっと嫌いだ ろ う?
ハーメルン ハーメルン
君は 可愛い のろまの 鼠だから...チスタ
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『許される明日 在るならば
止まれない 私は歩こう』
A1 いつか おおきな 星 おちた
ほのお つつんで 星 もえた
すでに れきしは とじられた
もはや らくえん ありません
A2 さいご のこった 命 あった
けれど もうじき ぜんめつで
くうき ふるえる 空 のした
...【再掲】終焉のかがり
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A1 午前3時 鈍る皮膚神経
血の夜明け 滲(にじ)んでく黎明(れいめい)
A2 千切れ ?(も)げて 溶接しては
ツギハギの手足 膿み出す裂傷
B1 恐れ生(な)し 惑う
心 擦切(すりき)らせてる
僕を滾(たぎ)らせる 恐怖さえ
知ったこちゃないな なぁ? そうだろ...
S...レイジドレナージ
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歪電子の使者
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A1 チカラツきた エレクトロ
ヘンジのナい レトロパルス
テンメツした シグナルス
カツてイきた アルゴリズム
B1
C1 モノリズム ⇒ティカ=リトレギカ
ドコニ ドコヘ イマ イズコ?
シロクロ ナ アタマ カカエタ ロジカルイドラ トギレター
メタリズム...レトロティカレジスタ
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A1 生まれ 震えた言葉
曖昧なこんな感情が
すぐに逃げ出したから
ざわめいた 夜明け
B1 ぐらついて 泣きだす
不安定に 笑う
そんなことは
ないでしょうと
繰り返したけど
S1 目が合った...Notice+Notions
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A1 君が泣いてから
どれくらい過ぎた
僕が消えてから
どれだけ笑った?
A2 足を失って
転がったままだ
地面が冷たくて
涙も凍るの
B1 『誰もが僕を手放していくから』
S1 気付いてよ 砂時計の底...オブリビオンは走馬灯の夢を見る
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A1 色めく七色街を抜け
雲河(うんが)を虹の橋で渡る先
咲耶(さくや)の火鼠 追回す
A2 東風(こち)吹く 頬を切る如く
清(さや)かな瞳は四海を見切る
泡のような空へ飛込めば
B1 雨に濡れた魚の群れが 羽を広げて飛んでいく
S1 金煌(きんきら)楼閣 手を振る天女
滑り滑...七色天海大社祭
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きみ
ぼく
うみ
はな
いたみ
つらい
もしも
みんな
えん
なみ...ショート・メイル
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c1 ありがとう
それが最後。
君の方が苦しかったのに
僕にビスケットをくれた。
A1 初めまして
そんなのもう覚えてない。
気が付けば
一緒に居た 過ごしてた。
A2 居場所とか
そんな違いは気にもならない。...迷子のチョコレート
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A1 声が聞こえてくる
鳴き声が呑まれていく
気持ちいいまんま
暗い壁へ吸い込まれたい
B1 頭痛も嘔気も猫の餌
音をあげて 口へ運んでいく
s1 ヤミヤミ 美味しい噂
心血注いで死んじゃいなよ
闇 闇 真っ黒クロスオーバー
君の目は光っているんだね...ヤミヤミ
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A1 歩く 道が一つ
馬鹿みたいに交わらない
進んでは 後悔するの?
ねえ気付いてるの?
A2 吐いた 滓(おり)は臭い
臭いがこびりついていた
溺れれば 水に流せる?
汚泥の底から 手を。
B1 どんなに 声をあげても
君は 振り返ることもないままだ。...奇体と化膿性
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A1 ああ テトラ。
幽閉の 孤独
躯(からだ) 心 不可視の鎖 繋ぐ
A2 誰が 聞いた?
あの子の 悲鳴を
誰も知らぬ 笑顔の裏側
B1 唯一の安息は 殴られ眠ること
支配者の暴虐が傷を苛(さいな)み いたい
S1 そう どんなに笑っても
侮蔑(ぶべつ) 虐(しいた)げる...テトラの安息
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