蛍

蒼い木々を抜けて
甘く香る雫から　遠く離れる
空へ散りゆく　君が描いた夢よ
蛍　羽を広げ　君の望む場所へ
夜空　高く舞い上がり

rain forest

A
記憶を綴じても　この風が頁を捲ってく
光を亡くした感情が　根を伸ばして絡んだ
B
あの夜　頷いていたなら

インスタント・ラバー

A
ロンリーナイト
思わずポエム書いちゃう　カワイイ？

A

雨と犬

00:16
歪（ひず）んだ夜の吹き溜まり
ネオン滲む街に届かない僕は　
ガラクタのようだった
00:33

もういいかい？

A
君の部屋はいつも整然さを誇って
棚に声を仕舞い　窓際に鎧を置く
B
晒け出すことが怖いと言う君は

花雨の日

A
分かっていたの
いつか必ず離れていくと
別れのベルが響くホームは
寂しい灰色

close to you

A
明るい君の笑顔を
今でも思い出すんだ
はるかに遠くなったね
思いもしていなかった

小さな町（曲付）

きみが落としてく笑顔を　裸足のまま　探しにいく
金色の灯り掲げて　降り立つのは　小さな町
貝殻　ビー玉　拾い集めたら　みがいて
口笛　足音　臆病なうたを抱えて
閉じた窓に　ハロー

春色フォトグラフ（曲付）

Spring has come
届けたいの
鮮やかな想い描いたフォトグラフ
新しい風に今誘われて
重いコート脱ぎ捨てて　飛び出すの

花明かり（曲付）

蒼い夜空にひとり包まり
遠くのあなたを想うよ
あなたに注いだ鋭い雨が
真冬の匂いで凍ってしまったら
悴むこころへ舞い上がって

TRUTH

A
神様は出来のいいフィギュアだけを選び　
遊んでいるんだ
A
楽園行きのバスはいつも

白昼夢

A
白く染め上げる日差しが床に落ちて
きみの椅子　照らしています
細い秒針の明日へ続く音は
胸の襞に刺さる思い出を揺さぶり

残光のアルカディア（曲付）

青褪めた羽　地に舞い散る
鎖に囚われたシルエット

揺蕩う鼓動　今目覚める
あなたの強い双眸と出会って

スノードーム

A
そして物語が終わった
冬の風が連れたピリオドで
A
ほつれた表紙を撫でている

蒼

A
僅かな灯火を必死に抱え込む
目の前の扉が冷たく笑う
A
すれ違う人影は砂のように崩れて

Light（曲付）

いつもよりも早く起きた朝
一人分の体温のベッド
眠たそうな君の挨拶は
もう聞こえない　夢の中でさえ
古いラジオ　かすかにこぼれる

手紙

A
手紙を書こう　こころの中で
あなたのために　ぼくの言葉で
A
ラジオで聞いたうたを伝えよう

ひつじ

A
緑のじゅうたんを　歩いていくぼくら
いつもの歌を歌おう
A
きれいなきみの声　重ねるぼくの声

花櫛（曲付）

月を見上げて立ち尽くす
一夜七夜と　時は過ぎ
指を伸ばせど遠ざかる
あなたが消えた空
水面に落ちた花びらは　寄る辺なく沈み

返り咲き

A
唇を飛び出す　汚れきった音から
信じられないほど　きれいな花が咲く
B
そんな夢のように　君には僕の想い

オレンジの花（曲付）

風の中で待つ
君の前髪を透かす光
萌える草原に
澄み渡る声が響いていく
僕は花を摘み　君へ捧げよう