タグ「巡音ルカ」の付いた投稿作品(37)

Japanese Ninja No.1 第21話 ※2次創作 

 21.
 私たちはようやく全身ロープマフラー男のもとに追いついた。
 だが、やつの目の前には下着姿で寮内を歩き回っていたという、控えめに言って恥じらいが足りない下級生の女の子がいた。現状では未だ学園内の歌姫という立ち位置ではあるが、将来的には間違いなく世界に羽ばたくであろう技術力と才能を持ち合わせ、恐れ多くもあの女帝を超えると言っても過言ではない才覚を持った逸材である。まぁ、あの、その、胸のサイズはともかくとして、だが。……。……そんな人物が女子寮内とはいえ、そんなはしたない格好で歩き回るのは本当に謹んで欲しい。ほとんど盗撮に近い彼女のブロマイド写真が、男子生徒の間でどれほど高値で取引されているのか知らないのだろうか? 私のものに比べればやや金額は下がるものの、あれは正直に言って学生がやり取りする金額ではない。そんなブラックマーケットが存在している現状で、彼女の今の姿が盗撮でもされてしまえば、学園の男子生徒の九割は狂喜乱舞して我先に手に入れようとするに違いない。いや、そうでなくても盗撮は犯罪なのだが、いったん出回ってしまった写真を完全に処分して回るのは非常に難しい。私もさんざん苦労したあげく、よほど悪質なもの以外は――普通の制服に、各種授業や行事でせざるを得ない服装などだ――ほとんどあきらめてしまった。彼女は自らの容姿がどれほど周囲への影響力があるのか理解していない。正直に言って、あれが我が学園に君臨する女帝と、さらには私の後を継いでいくことになるであろう人物だとは思いたくない。これは徹底的に彼女を教育し、しつける必要がありそうだ。
「初音さん、早く逃げなさい。ただでさえそんな格好なのだから」
「い、いいえ、巡音先輩。他のみんなにも伝えて回りましたから、大丈夫です! みんなこんな格好で過ごせば恥ずかしくなんてありません!」

周雷文吾さん

周雷文吾さん

2013/04/29 14:28

Japanese Ninja No.1 第17話 ※2次創作

 17.
 そして再び、私の自室にて。
 グミと二人で変態忍者を校内から運び出したのはいいものの、行き先に困り、結局、私の部屋まで連れてくる羽目になってしまったのだった。
 ああもう、どこかその辺に捨ててしまえばよかったものを……なぜ私はそれができなかったんだろう。まったく、いいかげんにできない自分が腹立たしい。
 見慣れた私の部屋は、自分で言うのもなんだけれど、他のみんなに比べるとすっきりしている、と言っていいと思う。そもそもの部屋の広さがグミの部屋よりも少々広めのせいでそう感じる、ということもあるのだが、もともと物は少ない方で、買う物は自分が本当に気に入った物だけにしているからだ。グミのメガネのようになにかをコレクションするかのような勢いで買っている物もなく、部屋で目につく物は元々の備品であるベッドと勉強机と椅子とロッカーの他には、毛が長めの黒い丸型のラグと、座椅子が横長になったようなちゃちな作りのダークブラウンの二人掛けソファくらいだ。服はベッド下の衣装ケースとロッカーだし、勉強道具は机の上に綺麗に並べている。私なりにのんびりゆったりできるようにと、落ち着いた雰囲気の部屋を目指したつもりだ。

周雷文吾さん

周雷文吾さん

2012/12/07 22:24

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