タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(5)
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0S
淡い恋 それは突然
あれきりの関係 浮かぶ顔と
漠然とした予定は
眼前の光の前に消えた
どれだけ式を並べても
『君』という答えは出ない
1A
君は数学ができた
僕はできなかった...Root 13
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1A
いつだって言われてきた
揺るぎない絶対的な背反に
自分は属さなくて
僕を押し殺している
1B
これの気持ちは分からない
それになろうとも思わない
僕を私と認められない
分かり合える筈なんてない...らしくあれ
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A
“彼方此方【あちらこちら】でよく聞くに
あの仲の良い村の兄弟【ふたり】
親に棄てられ逃げてきて
痛ましく幼気【いたいけ】な子達”
《間奏》
B
貧相な飯を食おうとも
文句ひとつ云わず薪【まき】を切り
妹の為尽くしては...レンデルとグリンテル
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サビ
細く浅い河の上に小さく架かる
『二ツ橋』と名付く橋に二人
不器用に云った青い貴方の
遠い昔が褪せず残っている
A
季節は薄れ行く記憶を置き
我侭に過ぎ去り入れ代わる
雨上り虹が架かる水平線
長く深い過去が蘇る...二ツ橋、水平線、零番地。
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S
遠く消える背は 振り返らない
アスファルトに落ちる涙は
夏の陽射しに溶けて
二人の思い出が浮かんでいく
A
この日、君が告げてくれたことは
僕の短い人生を否定した気がした
生き方を教えてくれたのは君なのに
サイレンが鳴り響く...三日月と八角形