タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(130)
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「初めまして。アナタが今の彼のマスターね。」
そういって優雅に笑う彼女は、マスターを見ていた。
第4章1頁目
「・・・ます、た?」
違うかもしれない。
あの人はもうこの世にいなくて、それに残ってるデータは断片的すぎて。
「久しぶり。KAITO・・・今はタイト、だったかしら。」
この声、この顔...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第4章1頁目
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―本当は、思い出しているくせに
何の事だよ。
―拒んでどうすんだよ。
だから、何が?
―何時までもたらたらしてねえでもう終わらせようぜ。
これは自問自答なのだろうか?
でも、確かにこのままじゃいけないという気がした。
―3章5頁目
「何かが欠けてる・・・」
「・・・?メイトさん?」...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第3章5頁目
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15話 ホワイトデーで誕生日…だったな。
珍しく鳥のさえずりで起きたすがすがしい朝。
というかいつも囀るやつがいないんだけど。
「…帯人?」
部屋は俺一人。
「まあ、いっか。好都合だし。」
今日はあいつの誕生日でホワイトデー…つまり弾乃に3倍返しでプレゼントさせられる挙句にあいつの1倍返しの...お人よしで何が悪い 壱拾五話
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*亜種・崩壊注意*
「シオンさーん、一寸いいっすかぁ?」
「…何?」
嫌いになった自分の名前。
一度捨てた四音魁人の名はこいつの家に着く途中、俺とこいつが出会ったところに行きついてからもう一回使われるようになった。
いろいろ思い出すから、思い出と一緒に捨てたかった名前。
「ああ、今日も不機嫌最...笛吹きの男とアンドロイドの青年
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「ご招待ありがとう。このゲーム楽しかったよ。」
「お礼に僕等も手伝おうか?」
「何でもするよ。」
「それなら。」
シナリオを渡してプログラムを1つくみたてた。
第3章3頁目
俺は因幡の国―というかこの世界じゃ町だな―の白兔のレイってやつといっしょにスペードの国によってからうローバーの国に行くこと...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第3章3頁目
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*亜種・うちの子注意*
「へぇ、忘れてたんですか。」
ごめんなさい、と、どこぞのヒロイン顔負けの回数とスピードで心の中で繰り返す。
「今日ホワイトデーって知らなくってさぁ。でも、僕はお菓子作る時帯人のクッキー作る気だったよ、最初から。知ってるでしょ?」
「ええ、バレンタインからマスターいろいろやろ...妄想日和 参月壱拾四日~壱拾五日の妄想
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「あ。カイトだ。」
一言、こいつはそう言ってトコトコとこちらにやってきた。
「何してーんの?」
軽い調子のまま…要するにいつも通りカイトマスターが話しかける。
「…いや、お前のほうが何していたか激しく気になる所なんだが。」
「昼寝!…ってことはここ夢?あーあ、残念。夢って夢だと気付くとすぐ覚めち...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第3章2頁目
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彼は男でありながら最初でありながら。
0番目(最初)の少女の様に。
それはバクが起きる前のシナリオに最も近く、最も遠い。
第3章 王様の予言
「ヤバい、最初の大きさが分かんなくなってきた…」
自分を食えと話しかける食い物や植物。本来なら是ったく言わないんだろうけど、腹が減りすぎてて常識がなく...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第3章1頁目
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我慢しなさい、OOでしょ。
年上ってだけでいつだって不公平。でも不平も不満も言えない。
先に生まれた先輩としてお手本にならなければならない。
そしてさらに下が出来れば嫌いだったこの言葉を自分自身も使う。
厭さは知っている筈なのに。
そして言われるまま純粋に我慢しため込んでしまう辛さも。
...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第二章五頁目
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僕は臆病者
外の世界に自分で出るのが嫌で
何時も連れ出してくれる誰かを待って居た
傍に来てくれる仲間だけを大事にした
こちらから何かする事なんか無い。
こちらから必要以上に関わらなければ傷付かないと思ってた
でも、関わらないようにしていたのに…
如何やら何時の間にかまた大事なものを持...「亜種・崩壊」手のひらサイズの彼1.5[その他注意] 第二章四頁目
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マスターが目の前に居るのにいくら呼びかけても触れようとしてもそれは叶わない。
声はどうやらマスターにここ得ていないらしく見えてもいないらしい。隙間からとを伸ばそうも隙間が細すぎて指すら出すのが大変そうだ。
「ねぇ、気付いてよマスター!何でわからないの?僕はここに居るのに!」
――無視シテルンジャ...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第二章三頁目
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一夜限りの夢でも構わない
それでも僕らは満足できるから
不毛な行為と君は言うのだろうか
それでも僕らは全く構わない
寂しい時は歌を歌うの
あなたがくれた大切な歌を…
第2章 2頁目
「…ター…マスター!」
赤いとの声が聞こえる。暗い。目を閉じてるからか。いつから自分は寝てしまったのだろう…?
「お...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第二章二頁目
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14話 傷が痛むのは天気が悪いせいだ
「おお、すげー雪。」
そう言って2階にサイが上がっていった。…何しに行ったんだろう?
しばらくして戻ってきたときには…
「…雪だるま?」
「ブ。雪玉。」
何でまたそんなものを…しかも大量に部屋に持ち込むのだろうか。
「そろそろ来るから…」
そういうと、床...お人好しで何が悪い 壱拾四
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穴に落ち先は喋る食い物や妙な大きさの扉が在る訳でも無かった。
ただ…
「何だここは。」
鳥籠か虫籠に入ってる気分だ。かろうじて牢屋だと思わないでいられたのはここが外だからだ。
「…メイ、ト?」
その声にはっとして振り返る。
「帯人!お前こんなとこにいたのか!」
ダン!
「痛・・・」
何すん...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第二章一頁目
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「おい、待てって!」
制服を身にまとい懐中時計片手にした色白の少女。初めて逢う筈なのに知っている気がする。ずっと出会いを待ち望んでいた気がする。
「ああ、呼び止めないで下さいまし。私目は今とても忙しいのです。」
「なら手伝う!」
「なりません!…あ、忘れるところでした。あなたにもこちらを。」
急...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第一章二頁目
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*亜種・崩壊注意*
白く何もない部屋。
君の部屋にあるものがうらやましくて奪おうとした。
奪ったものをちりばめればとてもきれいになると思った。
でも自分が知らないモノであふれたこれは…
第1章 最初のアリス
「あれ?もう帰ってきたんだ。早かったね。」
部屋に戻ると電気もつけずにぼーっとし...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意] 第一章一頁目
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第13話 誕生日じゃなくてバレンタインは?
「ヤッホー!ニッシー!」
いきなりアカイトがやってきた。まあいつものことなんだけどな。
「西院、今日は何の日か知ってるよな?」
本名で呼ばれるときはたいてい俺にとっていいことじゃない。
「貴方に会いたくて目を閉じるせめて夢の中で抱きしめられたならば~」...お人好しで何が悪い 壱拾参
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*亜種・崩壊注意*
『此処は…?』
プログラムを消される前、二人を見送って再び電源を切ったはずなのに。電源を切ってるときは深く眠ってるのと同じで夢なんか見なかった。でも今は変なとこにいた。
風になびくように草木は揺れるのに風は全く起こらない。此処は外?
空はどんよりと曇っていた。
『来たね、同...「亜種・」手のひらサイズの彼1.5[崩壊注意]プロローグ
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*亜種・崩壊注意*
「…選んだのか、カイト一人が死んでしまうだけの道と、カイトと自分を入れ替えて一寸でもみんながいられる可能性のある道を。」
「そうだと、思います…」
人間に近いけど違う体。
アンドロイドの時よりもずっといろんなものを感じられるようになってずっと自由になったのに、ちっとも嬉しくな...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その84「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「1年たったらどうなるって聞いてる?」
「メンテナンスするために一回向上に戻って、パワーアップしてマスターのところに戻るんです。いろんなカイトのデータのおかげでバージョンアップして帰ってこれるんですよ。」
「…そう。そうじゃないわ。実はこの規格はお金がかかるからコスト削減に皆2回...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その84「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
ピンポーン
チャイムが鳴る。ああ、来てしまったか…。
「じゃあ、行ってきますね、マスター、同居人さん。」
「てきとーに帰りは何か買ってきてやるよ。」
「…寄り道なんかしないですぐに帰ってきますからね。」
荷物―マイクなどの付属品やお昼のお弁当だ―を持って3人が玄関へ向かう。
...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その83「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「…いまならだれもきいてないよね。ごめん、カイトおにいちゃん。」
はを3まいとって1まいにつめでキズをつけて文字をかいた。
カイト
そのはに夕食の時みたいにねがいをこめて音色をかなでる。タイトおにいちゃんがおきないようにうるさくならないように。
3まいのはをきずがないのと...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その82「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「…マスター、一っしょにねちゃだ目ですか?」
眠い目こすってアイトが枕の上にあがってきた。
「いや、寝像悪いし…」
「ぼく、にげれます!だから…ダメですか?」
喜怒哀楽で喜楽以外は出たことないのに…アイトの目が寂しそうだった。
「いいよ。気をつけてね?」
「わーい!」
無邪...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その81「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「一周年記ねーーーーーーーん!」
『おめでとー!』
パーン
「…おめでとう。」
パン
帯人だけが遅れてそう言った。クラッカーも遅かったな。
「今日はみんなの好きなものにしてみました。」
激辛のボリュームたっぷり肉料理、レーズンとバニラのアイスクリーム、チョコレートボンボン、ビ...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その80「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「うっし、バターおっけー、小麦粉おっけー。」
「おかしだー!」
バレンタイン目前ということで我が家も忙しくなる。
「俺ウイスキーボンボンがいい。」
「作ってほしけりゃ酒買ってこい。自分は変えないし。」
「分かった。」
「マスター、このレーズンは何に使うんですか?」
「アイス。」...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その79「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
『おやぁ?お呼びですかぁ?』
ふえふきさんがくらいとこからとけでるように出てきた。
『うん…気になることがあって。』
『気になること?』
いちばんふるいはを1まいとってわたした。
『おねがいごとしなきゃかれないのに、きいろくなったんだ。』
『むうそれは妙ですねぇ…でもあなたの...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その78「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
自分の1日。
朝5時55分。あと5分寝れるからこんな時間にアラームが鳴りだす。
「せっかっいっがっギャラリー、回・てんっす・るっ、にっちじょーをとびーこえーえー!」
…と、同時に元気よく歌いだす奴がいる。
「…あと5分静かにしてくれぇ。」
ピ
布団から伸びた華奢ながエアコ...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その77「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「うぁぁ・・・つかれたー・・・」
ぷシュー
頭から煙や音がほんとに立ちそうな勢いで言うと玄関先で倒れこむ。
「死ぬならフローリングの玄関と部屋の畳どっちがいい?」
「…ベットで寝せてくれ。」
たたみ、と言いかけて引っ込めた。床に寝かせつけられない。
「じゃあ吹きっさらしの空の...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その76「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「ざーんぷ、ざんぷ~」
アイトが歌いながらカイトマスターの部屋に遊びに行く。
ホント何時でも楽しそうで忙しそうーなよきは9割方悪戯なわけだがーな奴だよなぁ・・・
「ますたー、かえってきたのー!?」
こっちに気付いて走ってきた。
「ん。ただ今。」
「あー!チョコずるい!僕にも...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その75「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「へぇ、女の子がマスター候補。よかったじゃない、自分でなってほしい人を見つけられるのが一番いいことだと思うよ。」
「うん、そうですね。」
これでとりあえず一安心だ。
「じゃあミクオにーちゃん別のおうちになっちゃうね…マスターいないときに遊びに行くね!」
アイトは寂しいとか悲し...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その74「KAITOの種」
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不定期日記「妄想日和」
?id=og3mo3j70tm8r888&cdate=2010-01-17%2020%3A54%3A04(次バ押すほど最近の日)
↓3篇と何の脈絡もなし。
「本編」手のひらサイズの彼
12月24日1日目*物語内での日付
gygdmytkxymxhfet uk6o28j...目次
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*亜種・崩壊注意*
「ただいまー、クッキーもらった。」
ほっぺにカスタードつけた仮マスターさんが帰ってきた。
「何か食べながら帰ってきたんですか?」
「・・・え?」
なんでわかったんだ?と言ってる気がするほど表情で考えていることが分かる。ここまで思考回路が読みやすい人は初めて見た、かも。
…あ...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その72「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「とけちゃったー・・・」
昨日降った雪は朝にはまだ物の上には残っていた雪も夕方には見る影もない。
「つうかさみい。」
炬燵はノートパソコンしてる途中だったらしい仮マスターが寝ていた。ワードの画面にわけのわからない文字が並んでいて大いんぐメッセージみたいだ。
というわけで袢纏...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その71「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「鬼は外ー、福は家ー!」
無駄にリアルな鬼のコスプレと化粧はカイトマスターのおかげである。メイトとアカイトに向かって豆が投げられた。
自分ははしゃぐ年でもない―といったら同い年のカイトマスターに猛抗議されたけど―のでカイトマスターと帯人作の逆に呪われそうな柊やイワシの飾りを見...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その70「KAITOの種」
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*亜種・崩壊注意*
「おわ!?」
めずらしくマスターが大きな声出した。ゆきがこーりになっちゃって、すっごくすべるんだ。
「あーあ、やんじゃったし。電車がとまるほど触れっつーの!」
カイトマスターは文く言っていつもよりあったかそうなふくをきていた。
「水またりスケートリンクだー!」
「水たまりね。...「亜種注意」手のひらサイズの彼 その69「KAITOの種」