タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(200)
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一年前の今日の僕へ 意外に命は続いている
君が繰り返す悲しみさえ 気づけば1秒の過去になった
刻んだ腕の痛みでさえ 心に痕が残るだけだ
眠れぬ時はいまだあるけど ぐっすり眠れる時間がある
幸せかどうか分からないが それでも僕は生き続けてる
捨てたものは多くあったけど 思い出せば割と覚えてる
無くした...一年前の今日の僕へ
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夜、雲に架かる虹に触れ 月の美しさを再度見る
ビル、センター抜ける声 独りの寂しさが押し寄せる
交わらない朝と夜 交差していく人の波
苦いタバコに火をともし 揺蕩う煙の息を付く
流れる時間は星のよう
輝き映す過去の空
幾度目の朝を迎えたら
誰かは笑ってくれますか
黒、猫が纏う夜の色 甘い鳴き声で月笑...星と夜と黒猫
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ウサギの人形 ビーズの腕輪
陽だまり集めた小さな毛布
くたびれた制服 くすんだシューズ
教室から見下ろす小さな校庭
僕は大人になっていた
それでも浮かぶあの日の情景
破けた漫画 色褪せた詩集
落書きだらけの大学ノート
編みかけのマフラー 外した指輪
寂しく見上げた滲んだ夜空 ...ライク・ア・メモリー
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立ち止まる僕を吹き抜ける風
君が駆け抜ける音がする
引き連れた手は小さく
追い越す背はこんなに大きく
少しだけ寂しいけどそれが嬉しい
時が経つのが早すぎて
思い出の君を見てしまう
写真に写る小さな子、柱の傷
蒼に飲まれてしまえばいい
空の果てまで飛べばいい...蒼に飲まれてしまえばいい
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秋雨長く冬がすぐそばに
別れの季節が鼻をくすぐった
全てを白に染めるなら
初めからまた歩けたら
どれほど素敵でしょう
進む事にこんなにも震えてしまう
抱きしめた時の中、記憶の場所
歩き出した道の上、一つの終わり
遠く離れても繋いだ手を忘れない
どれだけ雪が降っても春がここにあるから...冬が来る
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ひとつ ひとつ 咲かせていく
赤い花びらは時の中で
ひとつ ひとつ 裂かれていく
小指の契りは夢幻
鬼が笑う 夕闇 手を引かれて渡る川辺
神が隠す 満月 照らす光は消えた
ずっと回りだしていく 正面向けぬカゴメ唄
きっと絡み始める 朱々と揺れる曼珠沙華
また一つ花びらが千切れ落ちる
ひとつ ひとつ ...曼珠沙華
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物語は続いている 言葉を変えながら続けていく
神話の神も数多いが 今でも多くが神を推してる
土や紙にも命宿し 人形電子にも命芽吹く
魔法使いが火を放って 機械製品が光をともす
バベルの塔は崩れたが 崩れた場所からビルが伸びる
天使が飛び交う空の大地 鉄の鳥が音を超え飛び回る
人はどこへと向かうのだろ...どこへと向かうのだろう
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終わらない未来目指し進んで行く
光の先腕を伸ばして
始まりの場所はいつも遅くて 風が吹いて思い出す
遠くではしゃぐ子供の向こうで いつかの私走り出す
悲しみの先には何かがあるの 笑顔の先で何かわかるよ
大事なことは涙じゃなくて 愛しく泣けること事でした
痛い事 辛い事 たくさんあるけど
振り返る 風...未来目指して
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遠い空から君を見ていた小さな星の始まりを
暗い夜空に輝く光に僕の心は惹かれていた
今はまだ小さくて周りの人は気にしない
こんなにも素敵な星なのに
時間は過ぎる 季節は巡る 輝く星も回りだす
見上げる高さが変わる度、変わる姿が愛しくて
光が増える 君が強くなる 周りの誰かが声にする
それが密かに嬉しか...観測
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いつも何かを繰り返して僕らはどこに行くのだろう
痛みも涙も知っているのに苦しむことを増やすのだろう
それでも世界が好きだから 愛しい貴方が好きだから
火を消すことが出来なくて 向かい風の中を歩いてく
本に書かれた物語にどれだけ思いを込めたのだろう
また動き出す物語にどれだけ想いを詰めたのだろう
辿り...繰り返しても前に行く
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無感情伸びてく線路の先へ
飛び立つ翼は形を変えて
白線浮かぶ夢の中
戻れやしない枠の中
眠りが揺れる炎が燃える
迫るライトに世界が滲む
抜けてく音風(おんぷう)僕だけ置いて
人は先へと動き出す
変わらない なぁ変われない
発車のベルを見送った...Listen to…
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君は何を思うのだろう 私に何を思うのだろう
優しくされればされるほど 少しの不安が重なって
近すぎるのも怖いけど 離れていくのも怖かった
優しさだけしか見せてはくれず それが少しだけ寂しくて
何でもいいから話して欲しい 受け止められないかもだけど
感じたことをそのままに しまわないでうちあけて
今君...君の声が聞きたい
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生まれ持ったパンドラの箱は口から毒を吐き続けた
誰かを傷つけるばかりそれを見て何時も泣いていた
涙はいつも溢れ出してやがて世界を覆うのだろう
心に希望はあるけれどノアの方舟には乗せられない
ホラを吹く度に時代は消え終末の獣は踊りあかした
六回死んでも倒れないそんな化け物みたいになれなくて
盾に弾かれ...厄災
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どれくらい歌に触れたのだろう
どれくらい歌は生まれたのだろう
全てを聞けるはずはないし全てを知る必要もない
自分が分かればそれだけでいい
歌ってそういうもんでしょう
誰かの声を奏で合って誰かの場面を重ね合って
繰り返していく朝も夜も生きるも死ぬも泣いた時も
どんな時も音に溢れた 音楽はいつもそばにあ...歌が好きだから
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夢に描いた物語は僕はいつだって英雄で
巨大な敵を倒していき何度も世界を救い出した
素敵な仲間と笑いあっていつだって神に愛されて
帰る場所も残されてそんな夢ばかり見てた
目覚めた夜は冷たくて枕をギュッと抱きしめて
震えたまま目を閉じて臆病な視線を逸らして
理想の私なら強いから弱い私なんていらないんだ
...夢の中では僕になれる
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願いがもし叶うなら誰かが笑ってくれるように
間違い過ぎた僕にはもう遅いから
強さの意味をはき違えた弱者
泣き虫な僕じゃ綺麗な空に笑えないから
激しい雨に何度も撃たれた それでも確かに花は咲いていた
こんな場所で立ち上がるよりも どうか優しい空に芽吹いて
名も無い花が目指した未来は
ここで咲くからどう...J・D(名無しの花)
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時を数える夢が重なる積もる度なにかは隠されて
無限を縁取るガラスの中映し出されてく君の眼が
歪む空届かない手のぬくもりは
こんなにも優しくて愛おしいのに
廻る砂時計繰り返して 最後の一粒まで愛を探して
終わりを願うから 抱きしめた手を
離さないでいて
悪夢の花が咲き誇る海に風は悲しく吹き抜けて
鏡越...砂時計
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走る波に身を任せ止まることも出来ず漂う
羽ばたく腕を止めたら鳥も流れて星に変わる
伸びてく煙浮かぶ城青が赤へと変わる陽も
静寂よりも盛大な風が変わるその刹那に
風が止まる時が止まる
それでも音は流れていく
凪の彼方に浮かぶ色
幸せだったら嬉しいな
呼吸止めて仰ぐ空
何一つも言葉が出なくて...凪の彼方に浮かぶ色
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子供を産むことが正しいなんて言うなら
どうして僕らはこうして泣いているのだろう
従順な物が欲しいなら機械でも買って愛してよ
振り上げた右手が僕に教える愛は幻
欲にまみれた一晩限りの醜い愛で
着飾るために妥協したちっぽけな愛で
教わることも憧れることも出来ない愛なんて
必死に生きても初めから僕にはなく...愛なんてほんと大っ嫌いだ
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暑い夏も寒い冬も嫌いで出会う度いつも顔をしかめた
春に変われば秋に変われば嫌な季節に楽しさを望んだ
いつの間にか愛してる自分がいた
一人の部屋も飲みの席も嫌いででも無きゃ無いで顔をしかめた
黒色が好きで白色が好きで時間を重ねるごとに変わって
いつの間にか派手なメイクで飾った
肌を焼いては美白を勧め
...死ぬほど好きで嫌いな矛盾
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風を起こしたものを見上げてその姿に憧れた
空舞う影は小さくて高く遠くとても綺麗だった
自分の腕を見る「羽はあるのに」
私はどうしてここにいるんだろう
道に沿って歩いてる空に標識なんてないのに
頼りない足が訳もなく走り出す
翼を広げて風を掴んだ
冷たい土も優しい草も残したまま
大地を蹴り上げ自由になっ...羽を伸ばして
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街を横切る大きな川 見下ろしながら歩いていく
色んなものが流れてく 流れをさかのぼっていく
あんなこともあったっけ もう忘れたこともあったかな
水に流され転がって 石もずいぶん丸くなっていた
反射する揺れる水面 映る景色をぼかしてく
底には何があるんだろう 目を凝らしても見えはしない
流れていく水も...リバーサイド
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つまらない理由が僕を遠くに運んでいたから
友達も思い出も忘れられることは無くて
高い空と広すぎる山の中で蹲った
テレビを付けても知らない番組だらけで
電波もなく無駄な携帯電話を握り締めた
画像に残る大きなビルが恋しくなって
涙を零し大きな声で泣き叫んでみたって
隣の家には全然届かなかった
何も無い ...圏外
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日差しも道も騒がしい 電柱に止まる蝉たちも
首をつたう水欠片 シャツが色を変える
日陰を探して扇ぐ襟 ドアをくぐると変わる風
氷を削り降らす雪 喉を通り抜ける水
波の揺れ 木々の揺れ 夜空に咲いた花の群れ
星の群れ 蝉しぐれ どれも素敵だね
夏が奏でる音には どこか楽しさが残ってる
瞳閉じて浮かぶ...夏の音色
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静寂の音がする 晴れた日の昼下がり
悩み事も消えていく 何もしないを選んでる
スローペースな時計が 微睡みを連れてくる
外は晴れ良い天気 窓の向こう白い雲
ソフトクリーム食べたいな でも横になる
あーなんか疲れたな
今日はどこにも行きたくなくなる
あーこのまま夢の中
まぶたを下ろして一休み
ゆっくり...眠Time(ねむたいむ)
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煩い街 五月蠅い人 詰め込まれていく箱の中
派手なおばさん 剥げたおじさん 酸いも甘いも臭わせる
敷かれた道を 惹かれた未知を 同じ所だけ電車は回る
切り取られた空 繰り返す四季 色も付けないでただ廻る
音が鳴りだす 目を閉じる痛みは増すばかり
奥歯が軋む とりあえずいいから黙れバカ
ガンガン音を鳴...headache
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教室の窓見下ろす君は遠くて
いつの間にか空は日が落ちてるほど早くて
反射する自分染めているのは夕日のせいだけじゃない
近づきたいとガラスに触れている右手
チャイムが刻む音より鳴り響く鼓動は早くて
せめて君の髪を揺らしてる風になれたらいいのになんて
誰もいない教室の片隅で考えた
春よりも温かな日差しに...私記
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肌に張り付いたシャツは濡れてる 夏が来る前から身を焦がす
遠くで走り回る子供たち 古びた腕時計が一蹴した
蝉の声が鳴り響く 鼓動の音は聞こえない
祭りばやし窓の外 カーテンを静かに閉めた
投げ売りされてく言葉たち ギラつく向こう側の演技
それらの意味を見出すことさえ 煩わしくて全部消した
夜になるた...孤独Night
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昨日より増えた数字を机に並べて
一喜一憂する1日を無駄に増やして
あれから僕は何かを生み出すことが出来たの?
数学なんて大嫌いだと捨てた3年間
いまはYes/No2つで回り続ける2進数の世界で
表現できない物を抱えて起こしてくオーバーフロー
上手に生きていける計算なんてエラーばかり吐き出して
1%の...1を続ける
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幸せってなんだろう? こんな平和な世界にいるっていうのに
何のために生きているんだろう? 不条理に死んでく人もいるのに
傷つくたびに目に映るのは とても汚れている物ばかり
僕もその一つから いまだ逃れられない
ただ無作為に生きてる 目標も夢も何にもなくて
喉を潤す水を求めて さまよい続けるだけの屍
...水溜り越しの花
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どこか遠くに聞こえた花火 風に消えてく蝉の声
肌に重なる夏の息吹を 全てのみ込む水の音
沈んでく 青の中 胸の鼓動が鳴り響く
冷ましてく 高鳴りを 夜にチャイムは聞こえない
星に落ちてく夜の水 浅い深度を浮かび上がる
呼び起こされる記憶の欠片 息を吸い込むほど鮮明に
顔に触れる 夏の手のひら 呼吸の...初恋Realize(リアライズ)
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世界はとても残酷だ 欲しい物全て輝いている
綺麗すぎる程のそれは 私にはとても似合わない
あの娘のように笑えるなら 世界を好きになれたかな
自分がとても大嫌い だから何も愛せない
優しい人だと君は言う 違う本当の私はそうじゃない
怒られるのが怖いから 絶望するのが嫌だから
最低保証の愛を見せ 生きて...ドロップサイド
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僕らはどこに向かえばいい 先の事など見えなくて
愛する場所を奪われて 僕らはどこに向かえばいい
僕らはここで生まれた ずっと憧れていた場所だった
苦しいこともあるけれど とても幸せな日々でした
色々と馬鹿な事をして 迷惑もだいぶかけたけど
最後はいつも笑えてた とても暖かい家でした
優しさに甘えすぎ...僕らはどこに向かえばいい
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悲しみを海に溶かして 波が押し寄せるその前に
綺麗な青だけが欲しかった 黒い夜はいらないの
水面に映る歪んだ顔 砂のお城も崩されて
割れた言葉は遠く遠く 水平線に沁み込んだ
どうしてどうして 夕日はあんなに赤いのか
押しては返す悲しみに 浜辺の文字も消されてく
どうして ねぇどうして
漂うことが出来...悲しみの海
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コインが示す 二つの返事
回り続ければ この星みたい
繰り返す四季 いつか終わりが
死者は切られて また零になる
夢幻に続く夜に泣いた
「嫌だよ 君に会いたいよ」
遠すぎる君を見つめて
ひとつひとつ進んでく
思い出苦しくても
百分の一の奇跡でも 君にまた会えるのなら...百分の一の奇跡でも