タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(7)
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1Aメロ
街はいつも通りそこに立って
人々は誰もがせわしない様子
渡り鳥の声が報せてくれた
待ちわびてた物が訪れる、と
1Bメロ
音楽があんなにも呼んでるのに
その背中に翼(ハネ)は 生えているのに
つまんないからって縮こまってるの?
私は先に行くよ? 次のステップ...ワールド・イズ・マイン!
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A.
「明日 世界が終わります」
神様が僕に言いました。
僕は相棒の犬を連れて、
片道だけの旅に出た。
B.
「何処へでも付いて行きましょう」
足元の彼が僕に言う。
C.
それならそうだ、電車に乗ろうか?...行こう、世界の果てへ
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A.
7日は前の昼下がりのこと
少女が庭を駆けていました
走って走って薔薇木の迷路
王様はどこ? お会いしなきゃ
AorB.
「王様?ああ、あの食いしん坊の」
チュチュを纏った猫が言った
「王様?ああ、あの尻尾の長い」
革靴履いた鸚鵡が笑う...王様を探す少女
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A.
白い塔の上から
世界を見渡してる
ここは白が見る夢の中
キミはまだボクを
探してくれてるんだね
ボクの記憶はもう
キミの顔と声、それと
いくらかの断片を残して
後は消えてしまったの...無垢の空白
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A.
柔らかな風 金の日差し
樫の木陰で 一休み
青いアイリス 紅いバラ
今年も綺麗に咲いてくれた
咲き乱れてる美しい花々
キミが見たらそう、きっと
喜んでくれるでしょう?
だから、ボクはこの庭を護るの
キミの帰りを待ちながら...花園の小鳥
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S.
漆黒の翅に赤い紅差す
グレイの縞は娼婦の誇り
あたしは妖艶 クロアゲハチョウ
舞ってあげるわアナタのために
A.
月は見えない黒い夜
ゆるゆる垂れた背徳の
ベールをめくり今宵また
現るアナタ 白い指...クロアゲハ
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S.
命尽きかけ 夏の道端
ぼやける視界 貴方は一体
何を見ている? 何思ってる?
哀れなセミを どうか愛して
A.
一夏の命 燃え尽きて
飛び立つ力はもうないの
愛おしいと思うのならば
そうよお願い 抱きしめて...碧く透明な翅で