タグ「紲星あかり」のついた投稿作品一覧(12)
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満天下は巡り廻る inst
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巡り廻る 止まないメロディー
幼時に見た景色は曇りなく
生まれ落ちた何時かの朝に
数多の花々に彩られ
予てから紡ぎ続けた
物語の続きを今日も生く
色変える世界の片隅で
幸せに飢えて彷徨う
満天へ通ずる沿線を征けば
すれ違うように一期一会...満天下は巡り廻る
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ネクロアリス inst
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息の根が紡ぐ路線の果て
終点にて映るモノクロの影
日の下には有り触れた
絶えることなき始まりと共に
至る午夜の鐘が鳴れば
もう此処に帰ることは無い
静寂に来る迎えは
全てを分け隔てなく受け入れる
今 灯火は消ゆ
void void 儚く散った...ネクロアリス
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平然と澄ませど 低迷をいざ行けど
永遠に変わらない来し方よ
センシティブ 生前 精神は繊細で
呪われた過去を悔やむ
福ある青鳥には成れずにまた地を這う
怨念とトラジェディ 嗚咽のシンフォニー
苦しんでも 繕っても 癒えない傷の跡が宿る
爛れた頁に疼いたグランジ...グランジ
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グランジ inst
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夜涼み inst_mastered
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夜涼み inst
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天の川 淡く架かる頃
疾うに陽は沈み落ちていた
静まり返る地上に咲く花は 俯いたまま
湿った風の音
何処か懐かしい芳香に包まれて
舞い降りた華奢な少女の会釈が
いつの日かの面影に重なる
終夜
夏の空に浮かんだ幻想譚
奇跡めいた邂逅に導かれて...夜涼み
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くるくる回る四季の遷移は
生命のようにせわしない
のらりくらりと日々を往くには
疾すぎるくらいだ 嗚呼
螺旋を描くカルマ
まだ先は長いけど
順繰りをただはんなりと歩いた
路の途中で
祇園精舎の鐘は鳴り響く
惜しむ僕らをそっちのけで...ジャポニスム
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いつだって 微塵も忘れることのないメゾピアノ
いつだって あの音色が巡り巡っていたんだよ
絵に描いた餅をついて 眺めていた冥い空
もう飽きた世界から逃げて其方へと上の空
何にもないから自由なの?
それでは少し寂しいな
何度でも何度でも会えたらいいな
淡々と色を描いて行けば 踊り場の窓の縁から
覗き見...オカルティズム
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オカルティズム - 紲星あかり