タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(7)
-
ミクが飛び出し降り立ったのは、王子の相手であるみずぼらしい少女
ろくに風呂も入れさせてもらえず、小汚い部屋で寝起きしているせいか
服はボロボロで見るに堪えない姿をしていた
煤まみれの部屋を延々と掃除している姿が見えた
(なんで、あの子? 私は王子様と一緒にいた時間があるのに、あの子はっ)
部屋の小さ...それは私が魔法使いの理由1
-
「おい、あいつが来たぞっ」
「逃げろ!」
子供の信じやすい無垢純真な心と言うのは容赦を知らない
自分たちと同じくらいである彼を大人たちの洗脳により
近づいてはならない、危険な存在として認識されてしまっていた
彼は一人だった、両親は彼を置いてバラバラに消えてしまった
壊れかけた家の中で赤ん坊だった彼は...君が連れて行ってくれた世界 元作:GALLOWSBELL
-
「あぁ、どうしよ!」
「うるさいよー、ミク姉」
高鳴りがとまらない、抑えられない!
だって今日だってねぎを五十本しか食べてないもの!
つい先日来た新しい家族、私の年上の弟
すらりとした体、さらさらと穏やかな川のように流れる紫の髪
凛々しい目、麗しい唇、あー、好き好き、一目ぼれ! 高鳴りがとまらない!...「ミクたんの一目ぼれ」 がくぽ×ミク
-
ボードの上のオセロの半数が黒を示す
勝負はルカの勝ちだ
ルカは勝ち誇った顔をして、目の前に居る少女を指す
「命令」
ルカは立ち上がるとそれを真似る様に立ち上がりくすくすと笑う
それが余計にルカの苛立ちを増させる
「ここから落ちて死んで、私に会いに来て」
彼女の指は地上を示す、彼女は何の躊躇もなく
フ...ミクルカ風味?「落ちました」 こんな愛もいかがですか?
-
注意!
この作品には、BL表現が多数含まれます
苦手な方は閲覧をご遠慮願いします
もし、間違って閲覧しての苦情らは受け付けません
どうぞよろしくお願いします
五話ずつ更新予定です、前バー設定めんどくさい(´・ω・`)
《歌声よ、どうかその胸に……》01~05
-
「いやっ! 嫌だ、嫌だ、嫌だ、マスター!!」
そんな“私たち”の声に、私は目を覚ました
随分と開かれることのなかった鉄の扉が開かれ
数人の同じ服を着た人たちが“私”や他の皆を連れていく
大人しくついていく者、必死で逃れようとする者、叫び狂う者、慟哭する者
たくさんの“私”や“皆”が鎖に繋がれて、鉄の...【元曲:デッドボールP 金の聖夜霜雪に朽ちて】最後に伝えたい言葉《作:神崎遥》
-
ホームに降り、振り返ると丁度電車の扉が閉まった
長い時間過ごしたその電車は、春風を引き連れ次の駅へと走って行った
視界を閉ざしていた電車が走り去ると今度は燦々と陽を浴び美しく輝いて
何処までも続く青い海が姿を見せた
ふわりとした風に、飛びそうになるつばの大きな帽子を押さえる
その風は潮の香りと木々の...【元曲:このり作 花の髪飾り】あの子の探し人《作:神崎遥》