ライトダウン

空は揺らぐ
ぼくらの想いを残して
引き結ぶ線　撃ち消す等速度
繋げば　きみに届くのかな
ただ　許されたかっただけ

つるん☆ぺたん

【A】
貧相なんて　言ってるヤツらの　ココロが貧しいんだから
発展途上な　この胸には　でっかい未来が詰まってる
ぺったんことか　キミは笑うけど　ホントにわかってないのね！
「膨らみかけには　ロマンがある」　よくよく肝に銘じてよね

Lost sheep

【A】
なんとなく、なんとなくさ
喪うものもあるのだよ
それとなく、それとなくさ
消えていくものもあるのだよ

Loneliness（with out name）

【A】
飛び立った　暗幕のカラス
虚ろの僕を　見おろしてるようだ
教えてよ　網膜の夢が
崩れる様を　君の見る景色で

おいつき、おいこし。

【A】
きみのいる　ひとりの世界で　花をまく
レコードの月　零す音色のあたたかさ
おとしもの　拾い上げていた　その両手
なくしてみれば　それは当り前のように

Loop

【A】
歌いたいsick　衝動　喉を焦がして
聞こえてるの　あたしを呼ぶ音
退屈なkick　それこそ蹴っ飛ばして
塞がないよ　ノイズも受け入れ

オーバーヒート

もう何度繰り返したかもわからない
ぐにゃぐにゃの線をいったりきたり
今にも泣きそうな横顔がよぎって
逃げられない踏切で眠った
零せたらそのままにできたことすべて

進化論

【A】
かきまぜて　泡立った　そのなかを覗いてる
投げ出した　赤い靴　笑い顔映ってる
きみはぼく　ぼくはきみ　確かなる確証も
わすれてく　砂の海　かさねた掌へと

ぜろ

【A】
ゆら　くら　のこ　した　ざん　がい
ゆら　くら　つぶ　やく　こう　かい
【B】
どれだけ　嫉妬に塗れ　どれだけ　憎悪に燃えて

Fantasia

【A】
もうすぐ　きっと　数が終わるから
そしたら　笑ってね　
ぜんぶが　ふっと　消え去る時には
その眼が　ひらくんだ

Utopia

【A】
ダウン　傾く首　玩具の指輪
がたん　数字並べ　どこいく車両
ダウン　行き先とは　愚問の問いで
がたん　幸せへと　つまるところは

シンデレラと玩具箱

（ミク）
【A】
「あなたが落とした　おもちゃ箱は
いまはわたしが　持っているんです」
言いだせない日々　砂時計に

クラムボンのなみだ

【A】
つかのまの語らいは　水底にしずむ
ふれあう肩　くすりと　指すべる
「きみがあいしてたのは　ぼく越しのきみね。」
擦れあう日々　陸には　とどかない

水槽のさかな

【A】
水槽に　長い髪　温く　ただよって
きみが歌うのは　ぼくを揺らすため
伏せた眼の　奥の紅　鈍く　凪いでいる
水底がゆらり　きれい、きれいだね

screw stops

【A】
手を繋いで　ふたつ、影
どこか遠くへ行こうとしてた
届かないね　とおい、空
どこまでも高い高い　高い

夜とアパート

【A】
ぴかり　点滅する白熱灯　きっともうすぐ電池切れ
抱えた膝　雨漏りの音　しんと耳をすませてよ
【B】
触れあう肩に　混じり合う声に　溶けて　食べられて

ブルーバード

【A】
あの　甘やかな　翼の音色で
そっと　騙してほしい夜がある
手に　掴んでる　羽が崩れてく
もっと　この夢が長いのならば

青色フラクタル

【A】
カミサマ、遊びついでにこぼす　このカラダを覆うかなしみ
ぼくはそれをオモチャにするから　そしたならそっと取り上げて
まるで夜から隠れるように　ささやかな息をして、ふたり
衛星がおっこちた時には　そのくぼみ　秘密基地にして

ピストル、白いドア

【A】
白い部屋があった　あたしと君がいた
視線がかみ合うたびに　ふたりの目は焼けて
はぐれていく線を　集めては投げ捨て
紙のピストルが唸り　君は撃ち殺された

ふたりごっこ

【A】
愛してるに嘘を混ぜ　繰り返す過ち
あいたままの手が　闇にひとりきり
渦巻いた風のなか　柔らかに微笑む
君を信じていい？　答えはいらない

飴色グッバイ

【A】
さよなら。　簡単に言えるね
言葉を一つ　世界がおわる
それでも　涙だけはやめて
無理やり笑顔　この手を離す

Anti sweet

【A】
ヘーゼルナッツ　カラメル交えて
甘い甘い少女のできあがり
なんて　ご都合主義の手順で
わたしを飼いならしたつもり？

bLooD×mOoN

【A】
金色の月を吊るして　あの子の血で濡らしましょ
今宵も　ヒトリで踊り続ける　パーティー
揺らめいた白い陽炎　あたしの闇で切り裂いて
聞コエル？　だれかがあげた悲鳴が　響いて

ロケットライカ。

【A】
からっぽなロケットを　空に向けて打ち上げた
火薬のにおい　いつまでも　いつまでも　離れず
あたしにはなにもかも　ウソみたいにキレイでさ
もう嫌なんだ　なにもかも　投げ捨てて　飛びたい。

夜のはじまりにアネモネの丘。

【A】
とおくのほうで　色がぼやける
つん　とあたしを惑わす香り
アネモネ
街のひとびと　眠っているの？

キミはメロウ

【A】
ずきずき　ああ　おなかが疼いて
しかめつら　「フキゲンなの？」って聞かれちゃう
ふらふら　もう　きもちが揺らいで
つかれたな　「きもちわるい？」って聞かれちゃう

うつくし

花は枯れ果て　水は濁って
常にだれかが　涙を流した
海は灰色　いのち腐って
乾いた土に　涙が沁み込む
争い絶えず　風は淀んで

まぼろし、春のゆめ

【A】
俯いて　咲いた花
追いかけた　白いうさぎ
ふれた指　つなぐ糸　
穏やかに　笑ったきみ

さよならさんかく

さよならさんかく　またきてしかく
さよならさんかく　またきてしかく
さんかくもしかくもまるも
ぜんぶぜんぶ　ばいばいよ
さんかくもしかくもまるも

てんびん

【A】
ぼく　といえば
きみがちょっと好きで
たまには　会っても
悪い気はしない

ららら♪

【A】
ぼくはただ歩く
長い道のりを　すいすいと　歩いて
ほら　たまには　とおせんぼ
ねてるネコにおえかき　らくがき

右手の檻

【A】
離れるというなら　壊してしまおう
その羽根は誰のものだ　ボクから奪ったものだ
はなしてから知った　その手の温度は
熱すぎるくらいだった　嫌になるほどに痛い

花をください

【A】
キミの言葉はだれかを傷つけて
そのくちびるでボクを癒す
右手はつくり　左手はこわし
キミは生きている　この時も

少女は鬱屈に傘をさす

【A】
不満　疑心　憤怒
それぞれ抱えた　細い身で
すらりすらりと雨を抜け
表通りを闊歩する

おちるあめ

【A】
ウソでもよかったんだ　笑ってくれるなら
伸ばした手　叩いたのは　冷たい雨
もう泣きたくなんてないのに
雨を呼び込むのは　いつでも自分