OveR Re/writE

堕落のカナン　乾いた神を視る
満たされ過ぎた今日で　
潰れた旗にしがみつく群衆
羨望は絶望へ
何度目の上書きの果て

つるん☆ぺたん

【A】
貧相なんて　言ってるヤツらの　ココロが貧しいんだから
発展途上な　この胸には　でっかい未来が詰まってる
ぺったんことか　キミは笑うけど　ホントにわかってないのね！
「膨らみかけには　ロマンがある」　よくよく肝に銘じてよね

Lost sheep

【A】
なんとなく、なんとなくさ
喪うものもあるのだよ
それとなく、それとなくさ
消えていくものもあるのだよ

モノクロゼロハチ。

「ほら、また　おとしもの。」
拾って　放り投げ
萎れた　笑顔たち
道端　汚してる
モノクロ　二色なら彩り

筋肉☆ガール

【A】
キミに抱きついた　この腕のたくましさ
もっともっと　感じてほしいよ
触れてこのカラダ　命の強さ感じ
もっともっと　愛してほしいよ

Anti sweet

【A】
ヘーゼルナッツ　カラメル交えて
甘い甘い少女のできあがり
なんて　ご都合主義の手順で
わたしを飼いならしたつもり？

てんびん

【A】
ぼく　といえば
きみがちょっと好きで
たまには　会っても
悪い気はしない

ららら♪

【A】
ぼくはただ歩く
長い道のりを　すいすいと　歩いて
ほら　たまには　とおせんぼ
ねてるネコにおえかき　らくがき

好きっていって！

【A】
人が歩いてる　前に歩いてる
決して空じゃなく　土を歩いてる
鳥が飛んでいる　空を飛んでいる
クマやネコじゃなく　鳥が飛んでいる

憧憬

【A】
細く　途切れる　息
誰の　言葉を　呑む？
今は　色無く　冷え
なにも　なくなり　けど

ばいばい、かみさま

【A】
なんだかとっても　キゲンがいいのよ
今日はキャンディもいらないわ
秘密のガーデン　足取りかろやか
そうよ居場所ならここにある

まねごと

【A】
光のようなうそ　出口を探した箱の中
暖かな背中の　最後の声が響いてた
疑心を持って否　やさしく笑う人だったの
「だれもみな自分の　表部分を好いている」

３回目だけは許さない☆

【A】
キミのパンチもキックもキッスも
ぜんぶ　うけとめちゃうつもり
あたしの骨はね　ビタミンでできているるるるる！
から＞＜

モノクロキネマ

【A】
昼下がりの映画館　退屈なキネマ
わたしひとりの為に　回るフィルム
恋に溺れてただけの　哀れなヒロイン
誰に似てるかなんて　今更だわ

Blue sky edit

【A】
「空っぽ。」な世界の中で
目を閉じずに見た夢は
きみには綺麗な色で映る
そのしっぽだけでも　捕まえていて

なつよい

【A】
ひとりぶんの　机の上で
大好きなコトバたちを　並べてみるの
ときめきかな　どきどきかなぁ
夜はまだまだ長くて　風が　「くす、くす」

つきみてジャンピング！

（つきみて　つきみて　つきみて　ジャンプ！）
【A】
きみは　遠いお空の人　（ふっふー）
きらり　輝いてる人　（ぷっぷー）
ぼくは　地面へばりつき　（ふっふー）

ハイパーヒステリック

【サビ】
ああ！　もう　じれったいな
掻き毟った頭から　にじみ出る思考
ああ！　もう　バカじゃないの?
また走ったらそれこそ　転ぶだけなのに

宇宙通信

【A】
ハローハロー　元気ですか
大気圏から　そっと通信
ハローハロー　元気ですよ
君のほうこそ　寂しくないの？

D・N・A

【A】
ね　おかしいと　思わない？
こんなにいっぱい好きだなんて
ね　調べよう　深くまで
遺伝子のはじめのとこまで　

Tast

【A】
10ずつ括った　にちようび
セラミックに恋をした
背中に刻んだ　番号は
上から順にドレミファソ

空想科学少年少女

【A】
分厚いメガネと試験官は
常備していなくちゃ恥ずかしいわ
空想科学の生み出すモノ
飽和したココロに刺激を呼ぶ

宇宙探索

【A】
星の死ぬ音で　揺れるからだ
121回目の　眠りがさめた
【B】
目を開けるたび　泣きたくなる

ツバキヒメ

【サビ】
咲かせて　その無骨な手で
あたしの背中なぞって　はやく
【A】
熱く　クロスオーバーする視線

もこたん

【A】
おうちに　きたんだ
まっしろふわふわ
名前はもこたん
かわいいかわいい　にゃんこです

道を繋いで

【A】
いくつもの　枝別れ
すれ違いながら生きてきた
何処であなたに出会えるんだろう
早くわたしは出会いたいのに

飛べない

【A】
与えられた　愛だけ食べて
大事に大事に　育てられて
離さないでと　言ったのに
気がついたら　巣から落ちていた

花葬

【A】
木製のボート　花　敷き詰め
私と　あなたのせて
木製のボート　海に浮かぶ
私と　骨をのせて

チルドレン

【A】
ねぇ　ママは言ったの
ぼくたちに　なかよくしろって
ねぇ　パパは言うのよ
ぼくたち　ちょっとおかしいって

demand it

【A】
未完成と知ってなお　求めた指に
絡みつく操り糸　離して
壊れるならいっそもう　首を絞めてよ
さよならで散らした恋　戻して

二律背反

【A】
土を埋め尽くす
白い白い　ゼロの熱
僕を侵しだし
淡く溶けて　壊してく

別れの歌

【A】
こんな悲しい場所に　君を置いていくなんて
神様はひどいひと　僕も寂しいです
【B】
困ったように笑う顔も　泣きそうに怒る顔も

はらぺこ♪

【A】
いくら食べても　食べたりないの
お抱えのシェフも　お困りよ
いっぱいにできるの　君だけなので
フルコースで　頼むよ

ハンニバル

【A】
アクリル色の　君の海
十字架浸して　清めよう
錆びた心は　雁字搦め
水に沈めて　さよなら

二人協和音

【A】
巡りゆく　音の海
初めての　音色知る
【B】
綻んだ　足の先