タグ「神威がくぽ」のついた投稿作品一覧(12)
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――――――――――#12
神威は考える。緊張の行き先がバラバラに拡散して、結果、良く分からない事になっている。
「せやな」
猫村が相槌を打ってきた。誰も何も言っていない。
「私の心を読むな」
「顔に出すからやろが。やる気あんのかこいつらって顔にでとったで」
「やる気がないなどと思ってい...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#12
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――――――――――#11
というわけでや。
AKITANERU――――――――――逃げたぞ!ネギ畑の方に!追え!マジで追え!
YOWANEHAKU――――――――――貴方が遊んでるからでしょうが!!!
AKITANERU――――――――――ちゃいますよってやで!!!!ある意味さ!!!!!
...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#11
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――――――――――#6
『ハッ、同じ町に住む赤の他人、それだけの存在でしかないですよ、私にとっては』
俺達が守るべき普通の人達をお前はどう思っているのか、その問いに返ってきた答えだ。他人。見下す見下さない、対等も差別も何も無い、知らない人、それだけの存在。
『殴っていいですよ?さあ?』
こ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#6
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――――――――――#4
話を整理しよう、私の為に。
まず、私は猫村中将とお酒を呑む約束をした。
つぎに、私は弱音准将を誘い、エルメルトの方々もご同席頂ければ盛り上がりますと、社交辞令気味に人数集めを頼んだ。
それから、私は参加メンバーを猫村中将と弱音ハク中将から聞き、いくつかの候補の内で料...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#4
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――――――――――#3
最初に見た時には、こいつだと思ったのだ。だから、挙動不審気味なそいつに、こう声を掛けた。
「所属は?」
「は?」
まさか私を知らない攻響兵が来るとは思わない。だから、すぐに考えを変えたんだ。こいつは『違う奴だ』と。
「ああ、なんでもない。基地にきた用件はなんだ?」...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#3
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――――――――――#2
「結局、鏡音は何が言いたいのだ?『初音ミクのように悪の全てを滅ぼす』のが望みか?」
神威の言葉に座が沈黙する。神威は顰め面で面々を見回す。
「氷山が『鏡音レンのリリックコードは危険だ』と言っていたが、実際はどうなんだ弱音准将」
亞北ネルが嘴を挟む。
「氷山に聞けば...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#2
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――――――――――#1
窮地の最中にある。一旦事が起きれば、すぐに死地だ。
神威がくぽだけなら、なんとでもなると、余りにも甘い考えをしていた。
奴が参加する宴会、全員が攻響兵だ。最悪だ。正攻奇攻あらゆる全てが不利。
神威がくぽ、猫村いろは、亞北ネル、弱音ハク、巡音ルカ。初音ミクと共に、メデ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#1
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――――――――――#10 /第5話fin
懐石料亭『竹櫓』。地方都市エルメルト、暫定行政区分エルメルト州本庁市エルメルトの、ほぼ片端で営業している飲食店である。業態は伝統的な様式に則る飲食の接待を供する。
地方都市エルメルト。正式名称を暫定行政区分エルメルト州エルメルト本庁市と呼称する。今では...機動攻響兵「VOCALOID」第5章#10 /第5章fin
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――――――――――#10 /第4話fin
正面切って、「今日はアラとかも出す」と言われた様な物だ。確かに美味しいし、高いマグロを入れたのだろうとは思うが。
「旨いな……」
「せやな……」
「ふむ」
「この香味、味を生かしてとても濃い味わいにしていますね」
「うむ。旨いな」
猫村中将と...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#10/第4章fin
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――――――――――#9
「失礼します。女将のメイコでございます」
座敷に入った一行に、挨拶に来たメイコは一目で雰囲気が最悪なのを見て取った。口上を切り上げて正座しながら深々と一礼する。
「本日は、西のローランドで良い魚が陸揚げしましたので、海鮮が大変美味しゅうございます」
「ああ、ローラン...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#9
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――――――――――#6
竹垣の間に、檜の柱で瓦葺の門が立っている。竹垣に堅牢な瓦葺とはとも思ったが、目を凝らすと竹垣の裏側に、腰の高さほどの竹垣がめぐらしてあって、斜めに立てかけた竹の支柱が表の竹垣を支えている。つと目をやると、横に広がった竹垣は微かに内側へ傾いている。門にかかる料亭の名は、『竹...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#6
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NEKOMURAIROHA――――――――――やはり、重音テトはまだ国内か。
KAMUIGAKUPO――――――――――捜索が長引いたからな。ゲリラ戦に移行すると厄介だ。
NEKOMURAIROHA――――――――――所詮一人で何ができると、言いたい所だが。
KAMUI...機動攻響兵「VOCALOID」 2章#1