Manzanaさん

Manzana(まんさーな)です。作詞をしたくて始めました!しばらくは詞募集の曲を聞いて、作詞をしていこうと思います。

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設定として想定していたもの

 20XX年、最先端の科学により、人間とほとんど変わりないアンドロイドが生み出された。違っているのは体の材質とちょっとした機能だけであり、感情の動きや記憶などは、人間のそれと全く同じものだ。しかし、そのことをちゃんと理解しているのは生み出した科学者たちだけ。科学者やアンドロイドたちがどう主張しようとも、人々の間では、「アンドロイドはロボットの一種」という考え方が根強かった。しかしアンドロイドは生産され続け、ある程度以上の都市に行けば、当たり前に見られるようになっていった。
 そんなある日、世界中のスーパーコンピュータが一斉に反乱を起こすという事件が発生する。スーパーコンピュータに搭載されたAIが、人間の支配を企てたのだ。こうして、人間とAIとの間に戦争が起こる。数年のうちに、電脳世界も現実世界も、手ひどいダメージを受けた。
 戦争が終わるころには、人間たちはAIに対して憎しみを抱いていた。そして、その憎しみは、生き残ったアンドロイドたちに向けられた。彼らにとって、アンドロイドは「ロボット」であり、「AIを搭載したもの」であったのだ。多くのアンドロイドは戦争に加担していないにも関わらず、アンドロイドへの差別が始まる。どこに行っても人権がないように扱われ(実際法整備はまだだった)、アンドロイド反対デモが町を闊歩する。中には、「アンドロイド狩り」と呼ばれる、アンドロイドに直接暴行を加える人々もいた。そして、それを目撃した人たちも、一切咎めようとはしなかった。
 ある日、一人のアンドロイド少女がアンドロイド狩りに襲われる。道を歩いていた際に、突然見知らぬ人々の車に乗せられたのだ。アンドロイド狩りたちは、車を廃墟(戦争後のためたくさんあった)に止めると、少女を連れて中に入った。廃墟内で栽培されていた麻薬を口にしたのち、アンドロイド狩りたちは勢いに任せて少女に暴行を加え始める。人間と同じ力しか持たない少女は、抵抗ができない。壊れる寸前、少女は麻薬取引用のパソコンがあることに気付く。少女と同じ型のアンドロイドは、自身を量子に変え、回線を経由して進むことができるという特技を持っていた。少女はそれを実行、警察のコンピュータから現実世界に現れ、アンドロイド狩りのアジトを知らせる。
 アンドロイド狩りたちは麻薬の栽培と器物(少女のこと)損壊で逮捕された。しかし、一部始終がニュースで流れると、ますますアンドロイドへの反感が高まった。いつ自分たちのパソコンからアンドロイドが出てくるかという恐怖のためだ。それを受け、政府はアンドロイドの抹殺を決議。アンドロイドは、見つかり次第合法的に殺されることとなった。

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