タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(14)
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(G)
どうか私に 罰をお与えください
邪な
欲望と 妄執[もうしゅう]に囚われた
この心を
暗闇の中に閉じ込めて
生きながら朽ち果てるまで
触れることも叶わぬままの
償いを
(L)...呪縛
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生まれた意味を探すような
無駄な愚行を繰り返す
誰もが皆 与えられた
生きるという病を 抱えながら
滑稽な寸劇
放り投げるcoin
退屈に絡まる足
沈んでゆく
混沌に咲かす 脆弱な魂
垂れ流す 甘美な言葉...bait
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宵闇に 滲む月の形[なり]
大禍刻を 待ち侘びて
快楽[けらく]の音色 掻き鳴らし
化生の群れが 躍り出る
鳴き止まぬ 犬を揶揄[からか]い
漫[そぞ]ろ大路を 練り歩く
拱[こまね]く猫に誘[いざな]われ
掲ぐ提灯 火が揺らぐ
囃す合いの手と お座成りの掛け声
外した手拍子 踏み鳴らす地団駄...妖夜行[あやかしやぎょう]
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軽い音だけの アナタのコトバ
吐き出す傍から ふらふらと
部屋の隅に 転がるばかりで
昨日と何ひとつ 変わらない
爪の先を齧る癖 あたしだって嫌いなの
全部見透かすフリをして 簡単なんて言わないで
欲しがるままに 重ねるカラダ
中身はほとんど 同じ配列で
流れるものまで 同じ色なのに
見つめる先は ...almost same(≒)
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いづれ掻き消える泡沫[うたかた]の 恋の成れの果てと ――
曙[あけぼの]の空にほの揺らぐ
淡雲[あわぐも]の消えゆくは
愛[かな]し染まりゆく藍[あい]の端[は]の
儚さにも重なり
憂う眼差しを手繰[たぐ]り寄せ
繋ぐこころ ひとつ
ぁあ
届かぬ言の葉 滑り落[お]つ衣[きぬ]の行方晦[くら]まし...泡沫人[うたかたびと]
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震え 愛せ 私を
憂うだけの寂しい
謳え 晒せ お前の
満ちる闇 浮かぶ絲
絡め取るため差し伸べた
手に縋る頬は青ざめて
可哀想にと 撫でてやるだけで
お前は私のものになる
零す 言葉にも
掻き毟る喉...MAJORCA(マジョルカ)
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シャンデリアが揺れる
アナタのダイヤ みたいに
冷たいラインで
りりり りりり 揺らいで
カァテンが千切れる
ワタシのハァト みたいに
いびつなカタチで
ちちち ちちち 千切れる
グラスが傾[かし]ぐ 真夜中の隙間
交わした約束 今宵だけの秘密...secret room
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糸で綴る 文様[モレウ]のように
貴方の名前を 繰り返しては
明ける緋[ひ]を 重ね
過ぎる月を 辿る
紡ぐitak[イタ(ク)] 祝福の愛
天地[あめつち]に 響く
歌を 掻き鳴らせ
音が血が 受け継ぐyukar[ユーカ(ラ)]
想い願う 誓いを抱え
貴方の姿を 見送りながら...yukar[ユーカ(ラ)]
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還らずの場所
最果てに見て
引き摺る足を
撫で 摩り 喘ぐ
憂いは 数多
嘆きも 数多
見据える先に
ひかりは ひとつ
時紡ぐ星[トキツムグホシ]が 森の葉に揺れ
深まる夜に ひしめく静けさ...時紡ぐ星[トキツムグホシ]
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揺らぐことのない深淵で
震える頬を 愛撫する
少女は怯え歌いだす
「あなたの為に祈ります」
隠したひかりの陰影で
迷妄のまま 懺悔する
少女は憂い慰める
「あなたの為に泣きましょう」
悲しいからと 晒す涙に
どれほどの価値があるのでしょう?...遺詠(ノコスウタ)
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綺麗な理由を 無様に並べて
紡ぐ言い訳が 唇に覗く
軽薄な笑みは 今日も同じで
可笑しくなるぐらい 切ないの
ぎこちないココロに
追いつかないカラダ
探る指に 気付かないふりで
(怖くないよ、大丈夫)
溢れる音から 逃げ出したくて
耳を塞げば 何も聞こえない...何も聞こえない。
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呼ばれたから 急ぐの
きつい靴を 履いて
甘い匂いを 纏(まと)い
髪に花を 挿すの
垂れ下がるリボン 抓みあげ
今日も服を お強請りするの
笑うあなたは 惜しげなく
応えて与えてくれる でも
物足りなさまで 言葉にしたら
涼しい顔は 引きつるかしら...隷従遊戯(れいじゅうゆうぎ)
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ベルモットの 香りが
まだ唇に 滲んで
飲み干された グラスに
面影を 探してる
Under the moonlight
揺らぐ影 誰も居ない部屋で
Under the moonlight
呟いてみる 貴方の名前
繋ぎとめる リングも
甘く冷たい 言葉も...Under The Moonlight
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[A]
頬打つ睫 緩やかに
そっと視界を 広げたら
彩る色は 瞬いて
此処に在る意味を 思い知る
[B]
揺るぎない ひかり
今なら 触れられる
鮮やかな ひかり
濃く 際立ち...来(ひかり)