作品一覧
その他
オンガク
この声が君に届くよう 祈り、伸ばす手は、那由多の先 手に入れた、偽りの光が僕に 輝いて見せた 朝霧立ち込めた、寝起きの町で 潰される、誰かの日常 埋没された日々に、意味をつけて もがいていた、この手は 夜に、同調する。 嘯いた、答えは、死に際の蝉時雨...
ウタウ
こぼれ落ちていく日々 僕らはなにを望んで なにを捨てていくの 繋いだこの手だけは、離さないよう 強く握った 陽炎の中 ふと目に入る ゆれてはねる君の背負うバック 目を逸らしたのは、きっと アスファルトの照り返しのせいだね...
雪月夏