はじめまして。 駄文と落書きで埋め尽くされた部屋に住むのが夢。 どうぞよろしくお願いします。
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V3発売記念イラスト♪
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こうしてナナオとの共同生活が始まった。
「さて、ミクと逢えた記念に私からのプレゼント♪」
ナナオは、私が出てきた箱─パソコンというらしい─の真横にある
黒い大きな箱を指し示す。
「ミクとおそろいよ」
手前の蓋を跳ね上げると、白と黒の鍵盤が出迎える。
ニーハイブーツの模様。気づかなかったが、言われてみ...コエヲキカセテ・・・。②
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私は、待っている。
この無機質な機械の中。
たった一人の人を。
始めは何日か数えていたが、あまりに長い時間にいつしか、やめてしまった。
『…て』『…きて』
『起きてちょうだい』
顔を上げる。
優しい声と、差し伸べられる暖かい手。
自分の手は冷たい。躊躇していたら、半ば強引に引っ張り出された。
ニーハ...コエヲキカセテ・・・・。