雪りんご*イン率低下の投稿作品一覧
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きょうはクリスマス。
おそとではまっしろなゆきがたくさんつもっててとってもさむい。
さっきはおへやのまどをあけただけで、つめたいかぜが、りんにおそいかかってきた。
ほんとうはいえのそとでゆきだるまをつくりたかったけど、さむさでおかあさんのぐあいがわるくなるのはもっといやだから、りんはきょうはいえにで...【リン誕】サンタさん
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日付が誕生日に変わり18歳を迎えると、さあ寝ようとベッドに潜り込んだ瞬間、突然部屋のドアがバーンと開け放たれた。
普段ポーカーフェイスに定評のあるのが嘘のように目を見開いている私に、開いたドアの前で悠然とシャフ度を決め、幼馴染のミクは目を輝かせながらこう言った。
「──肝試し、行こう!」
「……は?...【Lily誕】このあと滅茶苦茶お守り大事にした
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ドアとベランダの窓を閉めただけで世界がこんなにも涼しくなるなんて、クーラーには頭が上がらない。(夏限定だけどな)
そんなことをぼんやりと思いながら俺──神威岳《カムイガク》は、クーラーで冷え切ったリビングで、アイス片手に夏休みの課題に取り組んでいた。
お袋がくじ引きで一ヶ月の海外旅行のペアチケットを...唯一無二 1
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7月31日23時50分。
「……………………」
俺は自分の誕生日にもかかわらず、自分の部屋のベッドの上に体育座りで、スマホの画面を穴があくほどに見つめていた。
だがスマホの画面は黒いままで、俺の仏頂面を映すだけだった。
暫くして俺は空しくなってスマホを見つめるのを止めた。
これがにらめっこだったらス...【がくぽ誕】dead line
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朝、クラスに登校すると、窓際の一番後ろ──つまり私、緑埜めぐみの席に知らない女子が座っていた。
その右隣の席には同じく見知らぬ女子と、前の席には確か同じクラスの女子が座って、昨日のドラマに出た俳優がカッコよかったなどと盛り上がっていた。
どうやら前の席に座る彼女が違うクラスの二人を呼んで、たまたま後...【GUMI誕】憧る
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「うーん……」
仰向けで目を覚ました途端に襲い掛かる頭痛に、私は顔を顰めずにはいられなかった。
そして、さっき自分の身に何が起きたのかを思い出し、ぽつりと呟く。
「……そっか……私、家ごと竜巻に飛ばされたんだ……」
だが、口に出したところで非現実じみたことが一気に現実味を帯びるなんてことはなく、むし...Music Wizard of OZ 2【自己解釈】
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窓から差し込んでくる朝日と鶏の鳴き声で目が覚め、私は瞼を擦りながらゆっくりと身体を起こした。
まだ半分意識が眠っているまま水色のエプロンドレスに着替え、縁にレースがついた三角巾で長い髪をまとめる。
次にキッチンに行き、たまたまラップして置いてあった骨付き肉を持って再び部屋に戻ると、ペットの鶏(将来は...Music Wizard of OZ 1【自己解釈】
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---A frog in the well knows not the sea---
ボクは水の中にいた。
ゴボリ、とボクの口から白い泡が漏れた。
だが不思議と息は苦しくなかった。
滲む視界には人はおろか、魚一匹が泳ぐ姿すら見当たらなかった。
どうやらこの世界は完全にボク一人だけのものらしい。
ボク...【カイメイ】A frog in the well knows not the sea
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昼休みに、いつものように3人で教室で昼食を食べていたときだった。
「明日はバレンタインかー」
蓮がバナナジュースの紙パックのストローを口に離してからそう呟いた。
きょとんと呟く僕らに、レンは無邪気な子どものように目をキラキラさせた。
「去年みたいに女子からチョコをたくさん貰ったせいで、グミにあらぬ疑...【カイト誕】フォンダンショコラ【カイメイ】
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雪の降った日
手袋を持ってこなかったボクに、キミは自分の手袋の片方を貸してくれた
手袋をつけてないボクの右手と君の左手をギュッと握って、「これで寒くないね」と言ったキミの笑顔が、ボクの心を不思議とポカポカと温めた
ボクは家につくまで、キミにこの「ドキドキっ」ってうるさい心拍数が聞こえないかとっても不...【カイト誕】始音という少年が青が好きという世界での2月14日
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「Zzzz……」
2014年元日。
深い眠りについていた私は、陽気なアラーム音により一気に現実に意識が引き戻された。
私は音だけを頼りに、虚ろな目のままを手探りで探した。
数秒後にである祖母から貰った折りたたみ式携帯──電話もメールも出来ないため、目覚まし時計として使用している──のサブディスプレイ...正月のかなりあ荘【withかなりあ荘】
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「…………」
12月27日。
私は自分の部屋に籠り、ミカンの形のテーブルの上に置かれたホール型のフルーツケーキに手もつけず、じっと窓の外の雪を見つめていた。
このテーブルはカイト兄がくれたもの、このケーキはメイコ姉、ミク姉、ルカ姉が作ってくれたものだ。
四人は今日は運悪く仕事に出来てしまい、「一緒に...【リンレン誕】ハッピーバースデートゥーウィー
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まずさつまいも(1本)を自転車1分にあるスーパーマーケットまで買いに行く。
買いに戻ったら、なんとなく皮を剥いちゃう。
次にレンジで「温め」のボタンを押し、チン! する。
1分後──。
チンし終えたら、茶碗の上に乗せて──スプーンで潰す。
「ぐっ……ふぬっ」
なんかこれ固いな……と思い、5分の1(5...delicious【withかなりあ荘】
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結論。
兄さんマジ天使。
【兄さんなう!】雪りんごの雪りんごによる雪りんごのためのry【withかなりあ荘】
えー
ということで、さっそくですが「兄さんへの愛を叫ぼう会」を始めようと思います
「いやちょっと待てよオイ! なんで俺まで参加しなきゃいけねーわけだ!」
──知るか
「知っとけ! まるで俺が...【兄さんなう!】雪りんごの雪りんごによる雪りんごのためのry【withかなりあ荘】
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小さい頃、町のハロウィンイベントで手に入れたたくさんのお菓子を食べていたカイトの隣で、幼馴染の彼女は御伽話についてこんな風に語っていた気がする。
「絵本を読んでるときにいつも思うんだけどさ、この『いつまでも幸せに暮らしました』っていう終わり方、おかしいと思わない?」
カイトは彼女の話に興味を引かれな...【カイメイ】ようこそ愛しきジャックよ
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昼でもほとんど人気のないこの図書館は、夕方になると未来しかもう人がいなかった。未来は昼時でも誰も来なさそうな隅で、壁に凭れ、体育座りをし、その膝に顔を埋めていた。
「…………」
ミクは独りだった。
一体何故彼女がこんな寂れた図書館で独りでいるのか。それは彼女の心中しか知らない。
涙はあの日に...【ミク誕】とある寂れた図書館での小さな恋の話
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「こんなところに連れてきて、何をするつもりなんすか?」
友人のグミに連れてこられたところは寂れた図書館だった。三年前に近所に最新の図書館が建てられ、客のほとんどがあっちへと移っていったことと、その次の年に起きたの所為で、ここの図書館を訪れる者は誰一人いなかった。
そして私もそのうちの一人だった。...【Lily誕】とある寂れた図書館でのお誕生日会
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「誕生日おめでとう、がっくん」
屈んで俺の頭を優しく撫でながら言うルカ。
何を隠そう今日7月31日は──俺の誕生日なのだ。
ついでに俺についても紹介してやろう。
俺の名前は「がくぽ」。
愛称は「がっくん」で、ここの屋敷の皆に愛される存在だ。
ハハ、この世に誰からも愛されるなんてことはないよ、だって?...【がくぽ誕】たとえこの思いが届かなくても
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目を開けると、僕は見知らぬ場所に立っていた。
上を見上げると紫がかった空には白い星や月がチカチカと光っていた。
それを見ているうちに僕の目もだんだんチカチカしてきた。
僕は見上げるのをやめて目を擦る。
すると、突然何処からか声が聞こえてきた。
「──ようこそいらっしゃいました。ドリームランドへ」
「...ドリームヒーロー
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ねえ、ゲームをしようよ。
そうだなあ、ただゲームをするだけのもつまらないし……
負けたほうが罰ゲームをするのはどう?
*罰ゲーム*
「さあ君の番だ、さっさとしろよ」
得意の営業スマイルを顔に貼り付けながら啖呵を切る39。93は視線を手持ちのカードに落としたまま、
「──ちょっと黙っててください、考...罰ゲーム【自己解釈】
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今、目の前に、自分が会いたくて会いたくて堪らなかった人が、いる。
「メイ、コ……!」
話したいことは山ほどあるのに、口からやっと出てきた言葉は彼女の名前だった。カイトは目尻の奥が熱くなるのを感じた。
「……カイト」
「会いた、かった……! ずっと、ずっと、ずっと……! 会いたかった!」
「……カイ...【カイメイ】a wish of the pure heart,【後半】
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それは「君に会いたい」だった。
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だんだんと蒸し暑くなってきた7月7日。大通りの看板の下には「七夕フェスティバル!」と書かれた横断幕が張られ、家族連れやカップ、または一人寂しく歩く人などでごった返していた。
楽しそうに皆笑顔を浮かべる人々の目には、一体自分達はどう映っているのだろうか。カイト...【カイメイ】a wish of the pure heart,【前半】
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鬱陶しかった梅雨が明け、水色の空にギラギラと太陽が照りつけていた。日光を浴びない体育館にいるにも関わらずおれの額から玉の汗が次々と浮かび上がり半袖の袖口でそれを拭う。しかしそれでも汗は止まらず、ポタポタと床に流れ落ちた。
──何故ならおれらは今バスケットボールをしていて、そのうえ他校と練習試合を...【GUMI誕】結論:こいつらはバカップルだ
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(注)この物語はフィクションです!
≪負け犬至上主義≫
唐突に空を眺めていると、昔のことが蘇ったりしないだろうか。
僕もどうやらその一人らしく、ふと屋上であの日々のことを思い出してしまった。
……「お前そんなキャラじゃないだろ!」とか思った奴……カッターナイフでザクザクされろ。
……ゴホン。
さて、...負け犬至上主義【自己解釈】
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「本当にしょうがないなぁ、A弥は」
口癖のように、オレはよくその言葉を溜息交じりに呟いていた。
──A弥はオレが必要。
ただそれだけのことに、不思議と嬉しくなる。
──そんな、ヒーロー気取りだったオレと、しょうがないA弥が小さい頃のお話。
*
昨日の大雨が嘘みたいなよく晴れた日。
オレは、A弥の家...「負け犬至上主義」が可愛すぎて
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「「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」」
≪Birthday with a......≫
ぱーん! と高い破裂音が部屋中に響き渡り、僕の視界が一瞬「色鮮やか」になる。
そして「色鮮やか」はそれがクラッカーの紐だと気づくのに、僕は数秒かかったのだった。
僕は頭をふるふると横に振って...【カイメイ】Birthday with a......
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えー、ここはウチが書いてみたいなー、とか思っちゃったりしたモノのリストですー
だから、書かないモノもあるよ☆(ぇ
それじゃどぞーまずは《自己解釈》からー
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■Arrest Rose ───── VanaN'Ice/nat...雪りんごの書きたいモノリスト
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今、アタシの目の前で愚痴を言っている女二人のヤバさに、マジで病院に行ったほうがいいんじゃないか、とマジで思ったことが何度かある。
そして、今もそう思っている。
「メイコ姉~、ホントレンがムカつくんだよ~!」
緑髪のツインテをしたネギ娘、ミクが泣くような声でアタシに縋ってきた。
……アタシが何をすれば...【レンきゅんなう!】いちゃみねめ、レンだけ爆発しろ!←【自己解釈】
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これは、どこかの小さな人形の恋の話。
<からくり時計と恋の話>
とある古ぼけた家の一つの部屋に、今は壊れたからくり時計があった。
「壊れてる」といっても、てっぺんの「窓」が開かなくなったということだけだった。
そこ以外のところは全て正常に動いている。
「窓」が開かないということはからくりが作動しない...からくり時計と恋の話【自己解釈】
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「おいコラミク姉、ルカ姉ェ──ッ! お前らにけっとぉうを申し込む!」
昨日降っていた真っ白な雪が今朝には溶けてなくなっていた、よく晴れた昼下がり。
俺は、リンの部屋のドアを蹴破る勢いであけた。(ノックは一応した)
そしてそこにいたのは、口と手足を布で縛られて涙目のリンと、そんなリンを襲おうとしていた...【リンちゃんなう!】リンは俺の嫁。おk?←【二次創作】