タグ「恋人」のついた投稿作品一覧(64)
-
苦くて不味い煙
君のにおいがする
他で吸ってよなんて
喧嘩の度言ったっけ
「わかった」一言
呟いて扉出た背中は
いつもと変わらなかった
本当は傍に居てくれる
ただそれだけで良かった
今はもう満たされない心...せめて君にさよならを伝えたかった。
-
軽口を叩いたりして
弱いアルコールに
酔ったフリなんかして
わざとらしく明かり消した
冷えた指先触れても
握ってはくれないんだね
最低野郎のくせに
こんな意気地無しのこと
なんで好きになったかな
貴方の中で私は...元カレ
-
「おかえり」の声
思わず抱きしめる
驚いた顔と僕と同じ
柔軟剤の匂いに
たまらなく君が
愛おしくなった
ポケットに隠した
光る指輪をね
差し出したなら
どんな風に笑う?...大好きな君へ
-
海を一人眺め
何でか抱え込んだ
「虚しい」波が
攫うのを待っていた
夕陽が沈んだら
暗闇が降りてきて
私さえ見えなくなるかなあ
前を向いて右に倣い
君と会って笑い泣いた
ほんの少しだけ...Sad be she
-
「もうちょっと」を何回
「まだもっと」繰り返して
永遠に成れない今の時間の
最後先延ばしにして
綺麗な景色を見ても
素晴らしいと思えたのは
一番に好きな君と居るからだと
気づいて痛んだだけだった
硝子のように粉々に
砕けて僕の中からも...硝子の恋人
-
可愛らしい花咲いたから
摘んで君の部屋に飾ろう
赤と白と黄の色の
名前も知らないこの花を
斑塗りつぶした
不安ごと消した
いつからだったか
君まで居なくなってた
立ち止まろうとした
時は既に遅くて...ドライフラワー
-
いつもの道
よく二人並んで
手を握って
歩いた道
静かな雪が
肩に降りて
一緒に涙の
雨が降った
どうしてなの
あんなにも...ウソツキ
-
嘘は嫌いと言ったのに
『そばにいる』約束
まもらないなら何故
小指を絡めたの
よく待ち合わせた場所
遅れて小走りの君
「おそいよ」怒ったけど
それでいいよ、来て
手を繋いで歩いた道
つまらない映画をみた部屋...I don't know GOOD BYE
-
あやすような
優しい鼻歌
愛しさを目と
手に込める
朝がきたら
灰になるよう
消えてしまう
それでいい
願ったのに
まだ隣にいたかった...夜明けの幽霊
-
右を向いて左も見て
青になった歩道渡らないで
何を詰めたかもわからない
荷物を肩に振り返った
共に歩いた太陽は
いつの間にか月に代わって
隣にいたはずの君は
いつの間にか灰に変わって
どうしてなんて疑問ってさ
結局受け入れてしまった故...オルフェウス
-
嫌いなんてさ1ミリだってない
なのにどうして口に出るの
馬鹿、嫌い、やだ…って
悲しそうにでも笑って
「素直じゃないよね」なんて
頭を撫でて抱きしめてた
昨日までは
喧嘩しちゃって
珍しく謝ろうなんて
思ってたのに...最後の最愛
-
昨日の笑顔覚えてる
何かおかしくて
違和感が胸に
ひっかかっていた
「またね」どうして
同じ言葉がこないの
着信音に目を覚ます
「別れようか僕ら」
そんな冷たい声さえ
好きなんてバカみたい...RingRing
-
「ごめんね」なんて
辛そうな目をして
笑顔ばかりを見てきたはずなのに
いつからだろう
悲しくさせていたのは
きっとずっと我慢して
待っていてくれてた
猶予はたくさんあって
棄てたのは誰でもない私だ
手紙でならって...綴じた夢の中
-
同じ気持ちで
同じものを待ち
隣で迎えられること
存在しないはずだったことだから
より嬉しかった
渡し慣れていないと
君が不器用にくれた
プレゼントたちは
好きな物ばかりで
いつもいつだって...Brownie
-
何もかもが反対合わせ
好きなもの・思考・性格
異なる形だからこそかな
隙間埋めるように重なる
模様はチグハグだけど
「芸術的だね」なんて
笑えるのなら
痛みも悲しみも
分けるよりも笑顔で
消すことができると...リバーシブル
-
本音どこか照れて臭くて
なかなか口に出せないけど
今日は君に聞いて欲しいんだ
心から溢れるような歌
隣にいて瞳を優しく
見つめてくれること
辛い時背中をそっと
撫でてくれるその手
好きでは足りなくて
愛してるは似合わなくて...流星群の降る夜に
-
そこにただ居るだけで
月のように柔らかな
光と愛情を瞳に込めて
伝えてくれる人
そんな君だから恋を
諦めようとしてた私も
また「好き」と想えたよ
恥ずかしくなったり
怯えてしまって
本音口にできなくても...恋し君。
-
何も考えずにただ
歩いていたら見つけた
幸せな出逢いを
抱きしめるまで
時間はかからなかった
小さなプレゼント
優しい言葉
少しだけ強引なキス
不器用で不慣れだけど
たしかに愛があった...ココロ
-
今日のおやすみも
明日のおはようも
ずっと傍で
聴けたらなんて
ささやかな願い
星に導かれて
近いのに素直になれない
君に届いて
きっと次こそは
伝えるから...ムリよムリよも照れのうち
-
共に進もうか
同じ歩幅で
会話はない
気持ちだけ居て
何が好きだったっけ?
自問に答えでないこと
気付かないふりしてた
好きだよなんて
薄い言葉いらない
なら何が欲しいのって...別れうた
-
おやすみって微笑んで
隣で眠る君の顔みてた
数時間後冷えたベッド
机には綺麗な文字が並んでる
「おはよう 今までありがとう
さよなら 二度と会わないよ」
思い出はまだ煌めいてる
昨日に偽りはなかったはずで
抱きしめた君の輪郭が
胸に隙間を作った...PLEASE
-
「そんな日もあるよね」
見ないふり重なる同じ点
繋げること怖がってでも
黒く確かに濃くなってる
嫌だなは我慢すればいい
「おかしいな」目を閉じ
痛い心は蓋をして
傷口に触れ合った
涙は愛の証って
少女みたいに信じ込む...萎れた恋を摘む
-
「変わらないよ」
そう誓う愛の裏側
自分に言い聞かせるみたい
信じられないよって
突き放したいのにな
甘い目が声が離さない
ずっとだとか一生なんて
安い言葉と知りながら
落ちていくスピード
加速を続ける...アイトミライ
-
何処に隠れてんの
探す姿見当たらないけど
面影に思い出懐かしい匂い
ありふれた恋愛みたいに転がってる
寒いからってじゃれたように
繋いだ手の温もりなんて
子供みたいな触れ合いが今
何よりも欲しいんだ
雨が熱を奪ってく
灰色に染め上げて...雨灰色
-
空気の抜けたボールみたい
〇しただけの破れたカレンダー
明日の献立の食材
冷たい机に君は並ばない
いつからだったろう
同じ家に居るのに
心は三万キロ離れてる
アパートの錆びた階段
上がる足音を愛しく
思えなくなって...please
-
「今すぐに会いたい」
そう滅多にない我儘
「今、行くよ」って
面倒くさがりの君が
来てくれたこと嬉しかった
でも二度と話せなくなるなら
いつもみたいに来なくてよかった
白いだけの部屋
涙は乾かない
頭痛も目眩だって...電子音の贖罪
-
唐突に浮かぶ二文字
電波に乗せて送信
「相応しいのは
彼でしょう」なんて
拒絶よりも辛いのに
忘れられないまま
顔合わせ気まずいのに
何も言い出せずに
なかったように笑う
雪の美しさ...盲信的愛にサヨナラを
-
好きなんて薄氷に
似た言葉にまた騙され
踊るそれは滑稽に
酸素足りないみたい
君の隣は息苦しい
それでも他の誰か
居るなんて嫌だから
独占欲を顔に貼り付けて
威嚇して腕絡める
すぐにすり抜けるけど...ソーダ色の涙
-
今灯った幸福感
君と腕に抱いて
このままずっと
二人は恋人(ふたり)のまま
歩んでいくと
そう信じてた
どんな困難も
暗闇さえも
君という星が
照らし導くから...chocolate cosmos
-
ありがとう愛した人
今日までは恋人だった
明日からは他人になる人
出会うことは必然で
運命の糸を信じていなくても
不思議と惹かれる感覚
結ばれるとわかった
一番近くにいた二人は
当然のように隣合った
笑うタイミングも趣味も...君にサヨナラを