梓音さん

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shion_k18

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イチオシ作品

Alice

「遠い、遠い、笑えない話。 いつか、ぼくが居なくなったなら」 †   †   †   †   †   †   †   †   † 深い深い悲しみの森に落ちたきみは・・・ それでも一人で歩いていかなければならないよ。 ぼくが居なくても、きみは大丈夫。 だから、一人で行くんだぜ? ぼくが居なきゃダメだなんて言わないで。 きみに姿は見えなくても、ぼくはいつでも傍にいる。 泣かないで。 きみの悲しむ顔はもう見たくないから。 †   †   †   †   †   †   †   †   † きみと繋がった手からはきみの柔らかな体温が 冷えたぼくを暖める。 それでもぼくの手はどんどん温度を失って 力もはいらなくなる。 きみの指を握りしめることさえ、困難になる。 とうとうぼくの手はきみの手から離れてしまった。 無機質な枯れた音色の鐘がなる。 まるで、ぼくときみを引き裂くかのように。 その教会の鐘と共にぼくは旅立ち、 きみの泣き声はより一層強くなる。 「いやっ、カイト!置いていかないで、一人にしないでよぉっ!!」 いつまでそうしていたんだろう。 きみは泣きやんでも動こうとしなかった。 いつまでもぼくの傍にいた。 ――――― そこにはもう、ぼくは居ないのに・・・ しばらくして、きみが立ち上がった。 ぼくに背を向け、真っ赤に泣きはらした目で歩き出す。 「大丈夫だよ・・・カイトなんか居なくても・・・一人で・・・っ平気なんだからっ」 せいいっぱいの強がりも、 嘘をつく声も、 絶え絶えに。やがて、震え、消えていく。 †   †   †   †   †   †   †   †   † ずっと、うつむいていた。 まわりなんて見えていない。 だって、関係ないもん。 この世界は、この世界の中心は、わたしとカイト。 カイトが居なくなってどうやって生きろって言うの? ねぇ、カイト。 自分がどれだけ残酷なことをしたかわかってる? この広い世界に一人ぼっち。 そんな寂しいことってないよね。 お願い、戻ってきてよ。 カイトが居なきゃ生き方がわからない。生きていけない。              わたしの影が、わたしの影だけが一つ、 この森にのびて、 いつも隣にあったカイトの影が今はないことに 改めて気づかされる。 必死で強がった自分も、 一度おさまったはずの涙にあっけなく敗けて 再び涙があふれ出した。 二度と恋をすることはないと思ってた。 カイト以外の人を好きになることなんて 絶対に無理だと思ってた。 あの日、貴方を見るまでは―――――――― カイトの傍を離れ、うつむいて、泣きながら 歩き続けているときだった。 ふと、目の前に影がさし、見上げるとそこには古びた洋館。 わたしの前にそびえ立つそれはまるでアンティークのようで、 それでも確かに人の面影はあった。 「誰・・・?そこで何してるの・・・?」 声の主を必死で探して目線が辿りついたのは、 一番端の窓。 世の中のすべてに興味がないように、 わずらわしげに窓枠に手をかけ、ほおづえをついて わたしを見下ろす彼に、わたしは釘付けになった。 †   †   †   †   †   †   †   †   † いつか、ぼくが居なくなったなら。 必ず、必ず、また恋をしてね? それが例え高い崖の上の花でも きみが好きならそれでいい。 「届かないなぁ」 なんてわかっていても。 一人で行くんだぜ。 ずっと一人だね。 歩いていても、独り。 強がることも、嘘つくことも疲れたのかな。 うつむいて、崖の上の花を見ることを忘れたように。 顔を上げて。前を向いて。 いつかは黄金の部屋でまたふたりになれるから。 きみが悲しみの森に落ちたように ぼくも深い森に落ちた。 もう、きみにはつり合わない。 黒く煤けて汚れた果実。 ぼくの旅もそれで終わり。 ただ、それだけの話。 †   †   †   †   †   †   †   †   † 「遠い、遠い、笑えない話。 いつか、ぼくが居なくなったなら」 この話をしたとき、きみは無邪気に笑った。 「やだぁ。それってカイトが死んだらってことでしょう? 縁起でもないよ」 「笑えない話って言ってるのにな」 いつかは来るぼくたちの終わり。 ふたりが同時に居なくなるなんて無理だから。 先に居なくなったのがぼくならその時は ――――――――きみは一人で行くんだぜ。                          fin.

アドバイスをいただいてからどれくらいたったかわかりませんがw
やっとAliceを書き上げることが出来ました
自分なりの解釈です
何書きたいのか自分でもわからなくなってきました←
文句は言わないでくれると嬉しいです。

あるめさん、愁さん、アドバイスありがとうございました。

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投稿日時 : 2010/06/01 09:23

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