しらたきなずな

夕焼けが
闇に飲まれるのが
至極甚だ綺麗で
大変、心ならずとも
死にたいと強く思った
アイシテヤマナイ
たなびく空の
星を数えて
夢を飲み込んだ
無数に輝き放つ塵の様な...

落ちる砂を眺めただ
時の音を刻んでく
閉じた瞳に映るのは
戻らないもの
時を止めた代償まだ
取り返せぬ人よ
揺るがない
願いはただ一つだけ
あぁ
呪いが解けないまま...

されど
僕らは円環の牢獄
犯した罪今噛み締め
たとえ
惨めで滑稽な
末路を辿ったとしても
ただ祈り絶えず
手汚して
先の見えぬ茨道
別に未練はないけど...

痛いほど泣いても
居場所がないから
社会の歯車になれなかったの
何をしてても
ミスが目立って
頑張りたいのに
惨めになる
声が出ない
生きてるだけ迷惑
ご飯も...

海砂利水魚の大行進
とうりゃせの真裏
イカサマ峠　針千本飲ませ
確信犯はいとをかし
騙されたちんどんしゃん
僕らは忘れていたんだ
受け入れたくない現実【コト】を
密に赫く酷に　薄めた嘘に
やるせない　胸焼けがして
叶わない夢に縋り付く...

最終列車があたしと
君との距離を
また引き裂くの
夜に咲く星に願った
解けないように
この糸が
ふわり吐息が
白く染まる日には
君に会いたい
次の休みは...

ねえ聞いて
愛してる　世界一君を
時は止まらない　進むだけ
どんな事が起きても
君と二人なら乗り越えて行ける
そうでしょう？
悲しい時には
魔法をかけるよ隣でずっと
君に次会える日を
指折り数えて...

帰る場所なんて
だって何処にもない
鍵を無くしたの
あなたの心の鉄格子の
嫉妬や嫌味バレットでほら
撃ち抜いて
眠りに着きなさい
全部全部燃きつくして
小さな見栄だった
戯言が引火して...