擦り切れた靴 草原(くさはら)を踏む
古い剣(つるぎ)と 銀時計手に
巡り会う陽と 月を数えて
終わりなき道 あてどなく往く

焼けた地図 示すのは今は亡き国
蒼の天(そら) 鳥の舞う最果ての

彼方に消えた あの想いの欠片を
拾い集めて 彼の地に葬ろう
故郷と共に 喪われた唄は
この心には まだ刻まれている

霞む地平に 響けノスタルジア


乾いた大地 枯れ草は揺れ
時計の針は 久しく止まる
沈みゆく陽に 月が紅らみ
果て無き荒野 さ迷える日々

色あせて 消えかけた手紙の文字を
朱(あけ)の灯が 輪郭をとらえて

彼方を目指す この旅路の果てに
還るものなど ないと知りても
唄を紡げば 地図から消えさった
あの国の名を まだ忘れはしない
 
沈む地平に 謳えノスタルジア


彼方に眠る 懐かしき街に
いつか必ず 帰りつくだろう
孤独を連れて 遥かなる大地に
唄を標して まだ歩き続ける

霞む地平に 刻めノスタルジア
朽ちた故郷に 捧げるレクイエム

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Orizzonte -オリゾンテ-

前にコラボのお題で書いた「剣の悪魔」から、邪気眼成分を抜いたらなんだか別物になりました。亡国を目指して旅をする剣士の唄。

ボカロタグはやめようかしらとかいいつつ、またも兄さんタグです。
一応、途中までは自分で曲を作ろうと頑張ってみてはいたので。(また挫折ですよ、この人は)

お引取りくださる楽師さまがいらっしゃいましたら、ぜひ。orz

閲覧数:566

投稿日:2009/12/08 13:41:20

文字数:432文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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