人の心を見透かすように話すレイムさん。
ミクさんは、少々面食らいながらも、思わず話にのめり込んで行った。
「事件が起こりそう、って...。いま、どんな感じなんですか」
問いかけるレイムさんに、説明するミクさん。
以前から、“勝手にしゃべりだす”とか、不思議なうわさがあった人形、“はっちゅーね”。
今回も、勝手に話し出して、しかもその妙な感じが...
「嫌な予感がするんです」
ミクさんは、おずおずと言った。
「そして、ふとここの“ニコビレ”の方々の事、思い出したんです」
2人の顔を見つけて続ける。
●そんな“変”な会社なの?
「あの、いつか、言われたんです。“月光企画”のことで、気になることがあったら、ここの人に聞くといいよ、って」
「誰に?」
問う紙魚子さんに、ミクさんは答えた。
「その、コヨミさんに、です」
「そう。コヨミさんにね。うん。そのアドバイスは、間違ってないと思うわ」
張り切るように、答えたのはレイムさんだ。
「月光企画。恐ろしくて、忌まわしい奴ら」
そう言い放つ彼女に、ミクさんはとまどった。
「あの...。あの会社って、そんな“変”な会社なの?」
「忌まわしい、ってのはちょっと言い過ぎよ。レイムちゃん」
いさめるように、苦笑いしながら紙魚子さんが、口をはさむ。
「あんたは、ヒドイ目にあってるからね、あそこに」
●すごい存在がいるの
レイムさんは、ちょっと落ち着いて、そしてまた続けた。
「ミクさん。あの会社と、仕事の話をされたんでしょう」
「ええ」
「その時、誰と会われたのかな?」
彼女は答えた。
「月光企画の社長の、オサカモトさんという、女性に」
「他には?」
「商品担当の、ベニスズメさんという女性、かな」
「それだけ?」
「ええ、たしか」
レイムさんは、ニヤッとして、人差し指を立てた。
「そのうしろに、いるのよ」
「うしろに?誰が?」
「ツクヨミさん、っていう、すごい存在がいるの」(-""-;)
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