綿菓子雲、青い空に溶けていく
静かにはしゃぐ風鈴が
夏の終わりを突きつけていた

時間を置き去りにして
秘密を挨拶代わりに作る
君の笑顔がサイダーのように弾けた

蝉時雨、いつの間にか鳴り止んで
目を覚ます時が来たという
僕はもう少しだけ子供でいたくて
夏の最後の日を忘れたという
自分を上手く騙せなくて
鬱陶しいあの季節の音を
性懲りもなく探してる


幻の八月、秋風にさらわれていく
小さな翼の親鳥が
幼年期の終わりを確かめていた

時間に追いつかれて
約束がここにはなかった
君の笑顔は造花のように美しく

蝉時雨、いつの間にか鳴り止んで
目を覚ます時が来たという
君はもう少し早く大人になりたくて
夏の最初の日を忘れたという
他人を上手く騙して
鬱陶しいあの季節より眩しいもの
性懲りもなく探している


蝉時雨、いつの間にか鳴り止んで
目を覚ます時が来たというけれど
素顔はいつまでも変わらなくて
夏のあの日を忘れらないという
簡単な感情に騙されて
鬱陶しいあの季節の全てを
懲りもせずにまた巡ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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蝉時雨

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投稿日:2022/05/28 19:37:26

文字数:455文字

カテゴリ:歌詞

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