『私は紅いリンゴを落とした』
A)落としました 落としました
誰も拾ってくれません
紅(あか)いリンゴ 紅(あか)いリンゴ
飢え死にしそうでも食べない
泣き虫だね 泣き虫だね
誰も笑いかけてくれない
怖いのです 怖いのです
目の前にあるその果実
B)それは何?って 習ったでしょう
答えはすぐに分かるけれど
これは何?って 疑ってる
嫌だ嫌だと 泣き叫ぶ
sabi)その手を引いてくださいなって 頼まなければいけない程に
私を助けてくださいって
森はざわめいているのずっと
A)零(こぼ)れました 零(こぼ)れました
誰も気にかけていません
紅いリンゴ 紅いリンゴ
見向きもせずに人は行く
弱虫だね 弱虫だね
誰もが怖く見えるんだ
紅いのです 紅いのです
目の前にあるその果実
B)それは何?って 知ってるでしょう
答えはすでに 出ているけど
これは何?って 疑ってる
嘘だ嘘だと 泣き叫ぶ
sabi)この手を引いてくださいなって 頼まなければいけない程に
私は壊れてしまいました
森は枯れ果てているのきっと
C)甘い 甘い 夢を見ていた
酸っぱい 酸っぱい 刺激が走る
どうも美味しくない「血の味」がする
sabi)この手を引いてくださいなって 頼まなければいけない程に
私は壊れてしまいました
森は枯れ果てているの きっと
私は壊れてしまいました
紅い果実を落として 行く
私は紅いリンゴを落とした【作曲者募集中】
紅いリンゴ、紅いリンゴ、飢え死にしそうでも食べない。
今回は、何かおとぎ話ホラーを書きたかったのですが、ただの紅い話になっちゃいましたね。
ホラーでもなかった気がします。
これは、紅いリンゴを落とした少女の話。
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