【あめいろセカイの僕】
*1*
ぽつ ぽつ 水が降る
誰かが涙と言ってたよ
僕はそれを聞いてたよ
悲しいの?辛いの?
僕にそれは分からない
誰か僕に教えてよ
カラフル傘が舞う世界
僕らはそれを見降ろすの
僕はそこに行けないの。
硝子越し冷たさが
ほんの少し伝わるよ
切ないよ。
雨が降る。
天が泣く。
*2*
ぽつ ぽつ 雨は降る
キャンディー頬張った
ちょっぴりだけ塩の味
さようなら、さよなら
皆どこか行っちゃった
僕の君のお友達
ぴちゃぴちゃ靴を鳴らしては
誰かを待った暗い午後
君を待っていたのにな。
跳ねた水冷たいよ
水溜りが歪むんだ
切ないな。
*
お星様が見えたなら
僕はお祈りするのにな
お天道様が覗いたら
世界に光が満ちるのに。
でも僕は知ってるよ
僕が去れば彼が来る
太陽の花は匂いだす
光の蟲が映し出す
暖かな季節を。
僕の去った季節を。
レインコート畳んだら
僕を置いて行って
君は笑っていて。
あめの花が咲いた頃
また逢おうね。
[曲募集:あめいろセカイの僕。]
作曲して下さる方、いらっしゃいましたら宜しくお願いいたします…!!
こう雨が降り続くと、雨の歌詞ばっかり思いつくものですねぇ…
雨でもハッピーエンドみたいな歌詞はありふれてしまうのが難点。
「僕」にとっては何も解決していないけれど、
「君」が良いなら、まぁそれも良いかなぁ、みたいな。
小説だったら主人公失格です。
物語としても失格です。
実際の所、流れはあっても「変化」がないですからね…;
自分たちが体感している季節と、それに交差してあるそれぞれの季節だけの世界があったりするんじゃないかな…
という感じで、
ずっと雨ばかりの世界に住む子(僕)。
一年に一カ月程度交差する梅雨のみ、現代と関わりを持てる。
けどそれでもまた別れがくる。
みたいな感じですかね^^;
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