窓の隙間から漏れ出てくる
祭り囃子を耳にして微笑んだ
色とりどりの出店やお菓子
ベッドの上での想像でも心が躍る

寂しくないのとあなたは問う
私は少し唸って考えて呟く
「あの光の中にいる子どもたちが
楽しんでいるなら、それは素敵じゃない」

すっくと立ち上がって部屋を出る
呆気にとられた私はまた窓を見る
焦げたソースや熱い飴の匂いも
パジャマの私を胸躍らせる

程なく帰ってきたあなたは
両手に抱えきれないほどの荷物
想像するだけだった宝石が
今目の前に大きく広げられる

「今日だけ、君も光の中の子どもだ」
そう言って濃い味の食べ物をたくさん
光ったり回ったりする玩具もクルクル
こんなに笑ったこと覚えてないくらい



食べきれない分を食べるあなたを見て
お腹を壊さないようにって言ったら
「そしたら君の隣のベッドに入るかな」って
そしたら誰がお見舞いに来てくれるの!

祭りの後の寂しさでしおれる私を
手を握りながらずっと無言で励ます
最後の花火達が光の粒を咲かせる頃
世界が止まって消えても良いと思っていた



次は3人で来たいね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

横たわる郷愁

これもう歌詞じゃ無いな…(苦笑
でも曲募集ですw これ歌に出来る人はすごいなぁ(を

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投稿日:2021/04/01 22:38:11

文字数:471文字

カテゴリ:歌詞

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