固く結んだユメがほどけて消えて
背伸びだけじゃ足りないセカイに泣いた
想い出 繋ぎ留めておきたくて、僕は

小さな両手にハサミを握りしめて
色に溢れた景色を切り取って
また真っ白なカンバスへと

花を描くよう ツギハギ貼り付けて
そのたび 涙と傷痕 作っちゃってさ
絆創膏と ずっと 指きり

いつでもそう、ぼくたちのユメは不器用で
見えているはずの痛みに 蓋をする

”たった一つ”を 何度も願い続けては
日々の空白、想い重ね それでも
この手の中で薄れる記憶、ヒトカケラ
傷だらけの指を隠す臆病
笑って

小さな視界をセカイに括り付けて
もろい基準で何でも図ろうとした
青いばかりの季節

溶けた輪郭 描かれていたのは誰?
そうして軌跡も 容易く剥がしてくんだ
絆創膏を失くしたように

いつからそう、”ぼくたち”は”僕”に変わって
ありもしない怪我さえ 取り繕って

薄れていくの?

ああ 君の肩に差し込んだ
夕日の音さえ忘れて
夜まで ただ 見送った
拙く 鋭い刃先で
僕は誰を守り 誰を傷つけるのだろう

眩しい時間を集めて 刹那 過ぎた空白へと
微熱を 灯して

たった一つを
拙く 鋭い刃先と 小さな視界で
また守って行くのさ ここから
焼けた景色の果てに見た
かすかなヒカリを
傷だらけの指で描く この瞬間
みていて 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【コラボ】 コラージュ 【曲つきました!】

ペコロさんの新曲に歌詞を書かせて頂きました。

力強さと儚さとを併せ持つ素敵な楽曲です…!
デモを聴いたときに感じた印象を大事に、テーマを踏まえて作詞致しました。
素敵な曲に負けてないといいなっ

動画:http://www.nicovideo.jp/watch/sm18950995

閲覧数:814

投稿日:2012/09/23 03:21:42

文字数:568文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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