世界に腹を立てているんじゃなくて
理不尽な大人たちに腹を立てているんだ

他人を憎んでいるんじゃなくて
何も出来やしない僕を憎んでいるんだ

「いつでも相談していいからね」
なんてありがたいことを言ってくれる他人（ひと）も居る
「一人で悩まなくていいんだよ」
なんて言ってくれる他人（ひと）も居る
「素直にそう出来たらこんなに悩まないよ」
なんて思ってる僕と
「どうせ僕の居ないところで笑ってるんだよ」
って怖がっている僕が居る

人間ってめんどくさいね
思っているだけでは誰も助けてくれないんだもん
だけど『そんなことない』って嘘でも良いから言って欲しいなんて思う僕は
可笑しいですか？
「苦しい時や悲しい時なんてだれにでもあるよ」
なんてそんなのいくら馬鹿な僕でも分かってるよ

誰かが話しているのを見ると
「僕の悪口を言ってるんだろなー」
なんて思う自分が嫌いだ
だから頑張って僕自身を好きになるために
努力してるのに空ぶって周りの他人（ひと）達に笑われて
もっと自分が嫌いになる
「何で生きてるんだろう」「何で今生きてなきゃいけないんだろう」
毎日考えて答えを探す

人間ってめんどくさいね
綺麗事だけ並べてる人がいて
無意識のうちに誰かを傷つけて
死にたい人が生きて
生きたい人が死んでゆく
《人生》なんていう道はまだまだ先まで続いていて
私をほっといてくれない

「僕は必要無いんだ」
不意に言ったこの言葉
僕が言ったのになぜか涙が出てきたそんな時君が
「死にたいくらい苦しんでるのに生きろなんて言わない。
言えないよそんな無責任な事。
でも君が死んだら苦しむ人は必ずいる。
ここに居る、君の周りに沢山いる。
自分が1人とは思わないで」なんて言ったんだ

ああ、まだ居たんだまるで僕の心を見透かしているように僕が言って欲しかった言葉を
泣きながら言ってくれる人が

考えてみてよ
人間って単純なんだ
意外と繊細ですぐに傷付く
なのに傷付いたことは忘れられなくて意地張って
一人で悩んで、もがいて、苦しんで
一人で泣いて、心を痛めている
だけどいつか君に寄り添ってくれる人たちがいる
その日がいつ来るか分からない
でももう少し生きてみようと僕は思えたんだ

「もう少しだけ、生きてみよう」と