8月31日。夏の一番最後の日。そしてーー・・・
ある一組の恋人たちの初デートの日でもある。
今日は、偶然か必然か夏祭りがある。
そのカップルたちのデートが大成功となるために、今ここにあたし、リンは誓う。
今回のデート、絶対上手くいくようにあたしはーー・・・
カイトと2人で見守ります!!(・・・あれ、レンは・・・?)

「・・・よし、行くか。」
午後6時ジャスト。俺は、ソファから立ち上がッた。
今回の服装は、黒いTシャツにジーンズという非常にラフな格好をしており、首もとにはトレードマークのマフラーをゆるく巻いている。
「・・・・なんか、普段の格好だな。・・・まあ、いっか」
リンからも、男は私服なら普段着だしデートの時でも普段着だよと言われた。その理由を聞くとこう言われた。
「デートの時、いつもと違う格好だと女の子は緊張するもんだよっ」
と。なんだか、筋が通っていて納得しやすかった。
俺は、考えるのをやめてミクの部屋へ行って、ドアをノックする。
コンコン
「・・・ミク?そろそろ時間だから、行こうぜ・・・」
俺は出てきたミクを見て、声がだんだん出なくなっていくのが分かった。
「・・・どうしたの・・・アカイト・・・」
ミクは浴衣を着ていて、恥ずかしいのか顔を赤くさせていた。そして、俺を上目遣いで見上げて言われた日にゃぁ・・・。
俺、萌え死んじゃうって!!マジでっ!
「・・・・・むぅ、返事してよねぇ・・・」
ちょっと不機嫌なミクも可愛いなぁと思いながらも、俺は苦笑しながら
「わりぃわりぃ。・・・でも、可愛いぜ?その浴衣」
俺はピンクの花が散りばめられた、濃いピンクを基調とした浴衣を見て言う。
「・・・・え、そ、そうかな・・・。この浴衣、リンちゃんと2時間ぐらい迷って迷いまくって、選んだから・・・そう言われると・・・・正直嬉しい」
ミクの笑顔を見ながら、あとで抱きしめようとかなんとかちょっと悪いことを考えながら、改めて言った。
「・・・じゃ、行くか、ミク」
「・・・うん」
俺が差し出した手をミクはそっと恥ずかしそうに握った。
俺らのデート・・・初デートは、そんな風に幕を開けたーー・・・

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日常的環和 18話 初デート夏祭り大作戦!!その1

8月31日とか書いてあるけどそこはあえて何も言わないよーにっ!
今回の話は夏祭りということでアカイトとミクに出てきてもらいました♪そうです、カイミクならぬアカミクですっ!ここテストに出るよー(←
ともかくこの2人を見守っていただければ幸いですっ!(ちゃんとカイトとリンちゃんも出てきます!多分)

閲覧数:238

投稿日:2009/08/01 10:24:08

文字数:902文字

カテゴリ:小説

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