暮れ行く空に 誰とも知らぬ
「君」を想い 三日月なぞる
響く声は 仄かに掠れ
「るるり」と歌う 緑が跳ねる
ゆらり、ゆらり 空色深く
蜃気楼 幻の花
藍色纏う 星の姫神
きらめく裾を 鳴らして歩く
さあお休み 誰とも知らぬ
遠い空の 下に居る君へ
明け行く空に 誰とも知らぬ
「君」のために 花を手折る
囁く声は 小さくふるえ
「くるる」と歌う 白羽が開く
ゆらり、ゆらり 空色薄く
蜃気楼 幻の都
薄紅纏う 太陽の女神
さざめく衣 翻し渡る
さあ目覚めて 誰とも知らぬ
遠い君の 笑顔を見せて
記憶の空に 誰とも知らぬ
「君」の影を うつして踊る
歌う声は 遠く遠く
「君」のもとに 届くといいな
僕はここで 待っているから
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想