初雪落ちる、白く染まる息
吹いた空っ風が身体に染みる
「寒い?」と問うキミの言葉に
小さく首振って「大丈夫」そう答えた

A`
車椅子押す手に触れたキミの
小さな手のひら、温かさに僕は
思わず涙、零れて落ちる
心配そうなキミに向かって言うんだ


「春になったらここを二人で並んで歩こう」
キミは困ったように微笑む。
でもそれは絶対に叶わない。僕もキミも
解っているんだ


ネガイゴト一つ叶うのなら
キミともう一度並んで歩きたい
この願いただ一つ叶うなら
奇跡なんていらないから
もう一度笑顔見せてほしいよ


キミの好きだった花達に囲まれて
見送られるキミを前に僕は
最後に送られた小さな手紙を
そっと封を切った


「キミとの日々は、私にとって
何物にも代えがたい宝物だった」
「キミの前には、私はもういないけど
心の中にずっと――」

I will think of you. 冬に散る華
紫が空へ咲き舞う想い
キュッと心の中で握りしめて
涙乗り越えて、前へ歩き出そう

C`
キミの願い、僕の想い
前へ進んで、重なり奏でる
次の春になったらもう一度
キミの前で、僕の音奏でるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アスター

ひっさびさの完全オリジナル。

モチベが若干下がっていましたが、思い切って書き上げました!

閲覧数:556

投稿日:2018/10/26 20:50:47

文字数:499文字

カテゴリ:歌詞

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