第四十九話 こんなことしてほしくなかったのに
「おりんさん……そこに倒れているのは……おとて、さん……ですよね……?」
「わからない。だって、私が守りたいって思ったら、おとてさん、紅い髪になって……血を……吐いて……」
どうして?
おりんさんは、人間だ。
どうして?
どうしてこんな、こんな――こんなことしてほしくなかったのに―――。
だから戻ってきたのに。
今度こそ守りたくて。
あの人みたいに、失いたくなくて。
でも、僕はいつも、守れない。
俺が守りたいものは、守らせてくれない。
守られてばっかりで。
そのせいで傷つけて。
「ねえ……れん……。私は本当に、人間じゃないのねえ……。だから……おとてさんを……こんな……」
「おりんさんさっき言いましたよね? 守りたいって思ったらって。一体――誰を――?」
そう訊くと、抱きかかえていた私の友人を地面に座らせた。
気を失っているのだろうか。
ぐみに一体なにがあったのだろう、あんなに強い、ぐみに――。
「あなたを」
「え?」
微かに聞こえた、声。
その刹那、おりんさんは私のもとへ駆けてきた。
私の胸に手を当て、背伸びをした。
そして彼女の唇が、私のそれに少しだけ触れた。
「守りたかった……。ひどく脆いから……」
きゅっと、優しく私を抱きしめた。
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ご意見・ご感想
ハル
ご意見・ご感想
あらまあおりんちゃんったら~きs((かわいいよかわいい
ぐ・・ぐみ・・・ちゃん・・・?
てか昨日卒業式でした←(卒業してやったぜ!あの学校とはおさらばだあああ)
2013/03/26 22:00:59
イズミ草
かわいいことしますよ、このシリアスの中で……www
ぐみ……
大丈夫かなあ?
死んではないけど……
やっぱり卒業式ってそうなるんですねww
私の時も「あばよ!!」って感じでおさらばでしたからねえ……www
2013/03/26 22:37:56
しるる
ご意見・ご感想
リンちゃんがかわゆいよ~w
てか、グミちゃんはどうしたの~
さ、目指せ100話w←
2013/03/26 20:02:38
イズミ草
ど……どうしたのでしょうねーあはあはー……あは……
すみません、全然考えてないです……。
100話……Σ°Д°)
が……頑張ってみましょうか……?
どうしましょうか??ww
2013/03/26 20:26:23