君を想う夜の淵で
優しい夢を見る

赤い糸がほどけなくて
それでも良いか、なんて

響き渡る胸の鼓動
生きてる僕がいる

渦の中で抜け出せない
もう君の虜だね

ただ、ただこの刹那
手離せないよ

燃える今、この息吹き
二人だけの生命(いのち)に

明かり消した
真夜中をそっと濡らして

重なった世界
遠くに見た

夢の中で
君と眠ったあの刹那

小さな言葉が
目覚めた

走り抜けた夜の果てに
乾いた街を見る

青い影が連なってる
月明かり照らす道

染み込んでく胸の吐息
生きてる君がいる

海の中で溺れている
二人きり迷子だね

ただ、ただこの景色
見離せないよ

溶ける今、この英気
二人だけの間に

飾り付けた
真夜中は何か求めて

消えていく世界
手繰りよせた

爪の先に
零れた涙は綺麗だ

煌めく音の葉
微睡む

まだ、まだこの気持ち
動かせないよ

終える今、この夜を
二人きり駆け抜ける

剥がれ落ちた
真夜中は君の足元

絡み合う世界
混ざり合った

胸に響く
儚さに君を感じた

夜明けが来るまで
このまま